今日の上海のご機嫌を伺うスレ

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23Trader@Live!
崩れた中国株安と円キャリー解消円高のジンクス

上海株の下落と円キャリー解消円高の相関ジンクスが希薄化しつつある。これまでは、
新興市場の象徴である中国株が上昇すれば海外投機筋のリスク許容度が拡大、円キャリ
ー取引再開となって円安がイメージされ、中国株が急落すると投機筋のリスク許容度が
低下、円キャリー解消円高がイメージされ、実際、為替市場も上海株下落が円高となっ
て反応する傾向にあった。

ところが、4日の中国上海総合指数が、前週末比330.34ポイント安の3670.4とほぼ全
面安となったが、円高ではなくむしろ円安に振れた。しかも、4日の上海株の下げ幅は、
印紙税率の引き上げを嫌気して急落した前週5月30日の281ポイント安を上回る過去
最大であり、下落率では世界同時株安の発端となった2月27日の8.8%に次ぐ今年2番
目である。にも拘わらず、円高が限られたばかりか、むしろ外貨投信の設定を睨み午後
には122円台乗せと円安が進み、これまでの上海株下落と円高の相関ジンクスがひとま
ず終息した可能性がある。