円高?円安?part2844♪相場長者のお婆さんの話
相場長者のお婆さんの話
北海道の旭川に相場の上手なお婆さんが30年程前まで生きていたそうです。
手がける銘柄は、小豆、乾繭、生糸、毛糸、大手亡だけと決まっていたようです。
毛糸だの大手亡だのというところに30年前というのがよく窺えます。
営業マンでも余程古い人でなければ、もうこの頃の話はしらないみたいです。
そのお婆さんは、北海道だからといって、毎年5月には豆の状況を身に道内旅行、などということは一切しなかったそうです。
小間物屋をやる傍ら、人知れず相場を張っていまして、ごく身近な営業マンや知り合いしかそのことは知らなかったようです。
そして80を過ぎて寝込むようになってから、ある日、3人程相場の世界の知リ合いを家に呼ぴ、伝えておきたい相場の秘伝があるから、というのです。
この秘伝で私は、40年に亙る相場人生で、かれこれ2億は稼いだ、と言われ、集まった3人は、一体如何なる秘伝か、と固唾を飲んだ訳です。
そして、おもむろに取り出された手帳の中身をお婆さんが説明すると、全員狐に摘まれたような表情になってしまったそうです。
何故かというと、その皆さんにお伝えしたいという秘伝とかが、全く単なる10日1移動平均を元にしたクロスオーバー法だったのです。(平均線うわ抜けば買い、下抜けば売リ)。
鉛筆を嘗めなめ何冊もの手帳にピッシリ書き連ねられている数字は紛れもなくお得意5銘柄の移動平均値だったのです・…。
全くこの話には筆者も言葉を失ってしまいます。誠に深みのある皮肉というか、真の含蓄があるというか…。
本当の相場の極意というものはこんな所にあるのかも知れません。とにかくただ性急に「移動平均だけで2億なんて、そんなの嘘に決まっている!」と決めつけるのだけは、間違いだと思います。
相場の動きさえ大きければ、ただひとつの機械的売買でやるのが実際一番良いのです。
まして当時の乾繭だの小豆なら知る人ぞしる、ですから。
お婆さんが鉛箪を嘗め嘗め書き連ねた移動平均値・…。
これを常に忘れずに、今自分のしている事が、この移動平均値こ勝るものか、劣るものか、そういう尺度を頭の中に入れておくことが、重要なのではないでしょうか。
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