両建て派vs損切り派(2)

このエントリーをはてなブックマークに追加
347Trader@Live!
長期スワップ派の両建て活用術

☆基本的にクロス円、特にドル円で有効と思われる方法を考えてみた。

まず基本ロングである。2〜5倍ぐらいで普通のスワップ派のように安いと思われる
ところでポジを買い増していく。ドルコスト法のように1000通貨単位で一定に買い増
ししてもいいかもしれない。

ここまでは普通のスワップ派の手法である。プラススワップ方向にトレンドが続けば
いいが、スワップ派の不安要素は金利差の消滅とトレンドの終焉、年に数回あるナ
イアガラである。

金利差はしばらく円金利の切り上げは先と思われるし、トレンドも今のところ金利差
がある限り続く思われる。これらの問題は経済の影響もあり緩やかにシフトしていく
為、そのときに考えればよい。問題はナイアガラである。

大概は短時間で値が上がりすぎたときに、何かのきっかけで信用不安が起こり資
金を回収されるために暴落する。原因は大体アメリカ人である。

そのナイアガラを両建てでポジを守り、あわよくば差益を取りにいこうというもので
ある。
348Trader@Live!:2007/10/28(日) 13:52:20.30 ID:NCUHvI+Y
☆この方法で必要な条件は
■ある程度まとまった金が必要である
■持っているポジが長い眼で見て安値圏である事。ドルコスト法であれば平均値が
低ければよい。また、長期間持てるポジ(10年でも20年でも)であれば高くても何とかなる。
■暴落が始まる時期を見極める技術が必要である。もっと言えば天井と底を見極め
ることが望ましい。

上記の条件のもとに天井でショートして底で利食いして差益を取る。これは株式の
ツナギ売りという技術である。株式を経営権の取得という目的で保有している企業
などが、株価の下落を判っているときに、資産価値の目減りさせない為のヘッジと
その差益を得ることで購入単価を下げるメリットがある。

こう見ると”底と天井が判ればそこで利食いしてドテンすればいいだろう”とか、”個
人で売れない理由なんてそうそう無いのだから意味を見出せない”、”両建てはトレ
ードの作業を複雑にするし、もし失敗して底ショートなんかしたらどうにも出来なく
なる”など反論したくなる理由が出てくる。
349Trader@Live!:2007/10/28(日) 13:53:16.45 ID:NCUHvI+Y
☆とりあえず上記のツナギ売りをやる理由とメリットがあると思う理屈は
■長期投資で手間をかけずスワップトレードしたい
■円高になりすぎると日本経済に悪影響が出るので政府が為替介入をおこなって
くれると思われる。とりあえずはドル円は100円前後には維持してくれると思う。もし
それ以上円高が進むようであるなら、日本国の危機でFXのポジどころではないw
■採用する通貨はドル円が一番候補として魅力がある。なぜならば、この通貨の影
響が日本経済に一番影響しているからである。基本的に政府は介入をしない自由
市場が原則だが、ドル円に関しては行き過ぎる円高に対して介入する。ある意味”
管理された通貨”である。
■基本的にロング(プラススワップ)は損きりはしない。ずっと買い増していく
。低レバで長期投資であるため、チャートも日足以上のチャートをチェックするだけ。
長時間モニターの前でトレードに縛られることもない。
■ロングポジを利食いをしないので税金を抑えることが出来る。また、利食いして立
て直しても結果は同じであるが、建値の位置が低いままなので値幅が広ければ広
いほど心理的に楽である。
■そのうちかなりの円安が来ればヘッジをしなくてもほったらかしに出来る。
350Trader@Live!:2007/10/28(日) 13:54:03.54 ID:NCUHvI+Y
☆このトレードの要点と注意点
■トレードで必ずチェックしなければならないのは、暴落の天井とサポートする底、
買い増しする値段である。特に注意は暴落する天井である。過去の暴落値段、レジ
スタンスを確認してショートのタイミングを計ること。
■ツナギ売りで底値圏での利食いが怖かったらヘッジのみでも良い。あくまでメイン
は長期スワップ投資である。
■ヘッジの場合のショートは、スワップロングポジに益が出ているところで行ないたい。
それはヘッジが外しやすいからである。
■ショートに関しては必ず逆指値を入れる。もし失敗したら、損切りも必ずやること。
これは必要経費と思われる。天井ロング底ショートは厳禁。
■この方法のキモは、すさまじい円高に対しては日本政府が介入することを信頼す
ることで成り立っている方法である。根拠無く、”長期的に値は戻す”とか言っている人
がいるが危険な発想である。
■一度決めた目的、売買のテーマ、ルールを必ず守ること。これはどんなトレードをやる
にしても遵守すべきことである。低レバスワップトレードと決めたからにはそれを守る。ナイ
アガラの底を見極められないと思ったのであれば、無理をせずロングポジに益が出るまで
ヘッジに徹する。
■このトレード法は長期投資になる為、信用度の高い口座が好ましい。また、両建ての場合
は証拠金が1枚ですむ所だと尚良い。
351Trader@Live!:2007/10/28(日) 13:54:27.93 ID:NCUHvI+Y
☆少し不安な点
■今言われているアメリカのドル利下げ観測
■ジムロジャースのドル安発言
352Trader@Live!:2007/10/28(日) 13:54:55.13 ID:NCUHvI+Y
☆改良の余地は?その他雑記
■ドル円以外だと何が対象になるか。この場合はある程度市場規模が大きく、信頼性のある
通貨が良い。(ランド円などは金利が高く人気があるが、過去に30円から6円くらいまで暴落
している。また不安定な国である。通貨自体なくなる可能性も)
■複数の通貨に分散したほうが良いのか?その場合ショートする通貨は?
単品通貨のほうが管理しやすいのでは?
■もし仮にユーロやポンドなどを対象にした場合、どこが介入の限界点とするか?基準とし
てドル円が100円前後になった時期を参考にするか?
■両建てによるヘッジがうまくいけば通常のスワップ派よりレバを高くできるかもしれない。どこら
辺までいけるか検討の余地がありそうだ。
■もしツナギ売りを失敗して底ショートしてしまった場合、ロングポジとショートポジの間のスプ
レッド分以外は相殺できるし、両建てで損失が固定され、検討する時間を稼げる。(相殺はされる
のは今までロングポジで稼いできた利益だが・・・)通貨ペアの種類では助かる見込みのあるもの
と無いものもありそうだ。ドル円なら120円〜100円の間であれば助かる可能性もある。しかしポン
円ユーロ円などは、4〜5年前までは200円なんて高すぎる、130円なんて高すぎる、と言われ、近
いうちにいずれ暴落するだろうと言われていた。そんな時にショートしてしまったら・・・今現在、そう
ならないとは誰もいえない。
■ナイアガラが起きたときはロングポジを仕込み時。底がわかればそこで買えばいいが、判らない
ときはナンピン(というより買い下がりか)でポジを増やすのが現実的になるのだろうか?これはショ
ートの時にも言えるかも知れない。
これは自分が感じた両建@ポン円さんのやり方っぽいのかなぁという気がしてきた。両建@ポン円
さんはロングポジを利食いするのだろうか?