( ><)したいよ
2 :
Trader@Live!:2007/05/25(金) 19:53:52.67 ID:vIwnNFM5
( ><)したいよ
( ><)したいよ
( ><)したいよ
5/30のポン円
3月の後半から2ヶ月以上にもわたる一方的な上昇基調。
結果論になるが「長いタイムスケールの移動平均線には逆らうな」ということである。
もっとも、ここで242を天井として週足ベースで続落し出すと
週足のMACDがライン・ヒストグラムともに弱気の乖離を形成することになるので、
Lを狙う場合はストップを浅めに入れての短期勝負か、
あるいは週足タイムスケールでの押し目待ちの方が分がいいかもしれない。
時間足ベースでは242にストップを入れてSしたくなる局面。
日足MACDでも弱気の乖離が発生しているので現時点での狙いとしては妥当な線。
ただし週足で下降トレンドが見られたわけではないので、
ここから下攻めして237を割り込めずに反発してきたらさっくり手仕舞い、
週足タイムスケールでのレンジ〜上昇を想定して236にストップを置いてのLに切り替え。
続いてリアルポジ。現在の保有ポジはドル円119.4Lのみ。
ストップオーダーそのものは116.4に置いてあるが、
心のストップは第1段が121、第2段が119.4。
第1段121を割り込んだら「手仕舞い注意指令」が発動し、
ストップオーダーを第2段119.4まで引き上げる。
そこから一気に落ちてきた場合はそのまま119.4で手仕舞い。
一旦反発してきた場合は日足と4時間足を見ながらストップを順次引き上げていく。
( ><)したいよ
結局2月から3月にかけての戦績は2勝15敗と惨憺たるものだったわけで、
2ヶ月ほどFXを休んでいたのは、公私で忙しくなったことやPCの不調という理由も確かにあったが、
それ以上に「結果が悪いから一休みしてトレードを見直し」という意味合いの方が大きい。
そうやって一旦ポジを全部解消して少し時間を置き、
負け続きの原因を探ってみた結果分かったこととその対応策。
1.損切りルール自体は全く問題なし。ルールの適用も適正だった。
ポン円S、ユロドルS、ドルカナL、ユロスイSなど、もし損切りをしないでそのままホールドしていれば、
最低でも数百pips、ドルカナに至っては1000pips近くもの含み損を抱える羽目に陥っていた。
2.ポジションサイジングも問題なし。
ディフェンシブなポジションサイジングを徹底したおかげで、負け続けにも関わらず
税金や経費を差し引いてもまだ一応初期資金からはプラスの状態を保っていられる。
3.ややポジポジ病にかかっていた。
資金管理の観点からは問題なかったが、トレードを実行する際の精神的負担という点では
一度に7つも8つもペアを追うのはやはり無理があった。また、ポジションを取る頻度も高すぎた。
というわけで、同時にポジション取りを検討する通貨ペアは原則的に3〜4種類までとし、
「週足チャートパターンが所定の要件を充たしている時」のみのポジション取りとする。
この場合、市場の状況次第では数ヶ月単位でノーポジとなることもあり得るが、それはそれで構わない。
最低でも年内いっぱいは「ずっと見てるだけでも構わない勉強期間」と位置づけ、
ポジ取りは「少なすぎる」と感じる程度に抑えること。
4.テクニカル面では大いに改善の余地あり。
連敗の主な原因は、MACDラインとMACDヒストグラムから「トレンド反転の可能性」を
過大に見積ってしまい、長いタイムスケールのトレンド(≒EMAの傾き)に逆らうポジション取りを
したことによるものと考えられる。
これは同時に、4時間足-日足-週足というタイムスケールの三段階適用区分がややタイトに過ぎる
可能性も示唆するため、「週足-4時間足」「日足-時間足」といった2段×2組区分などの方法も
模索してみるべきかもしれない。
ひとまず現時点では基本に立ち戻り、あくまでも
「古典的チャートパターンにおける直近高値/安値の更新」
をベースにポジション取りと手仕舞いを判断するよう徹底する。
5.ストップトレイルは一本化する。
古典的チャートパターンに基づくストップとATRに基づくボラティリティストップの二本立てでは
どうしても「手仕舞いの理由」がぶれてしまうため、ここも基本に立ち戻り
古典的チャートパターンのみで判断するものとする。
ただし機械的に直近高値/安値近辺にストップオーダーを置くのではなく、
「ストップ引き寄せのトリガー価格」「引き寄せるターゲット価格」の2つをあらかじめ決めておき
値動きを見ながら適宜対応する方法を取りながら、より良い方法を模索するものとする。
6.スワップを舐めない。
基本的にはキャピタルゲイン狙いなのだが、マイナススワップの場合どうしても
「初期ストップで損切るとスワップ分を含めて当初に想定した許容リスクをオーバーしてしまう」
というケースが発生し、これが精神的に効いてくるため、ストップトレイルと手仕舞いの判断に
かなり大きな歪みが出てくる。
逆にプラススワップであれば「想定した為替差益/差損」よりもプラス側での決済となるので
心理的な負担が大きく軽減する。
2で「長期間ノーポジでもOK」としたことで、無理にマイナススワップポジを取る必要が
無くなったこともあり、当面はプラススワップのポジのみを取るものとする。
反省会はさておき6/1のポン円。
5/31に一旦240を割り込み、時間足タイムスケールで下降トレンドを形成するかと思わせたが
そこから再び反発。とはいえ高値を力強く切り上げるような動きでもなく、
240〜242の間でのなんとも煮え切らない持合い状況、先行きも不透明。
日足のMACDはライン・ヒストグラム共に弱気の乖離を形成しており、
時間足ローソク実体部で安値の切り下げ、ヒゲも含めて高値の切り下がりが見えているので、
今晩から来週にかけてはやや下向き加減かもしれないが、買い圧力が根強そうな感じもあるので、
ポジ取りの妙味はむしろ数日〜一週間程度様子を見てからのLにあるか。
週足でもMACD(ライン・ヒストグラム)が弱気の乖離を形成しそうなので、
ポジを取った後の深追いのしすぎには注意したい。
リアルポジ。
ドル円は変化無し。121を割り込めばLポジのストップを119.4に引き上げ。
( ><)したいよ
6/3のポン円。
日足以上のタイムスケールでは大きな動きは無し。
時間足では金曜の晩から持ち合いのステージが241台後半へ上昇。
金曜日の時点では、日足チャートから今週は下向き加減となるケースを想定していたが、
予想より買い圧力が強い可能性もあり、その場合このまま242を大きく踏み越えていくこともあり得る。
この状況を受けてのポジ取りは、時間足以下のタイムスケールで攻撃的に行くなら
日足で上昇トレンドが継続中であることも踏まえ、241.5にストップを置いての短期勝負L。
当面のターゲットは242.1。数時間程度様子を見てここをきっちりと踏み越えていけないようであれば、
手決済によるスクラッチあるいは損切りも視野に入れておく。
4時間足ベースではポジが取りづらい。
週足では1月に高値をつけてから急落、その後反発して高値を更新。
ただし2月に下落幅は1年以上見られなかったほど大きなものであり、
ここで242を大きく踏み越えなければMACDが弱気の乖離を形成することになる。
古典的チャートパターンでは上昇トレンド継続中ながらMACDを考慮すると先行き不透明、
ついでに言えば週足のEMA22から上方に大きく乖離中。
要するに「Lポジを取るには遅すぎ、かといってSで勝負できるほどの売り圧力は感じられない」状況。
僅かとは言え週足での直近高値を更新したこともあり、ここから下降に転じるとしても
ある程度幅の広い上げ下げを繰り返してからになるケースが想定されるので、
日足での続落による押し目形成か、期間1週間を超えるような長めのレンジ形成を待って
Lを狙いにいく局面か。いずれにせよ現時点では静観。
中長期的に見て250円を超え260以上をうかがうであろうファンダメンタル的な見通しがあれば、
220にストップを置いてここでLするのも面白いかもしれない。
ちょっと訂正
×ただし2月に下落幅は1年以上見られなかったほど大きなものであり
○ただし2月の下落幅は1年以上見られなかったほど大きなものであり
リアルポジ関連。
現在ポジ取りを検討しているのはドルスイL。
3月から4月にかけての下落が1.20を大きく割り込まずに反発し、
日足チャートパターンでの直近高値である1.228を踏み越えて
現在は横ばいからやや下落基調。
ここから週足で続落→1.20に届かず反転、あるいは1ヶ月以上にわたる
1.22前後での持ち合いが形成されれば週足タイムスケールでの
Lエントリー条件が成立するため、来月〜再来月あたりでポジを取ることになるかもしれない。
もちろん、1.20を大きく割り込んでいったり、反対にここから一気に上昇していったりした場合は
エントリーを見送り。
6/6のポン円
6/5に243をつけてからやや幅の大きな下落、その後241.5〜242台前半で持ち合い中。
時間足タイムスケールでは、MACDが弱気の乖離をつけてからの急落→直近安値を切り下げとなっているので
セオリーとしては戻りを待ってのS。241.9(Bid)にエントリーの逆指値、ストップ243(Ask)で待ち構える形か。
4時間足以上ではMACDに注意信号が出てはいるものの依然上昇トレンド継続中なため、
昨日からの下落を押し目と見なして買いに出る局面。
4時間足タイムスケールなら241.5(Bid)、日足なら239.5(Bid)にストップを置いてLといったところだが、
時間足を見る限りまだ一下げ二下げあってもおかしくないので現時点では様子見。
ポジ取りは時間足チャートパターンで安値の切り上げを確認してから。
( ><)したいよ
てす
てす
( ><)したいよの人が、たとえば
>>14の「6月1日 米$/円 122.07L5枚」のように、
ポジのレートだけではなく日付と枚数も記載するようになっているのが興味深い。
何が言いたいのかというと、
「同じレートであっても、ポジを取るタイミングが違えばその意味合いも変ってくる」
ということである。
122.07だとここ数年での最高値圏で若干話が見えにくいので、
例えば、今日の8:50時点でのドル円のレート、121.00あたりを例に取る。
このレートの水準は直近では5/25、その前は5/21に通過している。
この5/21、5/25、そして今日6/8。それぞれ121.00でドル円Lをポジったとして、
見た目上は全て同じ「ドル円L121.00」である。
スワップをもらえる期間が違うだけで他は全く変わりない。
しかしながら、ここに
「特定のタイムスケールにおける"ポジションを取る(手仕舞いする)理由"」
という観点を持ち込むと、これらのポジションが、同じ121.00Lでありながら、
全く異なる性質を持ったものであることが見えてくる。
4時間足タイムスケールで考えた場合、
5/21の時点ではEMA10、22ともに上向き、MACDもライン、ヒストグラム共に
高値を更新しており、ストップを4時間足チャートパターンでの直近安値120.6に置いて
Lポジを取ることになる。(その後121台前半までトレイルしたストップにかかって決済)
これが5/25になると、4時間足チャートパターンはいまだ上昇トレンド継続中ながら、
MACDヒストグラムがマイ転しており、4時間足タイムスケールでは
「Lポジを取るのはいいが少し様子見してから」
という形になる。したがってこの時点で121.0Lを取るということは、
「日足タイムスケールで上昇トレンドと見てストップ119.5でポジ取り
(現時点でホールド中)」
あるいは
「時間MACDヒストグラムで強気の乖離が見えたためトレンド反転と見てストップ120.8でポジ取り
(5/29に121.5までトレイルしたストップにかかって決済)」
のどちらかということになる。
そして今日6/8の状況はというと、
EMA10と22がデッドクロス、EMA22が下向き、4時間足チャートパターンで安値切り下げ&高値更新失敗、
すなわち4時間足タイムスケールでは「Sポジを取るべき条件」が成立している。
したがって、ここでの121.0Lは、
「週足タイムスケールで上昇トレンド、ここ数日の下げを押し目と見なして
ストップ115.0、あるいは117.5でポジ取り」
ということになる。
つまり、同じ121.0Lでありながら、
5/21、5/25、6/8では、それぞれ適用するタイムスケールとストップの位置、
そして手仕舞いのタイミングが異なってくるということになる。
前々からしつこく
「どのタイミングで何をポジるかはさして重要ではない」
と言い続けている理由がこれで、
「ストップをどこに置くか」「ポジサイズをどれだけにするか」「手仕舞いの条件は何か」
の3つに整合性が取れていれば、どのタイミングで何をポジっても別に構わないのである。
これを踏まえて、「6月1日 米$/円 122.07L5枚」を見てみると、
時間足タイムスケールで考えると121.5〜122あたりのレンジを上方にブレイクアウトした直後であり、
そこからの更なる上昇を想定してストップ121.6でのLが取れる局面であるが、
この場合は当然ながら6/4以降の下げで損切られることになるので除外する。
4時間足タイムスケールではMACDがライン・ヒストグラム共に弱気の乖離を示しており、
ここでLを取ってはいけない局面。
日足でもMACDヒストグラムが軽い弱気の乖離を見せ、価格がEMA22から上方に乖離しているため、
Lを取るにしてももう少し様子を見るべき局面。
しかしながら、適用タイムスケールを週足まで広げると多少話が変ってくる。
週足チャートパターンでは2006年12月の安値を直近安値が切り上げた形であり、
チャートパターンでダブルトップ形成+MACDもやや弱気気味ながらダブルトップ形成と、
「強烈な買い圧力は感じられないものの、横ばいからやや上向き加減の可能性あり」
という状況であり、ストップを115.0、攻撃的に行くなら117.5に置いてLできる局面。
ここでは安全策を取って115.0にストップを置くものとする。
さて、6/1の時点での122.07Lは、必ずしも「取ってはいけないポジション」ではない、
ということが分かった。次なる問題は、
「122.07Lを取り、ストップを115.0に置いた場合、5枚という枚数は果たして適切なのか」
である。
これが適切かどうかは、「トータルの資金」と「1ポジションで取りうる最大のリスク」で決まる。
122.07Lがストップ115.0にかかった場合の損失(スワップは考慮しないものとする)は、
手数料が無料だとして1枚あたり50700円、5枚だと253500円。
この253500円が、「このポジションにおける最大のリスク」であり、
資金が50万であれば約50%、100万であれば約25%、200万であれば約12.5%のリスクを抱えることになる。
一般的に、1ポジションでの許容リスクは2%程度、多くても5%以下に抑えるべきだと言われている。
仮に5%までしか許容しないとすれば、必要なトータルの資金は
253500×100÷5=5070000
となる。
つまり、(あくまでも「マイルールにおいては」という話だが)
「約500万円以上の資金を持ち」「ストップを115.0に置く」ことが
6/1にドル円122.07Lを取るための条件であり、この場合の手仕舞いの条件は
「週足チャートパターンでの安値追いでストップトレイル」
「週足チャートパターンでの高値切り下げにより適用タイムスケール縮小」
ということになる。
前置きが長くなったが、6/8のポン円。
まず時間足タイムスケール。
>>13(6/6、11:22)の時点で
>セオリーとしては戻りを待ってのS。241.9(Bid)にエントリーの逆指値、ストップ243(Ask)で待ち構える形か。
と書いたところ、その後セオリー通りに「242から下落→一旦上げ戻し→239まで急落」という動き。
チャートパターン、EMA10・22、MACDライン・ヒストグラム、どれも強気のシグナルは出ていないため
仮に241.9Sをポジっていたとしたら引き続きホールド。
ストップトレイルは「チャートパターンの高値追い」なら242.3(Bid)、
「50%プロフィットリトレイスメント」なら240.4(Bid)、
「4時間足ATR200の3倍ボラティリティ・ストップ」なら239.8(Bid)で先ほど手仕舞いされた形。
4時間足以上のタイムスケールでは引き続き静観中。
4時間足でチャートパターンの直近安値切り下げ、日足でMACDライン・ヒストグラム共に
弱気の乖離が出ており、Lポジ取りについては注意信号。
>>19訂正
>ストップトレイルは「チャートパターンの高値追い」なら242.3(Bid)、
>「50%プロフィットリトレイスメント」なら240.4(Bid)、
>「4時間足ATR200の3倍ボラティリティ・ストップ」なら239.8(Bid)で先ほど手仕舞いされた形。
の(Bid)は(Ask)の間違い。
( ><)したいよ
その後のポン円。
8日午後から夕方にかけてさらに急落。
一時238を割り込み、239後半まで上げ戻して再び下をうかがう気配。
時間足MACDでラインにダブルボトム、MACDヒストグラムに強気の乖離が見えたので、
時間足タイムスケールではそろそろ241.9Sの手仕舞いを考え出す局面。
238.9〜239くらいで手決済してしまうか、あるいは239.5(Ask)までストップを引き下げ。
4時間足タイムスケールではチャートパターンでの直近安値を切り下げ。
少々長めの調整局面に入りそうな気配。引き続き静観。
日足タイムスケールにおける当面のキーポイントは236。
ここを割り込むようだと週足以上の長期的上昇トレンドに注意信号が点滅するが、
現時点ではひとまず押し目形成と見なし、月曜日の動き次第ではLポジを取りに行く。
( ><)したいよ
( ><)したいよ
6/13のポン円。
時間足タイムスケールでは仮想241.9Sがストップ239.5(Ask)で決済された形。
昨日か一昨日かリアルタイムで即応できる状況であれば決済とほぼ同時に
237.5(Bid)にストップを置いてのLも考えられたが、時すでに遅し。
現時点では、今朝方の下落を押し目と見なし、239.5(Bid)にストップを置いてのLがセオリーか。
4時間足タイムスケールではまだまだ静観中。
今週末〜来週にかけて下攻めがあり、それが238に届かず反発してくればL。
日足タイムスケールでは、昨日の時点で
「下落により日足チャートパターンでの下降部分が形成された後、時間足で上昇トレンド確認」
と、ストップを237.5(Bid)に置いてのLポジ取り条件が成立しているので、
今ここでLするか、あるいはこのまま一気に上昇してしまった場合は見送る覚悟で
明日以降の下攻めを待つ。
リアルポジ。
ドル円は日足チャートパターンでの高値を更新しつつもMACDに弱気の乖離形成気配。
ひとまずストップを120.7(Bid)まで引き上げて様子見、時間足タイムスケールでの
直近のサポートである121.5〜121.8を割り込めば注意信号発令。
ストップ引き寄せと適用タイムスケールの縮小を行う。
ドルスイは1.21前後から1.24まで急上昇。
これによって週足のEMA10とEMA22がGC、チャートパターンにおける
直近の高値更新よりポジ取り条件が成立。
日足での続落あるいは長期にわたるレンジ形成を待ってのL。
(当然ながら、ここから押し目もレンジも形成せず一気に上昇していくケースも
考えられるが、その場合は見送り。)
6/14のポン円。
4時間足以上のタイムスケールでは変化無し。
#週足-4時間足の二段階スクリーニングを行うのであれば、
#週に1回か2回程度チェックすれば良さそうな感じである。
時間足では快調に上昇中。
>>26のタイミングでストップを239.5(Bid)に置いてLしていた場合は、
ここでストップを241(Bid)まで引き上げ。
半日程度様子を見て242.2を踏み超えていかないようであれば
241.6あたりまでさらに引き寄せる。
6/15のポン円。
丸一日以上に及ぶ242台前半での持ち合いから持ち上がったところ。
時間足ベースで仮想Lポジを持っていた場合は
>>27で書いたようにストップを241(Bid)まで引き上げ、今夜半まで様子見。
そこで持ち合いゾーンからの明確な上方ブレイクアウトが見られるか、
今と同じ水準で持ち合っていれば、ストップを241.7(Bid)まで引き上げ。
(下がってきた場合は、反転を待ってストップ引き寄せ。
241にストップを置いてある以上、それ以下について頭を使う必要は無い)
4時間足ベースでは引き続き様子見。
日足ベースでは
>>26でLポジを取っていたとすれば引き続きストップ237.5(Bid)でホールドしつつ、
時間足での行き足が怪しくなったら手仕舞いするよう心の準備。
リアルポジ。
ドル円Lはストップを120.7(Bid)まで引き上げて引き続きホールド。
ここでやや先走り気味ながらドルカナを1.0681でL、ストップは1.0551(Bid)。
なぜ「先走り気味」なのかというと、週足チャートパターンでの安値切り上げが見られてない以上
原則的には下降トレンド継続と考えるべきであり、
Lポジを取るなら少なくとも2ヶ月は先のはずだからである。
ならポジを取らなければいいようなものだが、
・月足のMACD(ライン・ヒストグラム共)にかなり明確な強気の乖離が出ている
・週足でEMA22から大きく下方に乖離している
という状況で、
・4時間足チャートパターンで上昇トレンド(高値安値の切り上げ)が確認された
ので、1.055あたりが当面の底となるケースを想定してLポジを取ってみる。
週足で上昇トレンドが確認できていないため、今日から来週にかけての
支配的タイムスケールは4時間足となる。
したがって、来週の前半から真ん中にかけて4時間足チャートパターンで
上値を探りにいく展開になれば、その時点での直近安値(おそらく1.06台前半)まで
「心のストップ」を引き上げる。
そして上値アタックが1.075を踏み越えられずに落ちてくるようであれば
「心のストップ」まで実際のストップオーダーを引き上げ。
おまけ。
問:「ろくに上値探りもせずに落ちてきたらどうすんだ?」
答:「損切る。1.0551で損切った時の損失が総資金の2%未満になるよう
ポジサイズを制限してあるので問題ない。」
( ><)したいよ
31 :
Trader@Live!:2007/06/16(土) 17:27:28.53 ID:IdZS8etb
よし! 業務終了ーーーー
( ><)したいよ
( ><)したいよ
( ><)したいよ
現時点で参照しているテクニカル指標は「移動平均(指数移動平均EMA10・22)」と
「MACD(移動平均の収斂と乖離、12-26-9、ライン及びヒストグラム)」であるが、
・移動平均とは、MACDとは一体何なのか
・なぜそれらがテクニカル指標として意味を持つのか
について少し考えてみたい。
エルダー『投資苑』によれば、価格とは「買い手と売り手のコンセンサス」であり、
ある期間の移動平均は「その期間における、買い手と売り手のコンセンサスを集約したもの」となる。
つまり、移動平均が示す値は、その期間において
買い手が「だいたいこのくらいなら買ってもいいか」と思い、
売り手が「だいたいこのくらいなら売ってもいいか」と思う価格水準を意味する。
(これはSMAの場合だが、EMAでもWMAでも基本原理は変らない)
そして、このことから、移動平均というテクニカル指標を使う上で有効な二つの要素
「価格と移動平均との乖離」
「移動平均線の傾き」
が導かれる。
まず「価格と移動平均との乖離」について。
上述のように、移動平均とは特定の期間において、買い手が「このくらいなら買ってもいい」と思い、
同時に売り手が「このくらいなら売ってもいい」と思う価格水準である。
したがって、例えばその日の価格が移動平均を大きく上回っていた場合、それは
買い手にとっては「このくらいなら買ってもいい」と思う水準よりも不利な状態にあり、
売り手に取っては「このくらいなら売ってもいい」と思う水準よりも有利な状態にある、
ということを意味する。
当たり前ながら、買い手は自分が不利な状態では買いたくない、できれば移動平均が指し示す
「このくらいなら買ってもいい」と思う水準に戻ったところで買いたいと思っている。
一方の売り手にとっては、可能ならば少しでも高く売りたいと思っているけれども、移動平均が指し示す
「このくらいなら売ってもいい」と思う水準までは譲歩する余地がある。
この買い手と売り手の思惑が合致した時に、双方が「このくらいなら買って/売ってもいい」と思う水準、
すなわち移動平均のレベルまで価格が押し戻されることになる。
(価格が移動平均を大きく下回っている場合は、買い手と売り手の立場が逆になる)
つまり、価格と移動平均が大きく乖離した場合、その後移動平均の水準まで価格を
押し戻す力が働く高い可能性を示唆し、上方への乖離は売りの、下方への乖離は買いのチャンスを提供する。
これが移動平均を使うための一つ目の要素「価格と移動平均との乖離」である。
では、価格と移動平均が乖離した時を狙って逆張りすれば必ず利益を上げられるのか。
言うまでもなく答えは「No」である。
なぜなら、移動平均(=ある期間における、買い手と売り手のコンセンサスの集約)は
常に一定なのではなく、刻一刻と移り変わっているからである(これを価格と移動平均との関係で
表現すれば「価格の上昇/下落、それ自体が移動平均を押し上げ/押し下げるから」となる)。
例えば、価格が移動平均から大きく上方に乖離し、売りポジションを取ったとする。
この時、移動平均の水準まで価格を押し戻す売り圧力は確実に働くと言っていいが、
注意しなければいけないのは、その力は「乖離する前の水準まで価格を押し戻すまで働く」のではなく、
「乖離した価格も含めて、買い手売り手双方のコンセンサスが得られる新しい価格水準を形成するまで働く」
ということである。
そして、それがたとえ一時的なものであれ"価格が移動平均から大きく上方に乖離"したこと自体、
買い手はそれまでのコンセンサスよりも不利な水準で買うことを承認し、
売り手はそれまでのコンセンサスよりも有利な水準でしか売らないと強気に出ていることを
意味するため、大抵の場合、新たに形成されるコンセンサス(価格と移動平均が接近するレベル)は
その前のコンセンサス(乖離した時の移動平均)よりも高い水準となる。
これがすなわち「移動平均が押し上げられる」状態で、当たり前ながら
その「新たに形成されたコンセンサス」=「押し上げられた移動平均」が売値を上回るケースも少なくない。
(「下方乖離・買いポジション・移動平均の押し下げ」についても原理は同じ)
つまり、移動平均(ある期間における、買い手と売り手双方のコンセンサスが得られる価格水準そのもの)
の変化は、特定の方向へ価格を動かそうとする力(上方なら買い圧力、下方なら売り圧力)が
強まっていることを意味する。すなわち、
「移動平均線の傾き」=「移動平均を取った期間を一単位とするタイムスケールにおけるトレンド」
である。
移動平均線を使うための第二の要素「傾き」が有効である理由はここにある。
ここで気をつけないといけないのは、
「移動平均を使う上で有効な二つの要素、
“価格と移動平均の乖離”と“移動平均線の傾き”は、
同じタイムスケールでは相反するように見える」
ということである。
価格と移動平均の乖離は“乖離した方向と逆の向きへの圧力”の存在を示唆し、
移動平均線の傾きは“傾いた方向への圧力”の存在を示唆するが、問題は
「移動平均から乖離した価格それ自体が、移動平均を乖離した方向へ動かす」
言い換えれば、価格の乖離そのものが乖離した方向へ移動平均線を傾けていることにある。
これにより、価格と移動平均の乖離が起こった時、高い確率で
「乖離した方向と逆向きのポジションを取るべきだ」と指示しているのに、
同時に移動平均の傾きが「乖離した方向のポジションを取るべきだ」と相反した指示を囁くことになる。
このように、同じ移動平均を使っているのに異なる指示が出る理由は何か。
それは「扱っているタイムスケールの実質的な違い」である。
例えば日足のMA10を例に取る。
この場合、価格と移動平均の乖離が相手取っているのは
「10日単位に対する1日単位での値動き」である。
移動平均そのものは10日というタイムスケールでの売り手買い手のコンセンサスを意味するが、
乖離という現象はあくまでもその1日のコンセンサスを取り扱うものであり、
どちらかと言えば“1日”の方に重きを置いた指標と言える。
一方、移動平均の傾きは、「その日を起点として遡った10日」と「前日以前を起点として遡った10日」とを
比較したものであり、最低でも実質“11日”、傾きを判断する期間によっては
それ以上のタイムスケールを扱っていることになる。
現実問題として、相場が一本調子で動くことは滅多に無く、
多くは小刻みに上下を繰り返しながら大きなトレンドを形作っていく以上、
扱うタイムスケールに10倍以上もの差があれば、同じタイミングで
異なる指示を出すことがあるのは当たり前の話である。
それが矛盾しているように見えたのは、単に
「同じ移動平均を使っていることによる錯覚」
及び
「実質的に異なるタイムスケールの指標を一緒くたに扱ったことによる錯誤」
の合わせ技でしかない。
さて、同じMA10を使ったものであっても、価格の乖離と平均線の傾きとでは
実質的に扱っているタイムスケールが違うことが分かった。
これは別の表現を使えば、価格の乖離は「MA1とMA10の比較」、
傾きは「MA10とMA11(かそれ以上)の比較」を行っているということでもある。
ここで
「それならば、価格と移動平均の乖離なんて面倒な手順を踏まずに、
MA1そのものとMA10を使えばいいのではないか」
「移動平均線の傾きなどという主観的な要素を持ち込まないで、
MA10とそれより長いMA(例えばMA20など)を組み合わせればいいのではないか」
と思うのはごく自然な成り行き、理に適った考え方であり、この延長線上に
ドンチャンをはじめとして多くのチャーチストが用いたテクニカル指標「移動平均線クロス」
そして“移動平均の収斂と乖離”すなわちMACDがある。
とりあえずここまで。「価格と移動平均の乖離」「移動平均線の傾き」を用いて
実際にポジを取る方法や、移動平均線クロスとMACDについては後日・・・のつもりだが、
基本的に自分のためのメモなので、後日と言いつつ忘れてしまう可能性大。
ソレハサテオキ
閑話休題。
6/18のポン円。
15日に242前後の持ち合いを上にブレイクした後はほぼ一方的に上昇、
245をうかがうレベルまで到達。
時間足ベースではEMA10・22ともに上向き、MACDラインはパターンを描いてからやや下降中、
ヒストグラムは下向きの山を描き終えたところであり、
現時点ではトレンド転換を示唆する強力なシグナルは出ていないので、
仮想Lポジは引き続きホールド。ただし、
>>28で241(Bid)に置いたストップを243.5(Bid)まで引き上げ。
ここからしばらく持ち合いが続くようであれば、さらに244.3(Bid)まで引き上げることを考えておく。
4時間足ベースではまだまだ静観中。
>>22で
>チャートパターンでの直近安値を切り下げ。
>少々長めの調整局面に入りそうな気配。
と想定したのが完全に外れ、気長に押し目待ちの状態。
日足ベースでは仮想Lポジを引き続きストップ237.5(Bid)でホールド。
245まで上昇し、チャートパターンによる高値安値双方の切り上げが確認されたので、
>>28の
>時間足での行き足が怪しくなったら手仕舞いするよう心の準備
はひとまず取り下げ、成り行きを見守るものとする。
リアルポジ。
ドル円Lは変化無し。引き続き120.7(Bid)にストップを置いてホールド。
ドルカナLは15日にポジを取った後、一旦1.06あたりまで下落した後1.07近辺まで戻し。
その後一応4時間足チャートパターンでの直近高値を更新して現在は再び下攻め。
ひとまず金曜日に押した1.06あたりを「心のストップ」と定め、
ここを割り込んだら手仕舞いの注意信号発令ということにし、
オーダーそのものは引き続き1.0551(Bid)に置いてホールド。
( ><)したいよちゃんのメル欄ポジが更新されている。
現時点での保有(?)ポジは
・6月15日 米$/円 123.50L5枚
・10月26日 ユロ/ドル 1.2610S2枚
・6月18日 NZ/円 93.23L5枚
の3種。
ここで、
>>17-18と同様、これらのポジを取ってもいい条件を検討してみる。
ストップは古典的チャートパターンにおける直近高値/安値近辺とし、
制約は「ストップにかかった時の損失が全資金の5%を上回らないこと」のみである。
まずは6/15のドル円123.50L5枚から。これは割と単純である。
なにせリアルでLポジを持っており、ストップ120.7(Bid)にストップを置いてある。
適用タイムスケールは日足。
123.50Lが120.7(Bid)のストップにかかった時の損失は28,000×5=135,000
(なお、特に断り書きが無い限り、クロス円及びユロドルに関しては
マネパ相当で手数料は無料とする)
これが全資金の5%に当たる場合、資金総額は135,000÷5×100=2,700,000。
つまり、6/15にドル円123.50Lをポジるための条件は
「270万以上の資金を持っている」
「120.7にストップを置き、日足チャートパターンの安値追いでトレイル」
「日足チャートパターンで高値の切り下がりが見られたら手仕舞い」
となる。あるいは、もう少し短いタイムスケールで考えるとして、
「ストップを123.2(Bid)に置き、今日〜明日にかけて上値を追いにいって、
123.7を明確に踏み越えていかなければ手仕舞い」
という線もある。この場合の想定ロスは3,000×5=15,000なので、
30万の資金があればいい。
続いて10/26のユロドル1.261S2枚。こいつはなかなか手ごわいw
既に半年以上ホールドしている(ことになっている)ので、
当然ながら適用タイムスケールは週足あるいは月足である。
週足で見ると、昨年10月後半のユロドルの値動きは
「1.30前後での持ち合いからやや下がり加減」というところである。
この場合週足チャートパターンに基づけば、ストップを1.30(Ask)に置き、
11月の上昇局面で損切っていなければならないが、
それでは話が成り立たないので、とりあえず長期の下降局面を想定して
2005年1月の高値1.37(月足チャートパターンでの直近高値に当たる)に
ストップを置いたものとする。
この時の想定最大損失は1.37−1.261=0.109(1090pips)、1枚あたり1,090ドルとなる。
1ドル120円で計算すると1,090×120=130,800円。2枚で261,600円。
5%ルールによるとこの場合の必要資金総額は261,600×20=5,232,000。
つまり、10/26にユロドル1.261S2枚をポジり、ストップを1.30に置かないでいるための条件は
「520万以上の資金を持っている」
「120.7にストップを置き、月足チャートパターンの安値追いでトレイル」
「月足チャートパターンで安値の切り上がりが見られたら手仕舞い」
ということになる。
最後に6/18のキウイ円93.23L5枚。
その時点における時間足チャートパターンの直近安値にストップを置くものとして、それが92.6(Bid)。
このストップにかかった時の損失が1枚当たり6,300円。5枚で31,500円。
5%ルールでの所要資金総額は630,000円。6/18にキウイ円93.25L5枚をポジるための条件は
「63万以上の資金も持っている」
「92.6にストップを置き、時間足チャートパターンの安値追いでトレイル」
「時間足チャートパターンで高値の切り下がりがみられたら手仕舞い」
となる。そしてこのポジについては、昨日のキウイ円の上昇を受けて
現時点でストップが93.1(Bid)まで引き上げられていることになる。
結果として天井Lではなかったということだ。
(したがって、今後この93.25Lが( ><)したいよちゃんのレスに現れる可能性は高くない。
例えば「6月20日、93.7L」あたりに取って代わられることだろう)
以上余談。
本題。6/20のポン円。
1日以上にわたって245円台で持ち合い。テクニカル的に大きな変化は無し。
時間足ベースでは、
>>39で書いたように仮想Lポジのストップを244.3(Bid)まで引き上げて引き続きホールド。
4時間足、日足ベースでは変化無し。
リアルポジも大きな変化は無く、ドル円Lは120.7(Bid)にストップオーダー、
ドルカナLは1.06近辺に「心のストップ」、1.0551(Bid)にストップオーダーを置いて
引き続きホールド。
( ><)したいよ
( ><)したいよ
>>41のユロドル1.261Sポジ取り条件に間違いがあったので訂正
×「120.7にストップを置き、月足チャートパターンの安値追いでトレイル」
○「1.37にストップを置き、月足チャートパターンの安値追いでトレイル」
ついでに( ><)したいよポジ続報&追加。
>>42の「6月18日 NZ/円 93.23L5枚」については、
昨晩の下落を受けて時間足チャートパターンで直近安値が更新されたので
ストップを離隔域である93.5(Bid)まで引き上げることが可能。
時間足チャートパターンにおける直近高値94.35を踏み越えずに
時間足で続落し始めたら手仕舞いサイン。
また、
>>43の「6月19日 豪/円 104.30L5枚」に関しては、ポジ取りの条件が
「60万以上の資金を持つ」
「103.7(Bid)にストップを置き、時間足チャートパターンの安値追いでトレイル」
「時間足チャートパターンで高値の切り下がりがみられたら手仕舞い」
となり、これも昨晩の値動きを受けてストップを104.0(Bid)まで引き上げ。
104.65を踏み越えられずに時間足で続落し始めたら手仕舞いサイン。
( ><)したいよ
例によって許容リスク5%ルールの制約下において
>>45の「6月22日 ユーロ/円 166.85L8枚」を取れる条件を考えてみる。
時間足タイムスケールにおけるストップの位置は
直近の持ち合い下限である165.3。計算が面倒なので165.35ということにする。
ストップにかかった時の1枚当たりの損失は150pips(15,000円)、8枚で120,000円。
したがってポジ取りの条件は
「240万以上の資金を持つ」
「165.35(Bid)にストップを置き、時間足チャートパターンの安値追いでトレイル」
「時間足チャートパターンで高値の切り下がりがみられたら手仕舞い」
となる。また、この165.35(Bid)は4時間足、日足タイムスケールにおける
直近のサポートでもあるため、ストップトレイルと手仕舞いに関しては
特に時間足にこだわらる必要は無く、もう少し長いタイムスケールを想定しても良い。
その他の( ><)したいよポジについて。
・6月15日 米$/円 123.50L5枚(日足タイムスケールを適用)
ストップを120.7(Bid)に置いて引き続きホールド。
6/20の安値123に「心のストップ」を置き、ここを割り込んだら手仕舞いの準備。
・10月26日 ユロ/ドル 1.2610S2枚(月足タイムスケールを適用)
ストップを1.37(Ask)に置いて引き続きホールド。
・6月18日 NZ/円 93.23L5枚(時間足タイムスケールを適用)
時間足チャートパターンの安値追いトレイルでストップを93.5(Bid)まで引き上げ。
「心のストップ」を94.1(Bid)に置き、ここを割り込んだら手仕舞いの準備。
本題。6/25のポン円。
245円台の持ち合いを上抜けてからさらに上昇。これといった弱気材料無し。
時間足チャートパターンで安値が確認できたので仮想Lポジのストップを
244.6(Bid)まで引き上げて引き続きホールド。
4時間足タイムスケールでは引き続き静観中。
日足タイムスケールでも引き続きストップ237.5(Bid)で仮想Lポジをホールド。
リアルポジ。
ドル円Lは( ><)したいよポジのドル円を参照。
ドルカナLも
>>41から大きな変化は無いが、4時間足チャートパターンでは
僅かながら安値が切り上げられており、今日明日あたりの動き次第では
「心のストップ」を1.066辺り、ストップオーダーを1.061(Bid)まで引き上げる可能性あり。
なおドルスイが4時間足で下降トレンドを見せ、Lポジを取るための第一条件が成立。
ここから1.20を割り込まずに4時間足チャートパターンで安値が切り上げられればLエントリー。
( ><)したいよ
乙です。
とりあえず挨拶。
これから最初から読みますw
>>48 まいど。覚えてる人がいるとは思わなかった。
寝る前のポン円、時間足タイムスケール。
夕方から夜にかけての一連の下落によりチャートパターンでの明確な安値が形成され、
それと同時にやや不完全ながら未明の安値を切り下げた形。
EMA10と22がデッドクロスし、ここから248を踏み越えていかなければ
チャートパターンの高値も切り下げられることを受けて
仮想Lポジのストップを246.4(Bid)まで引き上げて寝る(ことにする)。
追記。( ><)したいよポジのキウイ円についても、
夕方の下落を受けてストップを94.1(Bid)へ引き上げ。
エントリーが93.23だから1枚辺り87pipsの利益が確定した形(スワップ抜き)。
6/26のポン円。
25日夕方に安値246.5をつけてからの反発は結局247台前半どまりで再び下落、
仮想Lポジは246.4(Bid)のストップにかかって手仕舞い。
チャートパターンで高値安値双方が切り下げられ、日足単位での続落が想定されるため、
時間足タイムスケールではSもしくは静観すべき状況。戻り売りを狙ってもいいが
上位タイムスケールのトレンドを考慮すれば日足での押し目形成を想定して
時間足チャートパターンで安値切り下げに失敗したあたりでLを狙いにいくところか。
4時間足では6月前半から買い遅れ涙目状態で待つこと3週間、
ようやくLポジを取るための第一条件である「週足トレンドに逆行する状態」がやってきた。
時間足と同様にチャートパターンで安値切り下げに失敗したあたりでLポジを取りにいく。
日足タイムスケールでは時間足で下降トレンド(高値安値双方の切り下げ)が確認できたことにより、
次に時間足チャートパターンが上昇トレンドに転じたところでストップ引き上げ&仮想Lポジの積み増し許可。
現時点では引き続き237.5(Bid)にストップを置いてホールド。
リアルポジ。
ドル円Lは引き続きストップ120.7(Bid)でホールド。
ここも時間足チャートパターンで下降トレンドが見られ、日足単位での続落が想定される。
ドルカナLも引き続きホールド。4時間足チャートパターンが微妙な動き(対照トライアングル形成)を
見せているのでストップオーダーを1.0551から1.0611へ、「心のストップ」を1.066辺りへそれぞれ引き上げ。
( ><)したいよポジのキウイ円Lについて。
ここでも時間足チャートパターンがトライアングルを形成しており判断に迷う状態。
若干高値切り下げ幅の方が大きいので、ここから下抜けした場合
少し長めの調整が入るケースを想定して、ストップを94.3(Bid)まで引き上げておく。
( ><)したいよ
6/27のポン円。
一旦246を割り込んだ後の反発上昇は247止まりで再び反転し順調に(?)下落中。
時間足で長い下ヒゲが出た(一時的ながら大きめの反発上昇があった)ものの
それ以外には特に下げ止まりを示唆する材料は出ていない状況。
時間足タイムスケールにおけるセオリーとしては、
昨晩の反発上昇が止まり再び下げ出した局面で247.2(Ask)にストップを置いてSの局面だったが、
「その場にいないのだからポジろうにもポジれない」のに加えて
「日足タイムスケールでは一応上昇トレンド継続中なので原則的にはLを狙いたい」
というわけでここでのSにはあまり拘らない。
しばらく様子を見て、時間足チャートパターンで高値安値双方の切り上げが見られたら
Lポジを取りにいく構え。
4時間足タイムスケールでは直近のサポートである246台前半、
さらにその一つ前のサポートである235台前半も突き抜けて大きく下落。
ここから4時間足チャートパターンで高値安値双方が切り下がれば
週足タイムスケールでの調整局面が想定される。
いずれにしてもまだまだ静観。
そして「週足タイムスケールでの調整局面が想定される」
=「日足タイムスケールにおいてLポジの手仕舞いを考えるべき状況」ということなので、
この下落が一段落ついて時間足チャートパターンが上昇に転じれば
現在237.5(Bid)に置いてある仮想Lポジのストップを日足の直近安値まで引き上げ、
時間足タイムスケール適用による手仕舞いを検討することになる。
(ナイアガラ級の下落が起きればストップを引き上げる余裕は無いが、
それはそれで237.5(+スリッページ)以上の損失は蒙らないので構わない)
リアルポジ。
ドル円Lはほぼ日足タイムスケールの仮想ポン円Lと同じ状況で、
引き続き120.7(Bid)にストップを置いてホールドしつつ、
時間足チャートパターンで反発しだしたらストップを引き上げ。
さらに124.1を明確に踏み越えられずに上げ止まり気配
(時間足チャートパターンにおける安値切り下げ)が見られたらその時点で
適用タイムスケールを時間足まで落として手仕舞いにかかる。
ドルカナLは特に変化無し。
引き続きストップオーダーを1.0611(Bid)に置いてホールドしつつ、
「心のストップ」を1.067あたりに置いてここを割り込んだら手仕舞いの準備。
ドルスイは1.23前後で長い持ち合い。
ひとまず上か下かへ明確な動きを見せるまでは静観。
( ><)したいよ
6/28のポン円。
ここ数日続いた下落は一旦244で反発。
先週の時点ではサポートを形成していた246台前半が今度はレジスタンスとなって
この辺りでレンジを形成中。
時間足ではやや微妙な形ながらチャートパターンを描きつつあり、
ここから246.5を大きく踏み越え高値安値双方の切り上がりが確認できた場合、
時間足での押し目あるいはレンジ形成を待ち、下押しが最悪245あたりまでで収まれば
244(Bid)にストップを置いてL。
当面のターゲットは248。ここを踏み越えられない段階で時間足のトレンドが
下降に転じた場合は手仕舞いにかかる。
4時間足では下落からの反発局面。
ここからの再度の下押しがあり、それが244を踏み下げるかどうかがポイント。
引き続き静観
日足では引き続き仮想Lをストップ237.5(Bid)で保持しつつ、
時間足チャートパターンでの上昇トレンドが確認されれば
ストップを244(Bid)まで引き上げ、同時に「心のストップ」を245.3あたりに置いて
ここを割ってきたら時間足タイムスケールでの手仕舞いにかかる。
リアルポジ。
ドル円はポン円とほぼ同じ状況。ここから上か下かに動くのを待つ。
123.4〜5を踏み越えていけば時間足で上昇トレンドに入りLポジのストップを
122.2(Bid)まで引き上げ、押し目あるいはレンジ形成を待ってLの積み増し。
ドルカナは「心のストップ」である1.066〜1.067を切り下げたので
手仕舞いの準備・・・といくつもりだったが、良く良く見ればまだ
4時間足チャートパターンの下降局面の途中とも見なせ、なかなか悩ましい。
とりあえず1.0611(Bid)のストップオーダーを維持しつつ、
ここから一方的に落ちてくるようであればそのまま損切り、
4時間足で反発し出せばストップを引き上げ&1.075を明確に踏み越えられずに
反転してくれば手仕舞い、ということにする。
ドルスイは4時間足で見事なまでのヨコヨコチャート形成。
まだまだ様子見。
基本的には一人言スレなのだが、とりあえず自分以外に一人は見てくれている(と思う)ので、
テンプレというわけではないけれども、
相場に対する基本的な考え方やポジションサイジング、ポジションメイクと手仕舞いのルールなど、
一応それを踏まえておかないとわけが分からなくなる部分について、旧和ロリスレからいくつか転載。
まあ「いちいち過去ログを参照するのが面倒だからここにコピペしておく」ってのが主な理由だけど。
まず、投資における基本スタンスについて。
初出は市況1の銘柄診断スレなので株用の文章になっているが為替でも同じ話、
というかもともとFX用に考えていた文章を株に転用したものである。
----以下転載----
まず、このスレ(株の銘柄診断スレ)に診断を依頼してくる全ての人に問いたい。
「あなたは何のためにその診断を依頼するのか?」と。
もしその答えが
「勇気をもらうため」
「買った(売った)ほうがいいかどうか教えてもらうため」
であるならば、あなたが買おう(売ろう)としている株が何であれ、答えは一つしかない。
「絶対に買って(売って)はいけない」
(既に保持している株であれば「即座に手仕舞いしなさい」)
これだけだ。
相場においてポジションを取るということは、
「自らの資金をリスクに晒し、リターンを期待する」ことであり、それはすなわち、
自らの感情を「このポジションで利益を上げられるかもしれない」という"欲"と
「このポジションで損失を出すことになるかもしれない」という"恐怖"との狭間に投げ出すことである。
それが買いであれ売りであれ、株であれ為替であれ先物であれ、
ポジションを取ったその瞬間、ポジションを持っている間中、
"欲"を覚えない人間、 "恐怖"を感じない人間は存在しない。
そして、相場で利益を上げられるか、それとも損失を出すかは、
この"欲と恐怖"(正確には「"欲と恐怖"を飼いならせるか否か」)にかかっている。
例えば、買った株が買値よりも下がっている時にその株をさっさと損切りせず、
「株価はきっと戻る」と信じて持ちつづけた結果、いたずらに損失を拡大させ、
追証で首が回らなくなり、大きな借金を抱えた男(ありふれた話だ)がいたとする。
彼をそうさせたものは何か。
それは「待っていればこのポジションで利益を出せるかもしれない」という"欲"と、
「このポジションで出した損失を確定する」ことに対する"恐怖"である。
例えば、買った株が含み益を持ち始め、「しめしめこれで○○万円の儲けだ」と思っていたら、
その株が急落して結局買った値段と同じところで売る羽目になった男(これもありふれた話だ)がいたとする。
彼をそうさせたものは何か。
それは「このポジションでもっと儲けられるかもしれない」という"欲"と、
「利益を確定した後に株価がもっと上がって儲けそこなうかもしれない」という"恐怖"である。
例えば、買った株が含み益を持ち始め、「しめしめこれで○○万円の儲けだ」と思って利益を確定したら、
その後株価が何倍も跳ね上がって地団駄を踏んだ男(これも良くある話である)男がいたとする。
彼をそうさせたものは何か。
それは「このポジションで得た利益を確実なものにしたい」という"欲"と、
「時間が経てば株価が下がって今手にしている利益を失うかもしれない」という"恐怖"である。
相場にはこのような
「膨大な含み損を抱え破滅する」
「一度は手にした利益を失ってしまう」
「手に入れられたはずの利益をみすみす逃してしまう」
男が大勢(それはもう数え切れないほど)いる。その一方で、
「そのまま放置しておけば膨大なものになった損失を早めに切り捨てて小さく留め」
「一度手にした利益を(全部とはいわないまでもある程度は)しっかりと確保し」
「大きな利益を手に入れられるチャンスを(全てではなくともいくつかは)確実にものにする」
トレーダーや投資家も(星の数ほどとは言わないがそれなりに大勢)いる。
前者と後者を分けるものは何か。
相場の分析力? ではない。トレーダーとしてはからっきしの優秀なアナリストは山ほどいる。
運? でもない。一度や二度ならともかく、何年にもわたって運だけで生き残ることは出来ない。
「彼らトレーダーや投資家は一般人ではない。使えるツールや情報量が違う。特別な存在なのだ」
と言う人もいるかもしれないが、それも違う。
相場で利益を上げるトレーダーや投資家は、何も特別な技術や自分だけの情報源を持っているわけではない。
(中には持っている人もいるのかもしれないが、殆どはそうではないはずだ)
彼らは一般人が入手できるのと同じファンダメンタルズの情報を手に入れ、
一般人が見られるのと同じチャートを見、一般人が使えるのと同じテクニカル指標を使っている。
「情報は同じでも見方が違うのさ」
「ツールは同じでも使い方が独特なんだろ」
と思うかもしれない。だがそれも違う。成功したトレーダーや投資家のインタビューや著作を見れば、
彼らの言うことが極めて当たり前であることに、あまりに当たり前すぎることに驚くだろう。
成功するトレーダー/投資家と、損失を重ね相場の肥やしとなる「男」を分けるものは、
才能(分析力)でも運でもなく、技術や情報やそれらの使い方でもない。
では何か。
損をする「男」と利益を上げるトレーダー/投資家を分けるものはただ一つ、
「前者は"欲と恐怖"で行動し、後者はそうしなかった」
これだけである。
ここで
「ちょっと待て。さっきお前は『"欲と恐怖"を感じない人間はいない』と言った。
なのに今、成功するトレーダー/投資家は"欲と恐怖"では行動しないと言う。
それは矛盾ではないのか」
と思った人がいるだろう。
その疑問は正しい。トレーダーも投資家も、人間である以上、
ポジションを持った時の"欲と恐怖"からは逃れられない。
その点に関しては、彼らと前述の「男」との違いは何一つとしてない。
違うのは、「男」がその"欲と恐怖"に基づいて行動したのに対して、
トレーダー/投資家はそうしなかった、言い換えれば、トレーダー/投資家には
"欲と恐怖"以上の「そのポジションを取る(あるいは手仕舞う)」強い理由があったのに対して、
件の「男」にはそれが無かった。ただそれだけである。
成功するトレーダー/投資家は、ポジションを取り、手仕舞いをするためのルール(理由)を必ず持っている。
それがファンダメンタルズに基づくものなのかテクニカルなものか、自身の相場観を用いた裁量トレードなのか
完全にコンピュータ化されたシステムなのか、そんなことはどうでもいい。
大事なのは、彼らは何らかの形で「私はこのポジションを取る/手仕舞う」と決めるための
ルール(理由)を持っており、そのルール(理由)を信じ、そのルール(理由)に従うことによって、
ポジションを取った時の"欲と恐怖"によって引き起こされる不適切な行動と、
その結果としての損失を防いでいるということだ。
ここで冒頭の文をもう一度見て欲しい。私は
「あなたは何のためにその診断を依頼するのか?」
と訊いた。この文は次のように言い換えることができる。
「あなたは何故この株を買おうと(このポジションを持とうと)思ったのか?」
もし、「何のために診断を依頼するのか?」という問いに対する返答が
「勇気をもらうため」「買った(売った)ほうがいいかどうか教えてもらうため」
であるならば、それは
「あなたは何故この株を買おうと(このポジションを持とうと)思ったのか?」
に対する返答(=自分がそのポジションを取る理由)が
「誰かが買った(売った)方がいいって言ってたから」
であることを意味する。
何度も言っているように、それが何の株であれ、買いであれ売りであれ、
ポジションを取った瞬間、確実にあなたは"欲と恐怖"に襲われ、
ポジションを持っている間、その"欲と恐怖"はあなたにこう囁き続ける。
「このまま持っていたら利益を失うぞ」
「このまま持っていればもっと儲かるぞ」
「今は損だけどこのまま持っていればそのうち利益になるぞ」
「今手仕舞ったら損が確定するぞ。お前が間違ったことを認めることになるぞ」
(不思議なことに、"欲と恐怖"が「このまま持っていたらもっと損失が拡大するぞ」と囁くことは滅多になく、
大抵の場合、損失が最大になったその瞬間にのみ囁かれる)
もしあなたが相場で利益を上げたいのであれば、決してこの囁きに従ってはならない。
常に自分の感情をコントロールし、"欲と恐怖"を退けなくてはならない。
しかしながら、この囁きは非常に魅惑的であり、これに抵抗するのは極めて難しい。
感情に屈することは、それを退けることよりも遥かに楽なのだ。何の備えもせず、
何の手立ても打たずに"欲と恐怖"に打ち勝つことは、よほどの幸運に恵まれない限り不可能だ。
相場における"欲と恐怖"を退け、感情に屈せず、理性を保った人間として適切な行動を取るには、
そのための武器が必要である。そして、その武器こそが、他ならぬ
「ポジションを取る(手仕舞う)ための強い理由」
(「ポジションを取る(手仕舞う)ルール」)
である。
繰り返すが、その「理由」がテクニカルであるかファンダメンタルであるか、
それとも直感であるかなんてことはどうでもいい。
どんな種類のものであれ、自分の中にある
「かくかくしかじか(例えば、ファンダメンタルな強気材料が有る、
チャートパターンが上昇の形を作った、テクニカル指標が買いを指示した、etc.)だから、
私はこのポジションを持つ」
という強い理由。
その理由が無くなった(例えばファンダメンタルな事情が悪化した、
チャートパターンが反転の形を作った、テクニカル指標が売りのシグナルを出した、etc.)時に
ポジションを手仕舞う強い理由。
この「強い理由」なくして、目まぐるしく動く価格にあわせ
「今買え」「今売れ」「今手仕舞え」「今は手仕舞うな」と執拗に囁いてくる
"欲と恐怖"を退けることは出来ない。
もう一度あなたに問う。
「あなたは何故この株を買おうと(このポジションを持とうと)思ったのか?」
加えて問う。
「その理由が『誰かが買ったほうがいいって言ってたから』であった場合、
あなたは"欲と恐怖"を退け、適切な行動を取ることができると思うか?」
結論から言おう。
自らの内から発した、自分自身を充分に納得させられるだけの根拠を持たない、
誰かに与えられた理由で"欲と恐怖"を退けることは不可能だ。
「そんなことは無い。私は○○さんのアドバイスで利益を上げることができた」
と言う人はいるだろう。もちろん、その事実を否定するつもりはない。
だがそれは、「そのアドバイスを理解し、心から納得して自分のものとしていた」、
すなわちアドバイスの内容が自分自身の「強い理由」になっていたか、さもなければただの偶然だ。
一度や二度ならともかく、何年にもわたり、時には損失(永遠に勝ちつづける取引はありえない)を出しながら、
なおかつ他人を信じ続け、それだけを根拠に"欲と恐怖"を退けることなど、
たとえその「他人」がバフェットやリバモアであっても、できはしないのである。
(市販のトレードシステムの類や、誰かが売り出す"必勝法"なるものが役に立たない理由の一端はここにある。
どれほど優れたシステムや手法であっても、それを自分自身のものとして信じられない限り、
効力を発揮することは無いのである。)
"欲と恐怖"に打ち勝ち、相場で利益を上げるために必要な行動を取る。
それを可能にするのはテクニカルでもファンダメンタルでも相場観でもシステムでもない。
(と同時に、それらの全てでもある)
それを可能にするのはただ一つ。
「自分の頭で考え、自分で納得した、自分だけの理由」
のみである。
三たびあなたに問う。
「あなたは何のためにその診断を依頼するのか?」
「あなたは何故この株を買おうと(このポジションを持とうと)思ったのか?」
診断を依頼する前に、ポジションを取る前に、自分の胸に手を当て、この問いを良く考えて欲しい。
もし、診断結果によって買うか売るかを決めようとしているのであれば、
そのポジションを取る明確で強力な理由が見つからないのであれば、
診断の結果がどうであろうと、誰が何を言おうと、答えは一つである。
「そのポジションは取るべきでない」
診断結果を気にせず、単に「自分以外の意見もちょっと聞いてみるか」と思い、
その結果と自分の考えとを照らし合わせて、賛同するにしろしないにしろ、
自分自身で結論を出せるのであれば、診断(これも繰り返しになるが、
この"診断"とは、このスレにおける、私の「診断もどき」のことではない。
"自分以外のすべての人の意見"の比喩としての"診断"である。)を聞いてみるのもいいだろう。
逆説的な物言いになるが、診断(他人の意見)を必要としない人だけが、
診断(他人の意見)を利用できるのである。
ここは2ちゃんねるで、私はどこの誰とも知れない馬の骨である。
また、私のやる「診断」なるものは、特に優れたものでもなんでもない。
良くあるテクニカル指標の使い方を型どおりになぞっただけの代物である。
その「診断」を本気で信じ込む人などいるはずが無い。当たり前だ。
だから、本来こんな話をする必要は無い。機械的に「診断」しつづけていればいい。それは分かっている。
しかしながら、同時に私は知っている。
金が絡んだ時、特に「利益の可能性」を目にした時、人がどれほど強く「何か」に縋ろうとするかを。
その「何か」がどんなにあやふやなものであっても、怪しげなものであっても、
それには目を瞑り、どれほど熱烈に利益を得るための根拠に祭り上げようとするかを、私は知っている。
もしかしたら、"欲"にかられてしまった誰かが、便所の落書きに等しい私の「診断」を根拠として、
大事な資金をリスクに晒すかもしれない。
勘違いしないで欲しいのは、誰かが自分の「診断」を根拠として資金をリスクに晒すこと、
それ自体を心配しているのではない、ということである。それは自己責任だ。
私が心配しているのは、ただ単に
「自分自身の内にある強い理由以外のものを根拠としてポジションを持つことは、
金を溝に捨てる行為に等しい」
ということを知っていることによるもの、つまり、私のものであるとないとに関わらず、
「他人の判断」を根拠としてポジションを持った人の、バラ色とは言えない未来、それだけである。
あなたに問う。
「あなたは何のためにその診断を依頼するのか?」
「あなたは何故この株を買おうと(このポジションを持とうと)思ったのか?」
----転載終了----
続いて2つ目。相場で生き残るために必須とも言える「損切り(=リスクの限定)」について。
なお、詳しくは後で触れることになるが、ここで言う「損切り」は、いわゆる
“低レバ放置スワップ狙い戦略”や“MCを損切り代わりに使う戦術”を否定するものではなく、
あくまでも「そのポジションによって蒙る可能性のある最大の損失を限定する」という行為の総称に過ぎない。
「損切り(=リスクの限定)」をすることが相場で生き残るために不可欠であるという点については
疑いの余地は無いがが、それ(リスクを限定すべきだということ)と
「どこで損切りするか」ということとは全く別の問題である、とは言っておかなければならない。
----以下転載----
「多分もっとも重要なことは、利が乗っているポジションは
できるだけそのままにしておいて、やられているポジションは
早く切るということじゃないかな。どちらも同じくらい大事だね。」
(マイケル・マーカス)
「僕がポジションを持つ場合、あらかじめどこで手じまうのか、
ストップ・ポイントを決めておくんだ。そうじゃないと眠れやしない。」
(ブルース・コフナー)
「常に最悪のケースとするポイントを決めておくべきだろう。
唯一の選択はそれより早く手じまうべきかどうかということだ。」
(リチャード・デニス)
「もし損の出ているポジションを持っていて不快なら、答えは簡単だ。
手じまうだけだ。いつでも相場に戻ってこれるのだから。」
(ポール・チューダー・ジョーンズ)
「最も重要なことは、利がのったポジションはできるかぎり長くもち続け、
うまくいかないポジションは素早く切るという方法を持つことだ」
(ゲーリー・ビールフェルド)
「良いトレードの要素とは、(1)に損切り、(2)に損切り、そして(3)に損切りだ。」
(エド・スィコータ)
(勤めていた企業の社長に、損を出しているポジションをどうすべきかの
アドバイスを求められ、「全部投げるべきです」と答えたにもかかわらず、
社長がポジションを保持し続けたことを受けて)
「この事件のあと、私は同僚に言った。
『ボブ、我々は別の仕事場を見つけた方が良さそうだ』。
『どうしてさ』と彼は尋ねてきた。
『地雷原の中にいることにやっと気づいたような男の下で働いているんだ。
そして、彼のやっていることは、まるで目をつぶってその中を歩いている
ようなものだ。彼は今思っているさ。地雷原の中を通り抜ける正しい方法は、
目をつぶって真っ直ぐ歩くことだと』と私は答えた。
一年もしないうちに、その社長は(中略)会社の資産を全てふっ飛ばした。」
(ラリー・ハイト)
「良いトレードとは、自分のアイディアを追い続けていく信念と
間違いを認める柔軟性の間の微妙なバランスで成り立っているのです。」
(マイケル・スタインハルト)
「進んで損切りできないのなら、株はやめた方がいいな。
ブレーキのない車を運転するのかね。」
(ウィリアム・オニール)
「損切りは早い方がいい」
(デビット・ライアン)
「損切りを覚えなさい。金儲けで最も重要なことは
手に余るほどの損を決して出さないことだ。」
(マーティ・シュワルツ)
「それが大きなファンダメンタルの変化であれば、
ファースト・ロスはベスト・ロスだ。」
(ジェームス・B・ロジャースJr.)
「損切りを早くすること。
(中略)ほとんどのトレーダーはそれ以上損が大きくならないことを願いながら、
損の出ているポジションを余りにも長く持ち過ぎる。」
(マーク・ワインスタイン)
「失敗したトレーダーのほとんどは自惚れており、間違ったことを認めることができない。
(中略)また、損を心配しすぎるあまり失敗をする人もいる。
(中略)私は損を恐れない。トレーダーが損を恐れ始めたら、それで終わりだ。」
(ブライアン・ゲルバー)
(損が出たらどうしますか、という質問に対して)
「損切りします。」
(トム・ボールドウィン)
「もしポジションが悪ければ問題だ。すぐに手じまうべきだね。」
(トニー・サリバ)
上に挙げたのは、ジャック・D・シュワッガー『マーケットの魔術師』に出てくる
トレーダー達の、損切りに対する意見である。
『マーケットの魔術師』には、16人のトレーダーが登場する。
彼らが活躍する市場は株式、通貨、先物と様々であり、
そのトレードのスタイルも株の長期保持を前提とした投資的なものから
デイトレードまで千差万別、使用しているテクニックもバラバラである。
ここで質問。
そんな多彩なスタイルを持つ16人のトレーダーの中で、
「損を出しているポジションは、そのままずっと持ち続け、
相場が回復するのを待った方がいい」
という意見を持っているトレーダーは何人いるか?
半分の8人?それとも4人?もしかしたら2人?
全部外れ。答えは「0人」だ。
驚異的なパフォーマンスを叩き出し、誰もがトップトレーダーと認める彼らのうち、
「損切りをすべきでない」と考えている人は1人もいないのである。
(厳密に言えば、マイケル・スタインハルトやジェームス・B・ロジャースJrのように、
自らのファンダメンタルな見通しが正しいと確信できている限り、
ポジションが少々悪化しても保持し続けるべきだという意見のトレーダーもいるので、
「0人」というのは少々言いすぎである。しかしながら、彼らを抜きにしても
16人のうちの大半は「損を出しているポジションはさっさと損切りすべきだ」という意見であり、
スタインハルトやジム・ロジャースでさえも、自分が間違ったと思った時はすぐに手じまうべきだと言っている)
もしかしたら、あなたはこう思うかもしれない。
「それは単に著者がそういうタイプのトレーダーを集めただけだろう」
そうかもしれない。シュワッガー自身が進んで損切りを行うタイプだから、
(意識的にか無意識のうちにかは知らないが)同じ考えを持つトレーダーを
集めてしまった可能性はある。
では、その可能性を認めた上で、あなたに一つお願いがある。
そのお願いとは次のようなものだ。
「『損の出ているポジションは損切らずに保持し続け、相場の回復を待つべきだ』
という考えを持っていて、5年間連続して年に20%以上のリターンを出しているトレーダーを
10人挙げてください」
『マーケットの魔術師』に出てくるトレーダーが年に数十パーセント以上、
時に3桁のリターンを、何年も、人によっては10年20年とあげていることを考えれば、
「20%で5年」というのは非常に甘い条件だが、それでも、あなたがもしこの条件を
クリアしたトレーダーを10人探して来られるのなら、私は喜んで
「相場で利益をあげるために、必ずしも損切りは必要でない」
という意見に鞍替えしよう。
未来予測はトレーダーにとっては敵である。相場がこの先どう動くかは誰にも分からない。
トレーダーに出来ることは、わずかばかりの「確率的な優位さ」に賭けることだけであり、
それは未来予測とは本質的に異なるものだ。
したがって、私は通常未来予測はしないが、「予測」が未来において確実に実現することが
分かっている場合に限って、その禁を破ることがある。
そして今がその時だ。
その「予測」とは何か。
それは
「未来永劫にわたって、私が
『相場で利益をあげるために、必ずしも損切りは必要でない』
という意見に鞍替えすることはない」
言い換えれば
「『損切りをせずに、5年間連続して年20%のリターンを出せるトレーダー』
を10人見つけることはできない(そもそも、損切りをせずに5年相場で生き残れる
トレーダーを見つけることすら困難である)」
ということだ。
繰り返す。
「『損切りをせずに、5年連続で年20%のリターンを出せるトレーダー』
を10人見つけることが出来れば、私はただちに
『相場で利益をあげるために、必ずしも損切りは必要でない』
という意見に鞍替えするが、私はそれが実現しないことを知っている。」
今、あなたはポジションを持っている。
そのポジションはあなたの見通しとは逆の動きをし、現時点で含み損を抱えている。
あなたはそのポジションが回復して欲しいと願っているが、
回復するという強い確信は持っていない。
ここであなたに問う。
「そのポジションをどうする?」
この質問に対して、即座に
「損切りする」
と答えられなかったならば、あなたは相場に近寄るべきでない。
なぜなら、あなたのその躊躇は、ポジションが回復するという強い確信によるものではなく、
「もしかしたらポジションが回復するかもしれない」という"欲"によるものだからだ。
相場があなたの"欲"に従って動いてくれるのであれば、それでいい。
しかしながら、もちろん、当たり前に、当たり前すぎてわざわざ言う必要も無いほどだが、
相場はあなたの"欲と恐怖"とは関係なく動く。実のところ、殆どの場合においては、
群集心理の働きによって相場は"欲と恐怖"によって望む方向とは逆に動く。
そして、その動きがあなたを破滅させない範囲で止まるという保証は、
これもまた当たり前だが、全く無い。
もう一つ質問をしよう。
「通貨の帝王」ビル・リップシュッツは、ドイツマルクに対するの米ドルの売りポジションで
9000万ドルの含み損を抱えた時、買戻しのための流動性を確保するために
開場を待った東京市場でやや回復の兆しが見えたので、ヨーロッパ市場が開くまで
待って買戻しを行い、損失を1800万ドルに留めることが出来た。
質問はこうだ。
「この話を読んで、あなたは何を思った?」
もし
「ほら見ろ、損切りしない方がいい結果を生むこともあるじゃないか」
と思ったのであれば、やはりあなたは相場に近寄るべきでない。
勘違いしてはいけないのは、
リップシュッツは"損失を最小限にとどめた"のであって、
決して利益を上げるために損切りを待ったわけではないということである。
東京市場が開場した時、リップシュッツには
「短期的に(その日のうちは)米ドルの価格が戻ってくる」
という強い確信があった。そして、同時に、
「長期的には米ドルの価格は上昇する可能性が高い」
という推定に基づき、リスクを限定しなければいけないことも知っていた。
だからこそ、ヨーロッパ市場を待って"損切りする"ことができたのである。
リップシュッツにとって問題だったのは「いつ損切りするか」だけであって、
「損切りをするかしないか」は問題ではなかった。
ここを勘違いしてはいけない。
もしこの時リップシュッツが「待っていればもっと回復するかもしれない」という
"欲"に捕らわれて損切りをしなければどうなったか。
そう、損切りをする最高のタイミングを逃し、致命的な損失を抱え、
ビル・リップシュッツの名前が相場史に残ることは無かっただろう。
(もちろん、リップシュッツは損切りをした。そして今、彼の名前は
世界最高のトレーダーの一人として相場史に刻まれている)
ひょっとしたら、あなたはまだ納得しないかもしれない。
「でもそれはたまたまじゃないの。もしかしたらリップシュッツが損切りした後
ドルはまだ下がったかもしれないじゃないか」
それはその通り。米ドルはもしかしたら下がったかもしれない。
もしかしたら、あなたが今持っていて、損を出しているポジションも、
そのうち回復してくれるかもしれない。
だが、そこであなたに訊きたい。
「損切りをした後ドルが下がったからどうだというんだ?」
損切ったポジションがその後どれだけ回復しようが、
あなたの資金は全くダメージを受けない。
それどころか、再び上がると思ったところでもう一度ポジションを取り直せば、
利益を上げることさえ出来る。
損切りをしたところで、その後の利益の可能性が無くなるわけでは全く無いのである。
一方、もし損切りをしないで、損失が拡大する可能性を残せばどうなるか。
もしかしたら今回は、その可能性が実現せず、ポジションが回復するかもしれない。
もしかしたら次回は、その可能性が実現せず、ポジションが回復するかもしれない。
もしあなたが真に強運であれば、しばらくはその可能性が実現せず、
ポジションが回復してくれるかもしれない。
しかし、その運はいつか必ず尽きる。
損切りをしなかったポジションがあなたの資金に深刻なダメージを与える日が必ずやってくる。
それがいつかは分からないが、トレードを続けている限り、いつか必ず
ダメージが臨界点を越え、あなたがトレードを続けられなくなる日がやってくる。
(厳密に言えば、リスク管理をしっかりしてあれば致命傷にはならないが、
"欲"に捕らわれて損切りを行わない者がリスクを管理できる可能性は、殆どない。)
しつこいのは分かっているが、繰り返す。
「損切りをすることによって、利益の可能性は閉ざされない」
「損切りをしなければ、いつか必ず致命的なダメージを負う」
今、あなたはポジションを持っている。
そのポジションはあなたの見通しとは逆の動きをし、現時点で含み損を抱えている。
あなたはそのポジションが回復して欲しいと願っているが、
回復するという強い確信は持っていない。
あなたに問う。
「そのポジションをどうする?」
----転載終了----
3つ目。内容的には1つ目(ポジションを取り、手仕舞うための強い理由)と2つ目(損切り)の
焼き直しであり、特に新しい内容は無い。
座右の銘とも言えるリンダ・ラシュキの言葉を持ち出すためだけに書いたようなものである。
ただ、前述のように、
「ここで言う“損切り”とは単に“含み損を抱えているポジションを解消する行為”を指すのではなく、
“そのポジションにおけるリスクを限定する行為全般”を意味する。」
ことについてここでも触れられており、この点については少し強調しておきたい。
これは「損切り」がロスカットの決済だけではなくポジションサイズとも密接に関わるものであること、
そして“損切り決済”と“利益確定の手仕舞い”との間に本質的な違いは無い(あるべきでない)ということから、
最終的に「ポジションを取り、手仕舞うための強い理由」と「ポジションサイジング」という
相場を張る上で最も重要な(重要だと私が考えている)二つの要素へと繋がってくるものである。
これも初出は市況1なので株仕様になっているが、為替でも話は変らない。
----以下転載----
(1月の日銀政策金利決定会合の直前、
「もしも金利上げ無し → 不動産株、証券株以外暴落となった場合、どうする?」
という質問を受けて)
どうもこうも無い。
損切りのラインにかかれば問答無用で損切る、かからなければそのまま。それだけである。
(テクニカルは基本的に値動きそのものを判断材料とするものなので、
暴落によって「自分がその株を持つテクニカルな理由」が崩れれば
損切りラインにかかっていなくても手仕舞いすることはあり得る。
しかしいずれにしても「損切らない」という選択肢はあり得ない)
もちろん大暴落が起きてストップ安の連続となれば、
想定していた価格で損切りできないこともありうるが、
「損切りができなくてその株が紙くずになっても一文無しにはならない」
ように購入数を管理することで最悪の事態は回避できる。(空売りならば暴落→暴騰、購入→売却)
何よりも大事なことは、損切りすらできない可能性を織り込むことは
「損切りが出来なくても大丈夫なようにポジションのサイズを制限する」
理由にはなっても、
「損切りをしない」
理由にはなり得ないということである。
(問「暴落してからまた上がり出したらどうするんだ?」
答「買いなおせばいい」)
さて、損切りの話をすると必ずと言っていいほど
「バフェットは損切りをしなかったじゃないか。
だから必ずしも損切りはしなくていいんじゃないの。」
という人が出てくるが、この認識は2つの決定的な間違いを含んでおり、
多くの人はさらに致命的な1つの間違いを抱えている。
決定的な間違いの一つ目は
「バフェットは損切りをする」
ということである。
確かにバフェットは「価格による損切り」はしなかった。
しかし、自身のファンダメンタルな見通しに基づく「その株を保持する理由」が失われた時には、
その時の価格が買値より上であろうと下であろうと、躊躇せずにその株を手放した。
これまで「価格による損切り」を例にとってきたのは、多くのトレーダーにとって
「取ったポジションが自分の思う方向と反対に動いている」という事実そのものが
そのポジションを保持する理由の消失となる(ウィリアム・オニール曰く「全ての株はだめな株だ。
上がらない株を持っておく理由は無い」)からに過ぎず、
「損切り」の本質は「ポジションを保持する理由(それがテクニカルなものであれ
ファンダメンタルなものであれ価格であれ直感であれ)が消失した時には、
そのポジションが含み損を抱えていても問答無用で手仕舞う」
ということなのだ。その意味において、多くのトレーダーが価格による損切り(利確)を行うのも、
バフェットがファンダメンタルな理由によって株を手放すのも、同じことである。
すなわち、バフェットは損切りをする。
二つ目の間違いは
「バフェットは価格による損切りはしなかったが、
だからといってリスクを管理しなかったわけではない」
ということである。
いくら自らのファンダメンタルな見通しに自信があったとしても、
ある日突然何らかの事情でその会社が倒産してしまうことはあり得ない話ではなく、
バフェットの長い取引歴において、持っている株が紙くず同然になってしまったこともあったはずだ。
にも関わらずバフェットが成功できたのはなぜかと問えば、答えは一つしかない。
「一つ(あるいは少数)の会社の株に資金の全てを投入するような真似はしなかったから」
むしろ、価格による損切りを行わない以上、他のどのトレーダーや投資家よりも
遥かに慎重に厳密に「万が一その株が紙くず同然になった時のリスク」を見積り、
それが自らの資産に対して致命的なダメージを与えないよう厳格に管理していたはずである。
そうでない(何らかの形でのリスク管理を行わない)限り、長期間にわたり相場で生き残ることはできない。
ところが、多くの人は「バフェットも価格による損切りを行わなかったから」と言って、
自らの資金の半分、時には全部、時には数倍ものリスクを平然と放置する。
(さらに付け加えれば、大抵の場合、ポジションが抱えるリスクが大きくなればなるほど、
「このポジションで勝たなくてはならない」という執着が増して
損失を確定することを躊躇い、リスクを放置する傾向が強まる)
私には、その行為は「目隠しをして断崖絶壁の端を歩いている」のと同じに見える。
目隠しをして(未来のことは誰にも分からない)断崖絶壁を歩く(相場を張る)のなら、
手すりのある場所を歩く(ストップオーダーを設ける)か、
断崖の端から離れた場所を歩く(価格が崩れても安全な資金的余裕を取る)かしない限り、
早晩崖から落ちる(資金を失い退場する)ことになるのは目に見えている。
そして、多くの人が抱えている"さらに致命的な1つの間違い"は、
「殆どの人はバフェットではない」
ということである。
バフェットは自らのファンダメンタルな見通しに基づいた「その株(ポジション)を保持する理由」が
維持されている限り、価格がいくら上がろうが、またいくら下がろうが
動じることなくポジションを保持し続けた。
ところが、損切りが出来ない人の殆どは、自分が持ったポジションの価格の上下に一喜一憂し、
値動きが順調であれば天にも昇ったような気分になり、
値動きがちょっとでも反対の方向に動きだせばこの世の終わりのような気分になり、
そしてポジションが損失を出し始めるとバフェットになる。
「ファンダメンタルな見通しに基づく理由でポジションを持ち、価格による損切りをしない」
これ自体は決して悪いことではない。
ポジションサイズを管理し、リスクを限定できるのであれば、極めて有効な戦略の一つである。
ただし、もしその戦略を取るのであれば、価格を見てはいけない。
見たとしても、決して心を動かしてはいけない。。
自らのファンダメンタルな見通しに基づく「ポジションを保持する理由」に変化が無い限り、
価格がどうであろうが、いくら上がろうがいくら下がろうが、
頑としてポジションを保持し続けなくてはいけない。
その価格が倍になろうが3倍になろうが10倍になろうが、反対売買による差益を考えてはいけない。
(バフェットが真に偉大である理由は、銘柄を見抜く眼力よりもむしろここにある。
繰り返しになるが、彼は「株価が下がっても手放さなかった」のではなく、
「株価が上がっても下がっても手放さなかった」のである)
仮にあなたが
「私はファンダメンタルな見通しに基づいてポジションを持ち、価格による損切りはしない」
と言ったとする。
私は決してそれを否定しない。ただ、こう問うだけだ。
「たとえ株価が10倍、100倍、1000倍になって、含み益が何百万、何千万、何億と膨れ上がっても、
全く気にしないでいることができますか?」
この問いに対して、充分な自信を持って「できる」と答えられるのであれば、
よろしい、あなたはバフェットだ。
リスクの管理さえ忘れなければ、間違いなく相場で大成功を収められる。
だがもし、この問いに対してほんの僅かにでも「できるかな?」と思ったのであれば、
あるいは「できない」と思ったのであれば、
あなたが自らの大事な資金を守るための選択肢は2つしかない。
「価格による損切りを行う」(もちろん、その価格をどこに置くかは、
資金の量、ポジションサイズ、自らの見通しに基づいてその都度決める必要がある)か、
さもなくば「相場に近寄らない」。これだけだ。
ここまで何度か長々と駄文を書き散らしてきたが、
実のところ、初めから最後まで同じことしか言ってないことに気付いた人もいるのではないかと思う。
"自らの内から発し、自分自身を充分に納得させられる
「ポジションを保持する明確で強力な理由」が見つからないのであれば
そのポジションを保持するべきでない。
そして、相場で利益を上げるためには、常にこの「理由」を自分自身に問いかけ続けなければならない"
これだけだ。
この問いかけがポジションを取ろうとする時に発せられれば、「エントリーするか否か」の理由となり、
この問いかけが含み益を持ったポジションに対して発せられれば、「利益を確定するか否か」の理由となり、
この問いかけが含み損を抱えたポジションに対して発せられれば、「損切りするか否か」の理由となる。
違うのは問いかけのタイミングだけで、その根本にあるものは全て同じである。
(ことさらに「損切り」をクローズアップしてきたのは、それが相場で利益を上げるために必要な
もう一つの、そして最大の柱である"リスク管理"と切り離せないものだからだ)
何度も、何度も言ってきたが、その「理由」の種類(テクニカルなのかファンダメンタルなのか
直感なのかそれとも他の何かなのか)はどうでもいい。
その「理由」が妥当かどうかもどうでもいい。
(極言すれば、自分自身を充分に納得させられさえすれば、
その「理由」が"今日は晴れたから"でも全く構わない)
大事なのは、ポジションを取る時、取らない時、ポジションを手仕舞う時、手仕舞わない時、
どんな時でも常に「同じ理由」に基づいて判断し行動すること。
その「同じ理由」に対して強い確信を持っていること。それだけである。
ファンダメンタルな見通しに基づいてエントリーしたのであれば、
同じファンダメンタルな見通しに基づいてのみ手仕舞いをする。
テクニカルな見通しに基づいてエントリーしたのであれば、
同じテクニカルな見通しに基づいてのみ手仕舞いをする。
直感に基づいてエントリーしたのであれば、同じ直感に基づいてのみ手仕舞いをする。
決して、時と場合によって異なる「理由」を使ってはいけない。
それがどれほど説得力があるように見えても、
エントリー時と別の種類の「理由」に基づいて手仕舞いするのは、
前のトレードと別の種類の「理由」に基づいてエントリーするのは、
単に「このポジションで儲けたい」「このポジションを手仕舞いたい(手仕舞いたくない)」
という"欲と恐怖"に踊らされ、後付けで理由を探しているに過ぎない。
「理由の一貫性」を保つことに比べれば、
個々の「理由」の種類やその妥当性など殆ど何の意味も持たないのである。
そしてこの「理由の一貫性」を保つためにも、ポジションを取る「理由」は、
すべからく"自らの内から発し、自分自身を充分に納得させられる"ものでなくてはならない。
他人から与えられた理由、それを自分のものとして咀嚼していない理由では、
一貫性を保つことは不可能であり、ポジションを持っている間中、
一見甘美な囁き(「今利益を確定してしまえば楽になるぞ」「今損失を確定しなければそのうち回復するぞ」)
を発してくる"欲と恐怖"を退けることはできない。
それほどに"欲と恐怖"、なかんづく"欲"が人を惑わす力は強いのだ。
「相場を張る人々のうち、長期的に利益を上げている人は20%もいない」
この冷厳たる事実を軽んじてはいけない。
"欲と恐怖"を飼いならし、理性的に行動するための「強い理由」、
常にそれに基づいて首尾一貫した行動を取るための「強い理由」、
この「強い理由」無くして、あなたが相場で利益を上げることは不可能だ。
だから、あなたは常に自らに問わねばならない。
「私は何故この株を買おうと思っている(この株を保持している)のか?」
と。
以上が、私が言いたいことの全てである。
最後に、リンダ・ブラッドフォード・ラシュキのこの言葉を引こう。
「トレーダーは自分で仕事をし、自分のプランを持ち、自分で決断する、ということを忘れないで。
トレードがうまくいってないとき、それを知るためには、自分で行動し、
自分で考えていなくてはならないのです。
もしあるポジションについてだれかの意見を聞いてみたいと思うときがあったら、
それはそのポジションを手仕舞う、という明白な暗示なのです」(『新マーケットの魔術師』より)
そして、あなたに問う。
「あなたは何のためにその診断を依頼するのか?」
「あなたは何故そのポジションを保持しようと思った(保持している)のか?」
追記。「理由の一貫性」についての補足。
1.この「一貫性」とは、決してファンダメンタルならファンダメンタルだけ、
テクニカルならテクニカルだけを使えという意味ではない。
それらを複合させた理由を使ってもいいし、他の何かを付け加えてもいいし、
エントリーはファンダメンタルで手仕舞いはテクニカル、でも別に構わない。
大事なのは、エントリーしてからそのポジションを手仕舞うまでは、
決してあらかじめ決めておいた「理由」を変えないこと。それだけである。
2.「前のトレードと別の種類の「理由」に基づいてエントリーしてはいけない」というのも、
決して「一度決めた理由を変えてはいけない」という意味ではない。
むしろ、その「理由」が自分に合ってるかどうか、
自分を充分に納得させられるものであるかどうかの検証は、継続的に行う必要がある。
ただしそれは、夜中あるいは週末の、マーケットが閉まっている時に(理想的には、
ポジションを全く持っていない状態で)行うべきものであり、
トレードの最中に、前もって決めておいた「理由」に従わなくていい、ということではない。
----転載終了----
とりあえずここまで。
旧和ロリスレで色々書き散らかしたものをぼちぼち転載していく予定。
仮想ポン円を初めとするポジトークの数々は、全て
「現時点での“ポジションを取り、閉じるための理由”に納得がいくかどうか」
を検証していく作業だと言っても過言ではなく、
だからこそその過程において春先のように大きな連敗を食らうことを想定し、
1つのポジションで取りうるリスク、それだけは厳密に管理し、限定している。
ドルカナLが損切り秒読み体勢。
>>29でやや「先走り気味」と書いたが、やはり先走ってた模様。
「4時間足ベースでLするならせめて週足で安値が切り上げられるまでは待て」
の再確認といったところか。
乙です
なんか懐かしいなw
自分は世界同時株安で瀕死になった後、比較的低レバであれこれやったが、結局円売りが一番儲かってますorz
( ><)したいよ
>>76 まいど。
>結局円売りが一番儲かってます
ここ数ヶ月は一方的な円安局面だったのだから、
「結局円売りが儲かった」のはごく当たり前の話ではないかと思うのだがどうだろうw
むしろ
「世界同時株安で瀕死になった」=「瀕死になってしまうほどのリスクを取ってしまった」
ことの方がよほど大きな問題だろうし、
しかしながら瀕死になりつつも退場には至らず、その後「低レバであれこれ」やりつつ
生き残っているのは、確実に称賛に値する進歩なのではないかとも思う。
(自分の例で言えば、春先の連敗自体は決して褒められたものではないが、
それはあくまでも「ポジションを取る際の見通しが確率的な優位性をもたらすかどうか」
についての話であって、連敗を食らいながらもドローダウンを一定レベル以下に抑え切ったのは、
「資金管理」「ポジションサイジング」という観点からすれば殆ど申し分の無い結果だった)
ま、与太はさておき6/29のポン円。
246台前半での持ち合いからステージを一段持ち上げて246台後半へ。
時間足チャートパターンではやや変則的ながら高値安値が双方とも切り上がった形なので、
ここから時間足での下攻めを待ち、それが244を割り込まずに反発してくれば
244(Bid)にストップを置いてのL。
244を明確に割り込むか、あるいは下攻め無しで一気に上昇していった場合は静観。
4時間足タイムスケールにおいても、時間足と同じく
「ここから下攻めが来て244を割り込むかどうか」がポイント。
割り込めば週足レベルでの調整局面を想定し戻り売り狙い態勢あるいは静観。
割り込まずに反発した場合は次に高値が切り上げられればLエントリーの構え。
>>53でも書いたが、
「4時間足タイムスケールで下降トレンド」
=「週足レベルでの調整局面を想定」
=「日足タイムスケールでのLポジ手仕舞いサイン」
ということなので、日足ベースの仮想Lのストップを244(Bid)まで引き上げる。
同時に適用タイムスケールを時間足まで落とし、
248を踏み越えない範囲で時間足チャートパターンが下降トレンドを示せば手仕舞いとし、
現時点での「心のストップ」を245.3〜5あたりに置いておく。
リアルポジ。
ドル円は微妙に煮え切らないが、基本的にはポン円と同様に
「ここから下攻めが来て122.2を割り込めば4時間足チャートパターンで下降トレンド」
という状況なので、Lポジのストップを122.2(Bid)まで引き上げ、
「心のストップ」を122.7あたりに置く。
ドルカナは1.0611(Bid)のストップで損切り、以降はしばらく様子見。
次にLポジを取るための条件は
「週足チャートパターンでの直近安値1.055が切り上げられた後に1.075を踏み越える」
であるが、まあ先走り気味のポジ取り第2弾ということで1.055を割り込まずに
4時間足チャートパターンで高値安値が切り上げられたら再びLポジを取るかもしれない。
ドルスイはようやく少し動きが出た。4時間足がチャートパターンを描き切るまでは引き続き静観。
( ><)したいよポジ更新。
新たに加わったのは「6月28日 米$/円 123.16L5枚」。
「日足タイムスケールにおける押し目買い」という観点からは
非常に理にかなったポジ取りであるように思わなくもないw
当然ながらストップは122.2。1枚あたりの最大リスクは9,600円、5枚で5万弱。
というわけでこのポジを取るための条件は
「100万以上の資金を持ち」
「122.2にストップを起き」
「日足チャートパターンの安値追いでストップトレイル」
「日足チャートパターンで高値を切り下げ、時間足チャートパターンで
下降トレンドが見られたら手仕舞い」
ということになる。
以下は旧和ロリスレからの転載の続き。
含み損を抱えたポジションの取り扱いと、ポジションを取る上での見通しについて。
>>69で言った
>“損切り決済”と“利益確定の手仕舞い”との間に本質的な違いは無い
ということに関連してくる話である。
----以下転載----
(「含み損を抱えたポジション」の取り扱いについて)
含み損を抱えたポジションをどうすればいいかという質問に対して、
「即刻損切るべきだ」と言うと(ちなみに、損を抱えたポジションをどうすればいい?
という質問に対してはこれか「○○にストップを置いて待つ」以外の答えはあり得ない)、脊髄反射で
「じゃあもう上がらないんだな?」
という反応を示す人がよくいるが、そういうことではない。
当たり前だが相場がこれからどう動くか、なんてことは誰にも分からない。
上がるかもしれないし、下がるかもしれない。
これから上がるという確信、あるいは上がるだろうという見込みに対して
それなりの自信があるのなら、別段損切る必要は無い。そのまま持っていればいい。
(ただし、原則的にリスクを限定する(≒ストップを置く)必要はある)
ただ、そういう確信、自信に基づいてポジションを保持しているのであれば、
そもそも「どうすればいい?」といった迷いは抱かないということは認識しておかなければならない。
損を抱えたポジションがどうなるかについて、自分なりに納得できる見通しが無いのに
そのポジションを保持しているのは、単に「これから戻ってくれるかもしれない」という願望、
「戻って欲しい」という欲に踊らされているだけであり、もちろん相場はそんな願望や欲とは無関係に動く。
その動きが「損失を大きくする方向」でないとは、誰にも断言できない。
だから、リンダ・ラシュキの言葉にあるように
「もしあるポジションについてだれかの意見を聞いてみたいと思うときがあったら、
それはそのポジションを手仕舞う、という明白な暗示」
なのであり、「どうしようか?」という質問に対しては
「即刻手仕舞いをする」か
「手仕舞いするポイントを決めて、ストップを置く」
以外の答えは返しようが無いのである。
こう言うと
「でも見通しどおりに動かないことだってあるじゃないか」
という反応が返ってくることも多い。
それはその通り。見通しどおりに動かないことはいくらでもある。
だがそれはいわば「想定内」、だからこそ、そういう時のためにストップを入れるのである。
相場の先行きに対して見通しを持つ重要性は、勝率を上げるとか、
可能性に賭けるとかいう話とは全く別の話である。
(厳密に言えば無関係ではない。見通しの妥当性を検証するために
勝率や損益は極めて重要だが、それらはあくまでも“結果”に過ぎない。)
では、相場の先行きに対して見通しを持つ意味は何か。それは
「見通しが怪しくなったら手仕舞いをするため」だ。
ポジションが含み益を抱えていようと損失を出していようと、
自分がそのポジションを持った理由、そのポジションが自分の思う通りの方向へ
動いていく可能性が高いと考えられる理由(これがすなわち「相場の先行きに対する見通し」である)が
成立している限りは、ポジションを閉じる必要は無い。
だが、その見通しが崩れたのであれば、その時のポジションの状態がどうであれ、即座に閉じる必要がある。
ポジションを持つ時には、この「見通し」、言い換えれば「ポジションを持ち、そして閉じるための理由」が
必要不可欠であり、その見通し無しでポジションを取ることは、理性的な行動を放棄し、
欲と恐怖に踊らされることを自ら受け入れたも同然の行為である。
----転載終了----
続いての転載。
「見通し」と「予想」は必ずしも同じものではなく、
ポジ取りをするのに「予想」(正しくは「予想だと思い込んでいる願望」)はむしろ邪魔、
ということについての話。読み返してみても相変わらず分かりにくい。
ただ、資金管理(リスクの限定)をする上でほぼ必要不可欠な「損切り」を実行するにあたって、
「相場がこう動くことを予想できなかったから損切りする」と思ってやるのと
「自分が立てた見通しと違う方向に動いたから損切りする」と思ってやるのとでは
心理的な抵抗感の桁が違い、その意味において
「自分には相場の先行きが予想できる」と考えてしまうことは思った以上に危険である。
それを忘れないために、この「分かりにくい話」は意外と重要なのではないかと思う。
----以下転載----
(1月30日、239前後で持ち合いを形成しているポン円についての展望を受けての余談)
現在攻防を繰り広げている239が鉄壁のレジスタンスなのか、
単に無駄な抵抗をしているだけなのか、現時点では分からない。
後になってチャートを見て、
ここから下落していれば「鉄壁だった」
突き破って上昇していれば「無駄な抵抗だった」
ということになる。
こう言うと、
「後から分かったって意味が無いだろ!」
という声が聞こえてきそうだが、その通り、後から分かったって意味は無い。
しかしながら…実はここからが重要なところで、多くの人が誤解しているところでもあるが、
実のところ、「相場で利益を上げるために大事なことは何か」という観点からは、
「後から分かったって意味が無い」のではなく、「そもそも予想すること自体に意味が無い」のである。
「お前散々予想とポジ推奨しておいてそれはないだろ!」
と思うかもしれないが、ここまでダラダラと書いてきたのは決して「相場の予想」でも「ポジ推奨」でもない。
単に"過去の例から行くと、こういう形になった時は次にこうなるケースが多かった"という状況を受けて、
そうなった時に利益が出るポジションを取り、そうならなかった時のためにストップを置く、
それだけのことで、これは"チャートパターンがこういう形になったから次はこうなるはずだ"という
予測に基づいてポジションを取ることとは似て非なるものである。
非常に分かりにくいこと分かりにくく言ってるのは分かっているが、これ本当。
具体例を挙げると少しは分かりやすいかもしれない。
「239は鉄壁だ!」と言って、今すぐSポジを取り、ストップを置かず、ただ下がることを待ち望む。
これは「予想に基づいたポジション取り」である。
「239はそろそろ破れる!」と言って、今すぐLポジを取り、ストップを置かず、ただ上がることを待ち望む。
これも「予想に基づいたポジション取り」である。
「ここから下がっていけば、239は鉄壁だったということになるし、
下がっていかなければそうでなかったということになる」と言ってSポジを取り、
「そうでなかった」場合のために239の少し上にストップを置く。
これは「予想に基づいたポジション取り」ではない。
「ここから上がっていけば、239は無駄な抵抗だったということになるし、
上がっていかなければそうでなかったということになる」と言ってLポジを取り、
「そうでなかった」場合のために238.5の少し下にストップを置く。
これも「予想に基づいたポジション取り」ではない。
ストップを置きさえすれば「予想に基づいたポジション取り」ではないのかというと、
必ずしもそうとは限らない(それについては、タイムスケールに応じて「ストップをどこに置くか」が関係してくる)が、
少なくとも、ストップを置かないポジション取りは全て「予想に基づいたポジション取り」である。
#「レバ1倍なら大丈夫」と言う人もいるが、これもまた
#"今後数年というタイムスケールで金利差が逆転することはなく、
# いざ金利差が逆転してスワップがマイナスになった場合でも、
# 損益分岐点以上のレートでポジションを閉じることができる"
#という予想に基づいたポジション取りであることには変わりない。
#(もちろん、この予想が殆ど「間違いない」と言えるくらい
# 実現可能性が高いのは事実だが、それでも予想は予想である)
うん、やっぱり分かりにくいがまあいいや。
----転載終了----
続いての転載。トレードルールを検証するための材料についての話。
----以下転載----
(トレードルールの妥当性とその検証について)
もちろん自分では、自分の考え方とそれに基づいたトレードのルールが
それなりに妥当であると思うからこそそれを使っているのだけれも、
それが間違ってないという保証は無く、間違っていれば随時修正をかけていく必要がある。
ここで問題になるのが"ルールが妥当なのか間違っているのかをどうやって判断するのか"である。
自分で自分の考え(ルール)を、ましてや現時点でそれが妥当だと思っているものを検証するのは
極めて難しいのが普通だ…が、幸いなことに、投資に関しては殆ど完璧とも言える
「ルールが妥当がどうかを判定する指標」がある。それは何かというと、
「ルール通りにやって、口座残高が増えていればそれは妥当であり、減っていればそれは間違っている」
ということだ。
自分の考え(ルール)が妥当なものならば、その通りにやれば長期的には必ず資金は増えていく。
もし資金が減っているとすれば、それはルールを守らなかったか、ルールが妥当でないか、
あるいはその両方である。
相場で利益を上げるために最も重要なことは、相場の先行きを予想することでも、
ファンダメンタルの分析をすることでも、テクニカル指標の勉強をすることでもなく
(もちろん、これらもそれなりに重要ではあるが、それ以上に)、
「ルールを作ること」
「ルールに従うこと」
「ルールが間違っていた時に、修正して立て直すことが出来るよう、資金の余裕を常に保っておくこと
(常にリスクを限定し、5回や10回負けても資金が致命的なダメージを負わないようにすること)」
である…少なくとも現時点ではそう考えている。
言うまでもなく、この考え方そのものが間違っている可能性はある。
だがそれを思い悩んでも仕方ない。
それが間違っているかどうかを決めることが出来るのは、自分でも他の誰かでもなく、
「一月後、一年後の口座残高」
だけなのだから。
----転載終了----
年が明けてからここまでの通算成績はなんと5勝26敗、
普通ならやり方が根本的に間違っていると判断してもおかしくない結果である。
それなのに、いまだ
「古典的チャートパターンと移動平均線・MACDを使い、
ポジションサイズは小さめ、初期ストップは広めに取る方法」
を変えてないのはなぜかというと、一言で言ってしまえば
「負け続けでも原資は割ってないから」である。
(原資割れしてないこと自体は、最初期に大きなリスク(それでも総資金の6%程度だが)を取った
ドルスイLの利益が効いているおかげだが、1枚当たりの損益に換算しても
トータルで7〜8%程度のドローダウンで済んでいる計算)
このことと、負けトレードの大半が「長いトレンド(移動平均の傾き)に逆らうポジション取り」であり、
後からトレードルールとつき合わせてみると“完全にルール通りにやってれば取らないポジション”
だったことを考え合わせれば、テクニカル指標の有効性やポジションサイジングの妥当性を疑うよりも、
「決めたルールはちゃんと守れ」と自分に言い聞かせる方が先であることは明らかであり、
ルールそのものを疑い出すのは、少なくとも今年いっぱい程度このやり方を遵守し、
それでもこの「判定用指標(口座残高)」が駄目出しをした時だけである。
続いて転載。“警句について”4連発。
取り上げるのは
「押し目待ちに押し目無し」
「利食い千人力」
「ノーポジ最強」
「市場は常に間違っている(正しい)」
の4つ。
----以下転載----
(「押し目待ちに押し目無し」は正しいか否かという話)
マーケットにおいて分かりやすいトレンドが発生している期間は、全体のおよそ15%に過ぎず、
残りの85%はこれといったトレンドのないレンジ相場である。
これは、10回エントリーすれば、そのうち8〜9回はいわゆる「行って来い」の最中であることを意味する。
そして、ブレイクアウト(前回高値/安値の更新、あるいはサポート・レジスタンスのブレイク)狙いのエントリーは、
基本的に「行った行った」状態になった後にエントリーするものなので、
10回エントリーすれば8回か9回は「戻った戻った」になるのは当然である。
「ブレイクしたあと爆上げ/爆下げ」なんてのは、10回に1回か2回しかない。確率的に言って、無い。
「ではなぜブレイクアウトでポジるのか。押し目を待ってエントリーすればいいじゃないか」
と思うだろうが、それはそれで
「戻らなかった場合(往々にして、それは大きなトレンドとなることがある)の機会を逃す可能性がある」
という問題があり、結局のところブレイクアウトを狙うのも、押し目を待つのも一長一短、
両方のいいとこ取りをすることは基本的に出来ず(タイムスケールの違いを利用することで
それに近いことが可能にはなる)、出来るのは
「ブレイクアウトでエントリーし、一時的な逆行は不可抗力として受け入れる」か、
「押し目を狙い、エントリーの機会を逃す可能性を不可抗力として受け入れる」か、
のどちらかしかないのである。
結論:「押し目待ちに押し目無し」は間違っている。正しくは、
「押し目は待っていれば必ず来る(来なければエントリーしないだけ)」
「押し目を待たなければ押し目はいらない(その代わり一時的な逆行は見込んでおく)」
のどちらかである。
「押し目待ちに押し目無し」が何故間違っているかについての補足。
押し目を待つということは、「エントリー後の逆行状態を出来るだけ少なくしよう」と目論んでいることである。
そういう考えを持った人が、「押し目待ちに押し目無し」と言ってブレイクアウトでエントリーした場合、
果たして、10回のうち8回か9回はやってくる「エントリー直後の逆行状態」に耐えられるだろうか。
もちろん耐えられるはずもなく、大抵はちょっとした逆行で慌てふためいて損切りすることになる。
(そして、ブレイクアウトの後の逆行は多くの場合"一時的"なものなので、損切りした後に再び
ポジションの方向へと動き出すことになる)
2ちゃんでも良く見受けられる
「早すぎる損切りで損してばっかり。俺が損切ったとこが底/天井になるorz」
というぼやきの大半が、この「一時的な逆行での狼狽売り/買い戻し」である。
(そして、多くの人が、「自分が損をしているのは不適切な損切りをしているからだ」とは考えず、
「自分が損をしているのは、損切りすることが間違っているからだ」と考え、
ストップを置かずにエントリーし、致命的な逆行を喰らって大きなダメージを受けることになる)
つまり、押し目に関する警句は、こうでなくてはならない。
「押し目を待つなら徹底的に待て」
「待たないなら多少の逆行に慌てるな」
「いずれにしてもストップは置け」
さらに補足。
>「早すぎる損切りで損してばっかり。俺が損切ったとこが底/天井になるorz」
>というぼやきの大半が、この「一時的な逆行での狼狽売り/買い戻し」である。
という部分に対して、
「俺は前もってストップを置いてるにも関わらず、狩られてばっかりだが」
とった反論が予想されるが、これについての再反論は容易である。
「それはストップがタイトすぎるから」
正確には、
「そのタイムスケールで想定される逆行の幅と、ストップの位置が見合っていないから」
に過ぎない。
----転載終了----
----以下転載----
(「間違った警句」についての問題)
警句と言えば、「押し目待ちに〜」は完全に間違った警句だが、他にもう一つ
"それ自体は間違っているわけではないが、往々にして間違った使われ方をされるもの"がある。
ここで問題。
1.その警句は何か。
2.何故「それ自体は間違ってない」のか
3.「間違った使われ方」とはどのようなものか。
(その解答)
問1:相場に関して、"それ自体は間違っているわけではないが、
往々にして間違った使われ方をされる"警句があるが、その警句は何か
答:「利食い千人力」
問2.何故「それ自体は間違ってない」のか
問3.「間違った使われ方」とはどのようなものか。
答:
まず3から。
「利食い千人力」は殆どの場合、自分がポジションを取り、手仕舞いをするための「強い理由」とは無関係に、
単に「その時点での利益を失う可能性が怖いからとにかくポジションを閉じる」ための口実に使われるが、
実際問題として、含み益をリスクに晒さずに、それ以上の利益を得ることは出来ないのであって、
ポジションを保持する「強い理由」が成立しなくなったわけでもないのに、
「利食い千人力」と唱えて性急な利食いを行うことは、明らかに間違っている。
続いて2の方。
しかしながら、含み益は確定させて始めて利益になるのであって、それまでは
"利益の可能性"でしかないのもまた事実であり、ポジションを保持する「強い理由」が成立しなくなった時
(すなわち、ポジションを閉じる「強い理由」が発生した時)には、すみやかにポジションを閉じなければならない。
そこでいたずらに「まだ上がるかも」という"欲"に駆られてポジションを閉じずにいるのは、
「下がってくるかも」という"恐怖"に駆られて性急にポジションを閉じることの裏返しでしかない。
この場合においては、「利食い千人力」は文句なしに正しい。
というわけで、「利食い千人力」は
"それ自体が間違っているわけではないが、往々にして間違った使われ方をされる"ことになる。
結局のところ、大事なのはここでもやはり
"自らの内から発し、自らを十分に納得させることが出来る「強い理由」を持つ"
ことと
"その「強い理由」に基づいてのみポジションを取り、ポジションを閉じる"
こと、それだけである。
----転載終了----
----以下転載----
(さらに警句の問題)
「ノーポジ最強」という言葉があり、これは一般に
「相場の先行きが不透明だったり、荒れてたり、自信が持てないする時などは、
ポジションを持たず静観しているのが一番」
という意味で使われており、それはそれで間違いではないが、
実はこの意味とは別に、もっと大事なところで、「ノーポジが最強」と言える理由がある。
その理由とは何か。
(その解答)
現に保有しているポジションについて、「このポジションで利益を上げたい」という"欲"や
「このポジションで損をするかもしれない」という"恐怖 "の影響を全く受けず、
ポジションを取ってない時と全く同じように考え、判断し、決断することが出来る人は、殆どいない。
(おそらく「全くいない」と言ってもさして過言ではないと思うが、
広い世の中にはそれこそ為替ロボット並の超人的な自己抑制力を持った人がいるかもしれないので、
一応留保しておく。少なくとも私はそうではない)
したがって、現在保有しているポジションについて何らかの迷いが生じた場合、
最善の手は常に「一旦手仕舞いして、それから考える」ことである。
ポジションを解消し、"欲と恐怖"の影響が軽くなった状態で十分に考えた上で、
「やはりこのポジションは取るべきだ」という結論が出れば、あらためてポジションを取ればいい。
(もっとも、迷いが生じているということがすなわち「自分の中にポジションを持ちたくない理由が生まれている」
ということなので、考え直して「やっぱりこのポジションをとろう」ということにはあまりならない)
これが、「ポジションを持っていなければ何があっても損をすることが無い」
という金銭的なメリットとは別に「ノーポジ最強」と言える理由である。
----転載終了----
---以下転載+書き加え----
(さらにさらに警句の問題)
「市場は常に間違っている」という言葉がある。
一方で、「市場は常に正しい」という言葉がある。
一見この2つは両立しないようだが、実のところどちらも正しい。
問:「なぜ「どちらも正しい」と言えるのか。
どういう意味で、それぞれが「正しい」と言えるのか」
(その解答)
この問題のポイントは
「“市場は間違っている”と言うが、それは何に対して間違っているのか」
「“市場は正しい”と言うが、それは何に対して正しいのか」
ということにある。
まず「市場は常に間違っている」の方から。
この場合の「正しい/間違っている」の定義はこうである。
「市場がファンダメンタルを完全に反映していると思える状態を“正しい”ものとする」
最初に断っておけば、もちろん、市場はファンダメンタルを反映する。
もしもトレーダーが市場におけるファンダメンタル要素の種類とそれが価格に与える影響とを
完全に把握していれば、「100%反映している」と言ってもいいが、問題は
「誰一人として市場におけるファンダメンタル要素を完全に把握している者はいない」
という当たり前の事実である。
具体的な例を一つ。
あるトレーダーが「金利差があるから円は売られる」と言った時、それ自体はおそらく正しい。
金利差に起因する円売り圧力は間違いなく働く。
しかしながら、それは必ずしも「ドル円(ないしクロス円)の価格が一定水準以下に落ちることは無い」
ということを意味しない。金利差以上にインパクトのある円買い要因(あるいはドル・ユーロなどの売り要因)が
出てくれば、ドル円・クロス円が大きく下落することは当たり前に有り得る。
為替相場を動かす要因は多岐にわたり、どの要因がどの程度の影響力を持っているかは刻一刻と移り変わっている。
その複雑微妙な変化を完全に捉えられるトレーダーはいない。
出来ることはただ「目についた要因の影響力を推量する」ことだけであり、
推量であるからにはもちろん外れることもある。
つまり、あるトレーダーが
「現在のファンダメンタル要素はかくかくしかじかだ。だから市場はこう動く」と言った時、
そこには必ず「そのトレーダーが見落としている要因」あるいは
「そのトレーダーが図り損ねている影響力」といった誤差要因が存在し
(もしその誤差要因が存在しないのであれば、そのトレーダーの予測的中率は100%のはずだ)、
その意味において、
「市場は常に(自分が思う“ファンダメンタルを完全に反映した結果”に対して)間違っている」
のである。
一方の「市場は常に正しい」の方だが、こちらは割とおなじみの話で、
「市場における価格は、それがその時点での買い手と売り手のコンセンサスだという
点において、常に適正価格を示している」
という意味である。
「その時点でのありとあらゆるファンダメンタル要素と、
それに対する買い手と売り手の思惑の全てを織り込んだものがすなわち『価格』であり、
その意味において“価格は常にファンダメンタルを100%反映している”と言ってもいい」
と言い換えることもできる。
要するに、どんな価格であっても
「こんなに高い(安い)はずは無い」
ということはない、価格はいつでもその時点での「市場のコンセンサスの総和」であり、
そこに「正しい/間違っている」といった価値判断の入り込む余地は無い、ということだ。
もしも価格が間違っていると思ったのであれば、それは
「価格に対する自分の感覚が間違っている」のであり、そういう時にトレードをすると大抵痛い目にあう。
このことは「値頃感で取引」が強く戒められる理由の一つでもある。
----転載終了----
自分の場合。
最近のクロス円について、
落ち出したら早めに買い下がる。(ここで反転したら拾いそこねるぞ)
損益分岐点くらいで最初に仕掛けたポジションを手仕舞い始める。(また落ちるんじゃないか)
前回高値くらいで残りのポジションも手仕舞う。(そろそろ円高が来るんじゃないか)
見事に欲と恐怖に支配されています。
>>95 人間の思考をごく大雑把に「理性」と「感情」に分けたとすると、
欲も恐怖も間違いなく「感情」に属する(おそらく、かなり根源的な部類に入る)だろう。
そして、個人的な経験から言えば、理性で感情を抑えきることは極めて難しい。
(日常生活では、誰かに迷惑をかけない限りにおいて、出来る限り感情を抑制しないように努めているくらいである)
相場においてもそれは同じことで、
いくら頭で「欲と恐怖に突き動かされてはいけない」と分かっていても、
その通りに行動できるとは限らない・・・というか、普通に考えれば出来なくて当然で、
日常生活で出来ないことが相場で出来るわけが無い。
しかしながら、それが出来なければ相場で勝つ(継続的に利益を上げる)ことはできないのもまた事実であり、
どれほど困難であっても、殆ど不可能事であっても、それをやらなければ勝てないのなら、
そして本気で、本当に、心の底から勝ちたいと思っているのなら、選択肢は一つ、
「出来なくてもやる」「無理やりにでもやる」「何がなんでもやる」以外にはない。
(これは裏を返せば、「勝たなくてもいいのであれば別にやらなくてもいい」ということでもある。
「損切りはした方がいいけどしろとは言わない」「ナンピンはしない方がいいけどするなとは言わない」
などと言ってるのはこれを踏まえてのこと)
万難を拝し、ありとあらゆる手を尽くして、欲と恐怖の影響を排除して理性的に行動するための指針、
心の底から納得でき、信頼できる「ポジションを取り、手仕舞うための強い理由」を作り上げなければいけない。
ここで書き散らかしているのは全てその「強い理由」を作り上げるための試行錯誤と言っても過言ではなく、
ディフェンシブなポジションサイジングを自分に課し(その「理由」を手に入れるまで退場するわけにはいかない)、
欲と恐怖に打ち勝てるだけの「強い」
間違って書き込みボタン押してしまったので最終段からあらためて。
ここで書き散らかしているのは全てその「強い理由」を作り上げるための試行錯誤と言っても過言ではなく、
ディフェンシブなポジションサイジングを自分に課しつつ(その「理由」を手に入れるまで退場するわけにはいかない)、
そのくせバーチャルではなくリアルのポジも取っている(実際に欲と恐怖の影響を受ける状態でなければ実効性に疑問が残る)のも
そのためである。
いつの日か、欲と恐怖を退けられるだけの「強い理由」を手に入れることが出来るかどうかは分からない。
延々と試行錯誤を繰り返して、結局駄目だったという結果に終わる可能性ももちろんある。
ただ、一つだけ、
「結局駄目だったと自分で思い切り、相場を張ることを自ら諦めることが無い限り、
試行錯誤の中途で不本意な退場を強いられることだけは無い」
ということだけは、現時点で断言できる。
7/2のポン円。
6/29時点(
>>79)では
「ここから時間足での下攻めを待ち、それが244を割り込まずに反発してくれば
244(Bid)にストップを置いてのL。
244を明確に割り込むか、あるいは下攻め無しで一気に上昇していった場合は静観。」
と書いたが、その後の動きは247前後での持ち合いやや下向き加減と
下攻めがあるのか無いのかよく分からない状況。
ところでチャートパターンに基づいてポジ取り(と手仕舞い)をする場合、
「良く分からない」のは基本的に二通りのケースしかない。
その二つのケースとは、
「上下の振幅が激しく、高値安値更新の不一致が見られる時」
「ナローレンジを形成している時」
である。
前者の場合は原則的に静観の一手だが、後者の場合はタイトストップを入れて
ポジを取り、リスクに対するリターン比率の高いトレードを狙いに行く機会でもある。
何が言いたいかというと、時間足タイムスケールの仮想ポン円について、
現状では「見送り」あるいは「246.8(Bid)にストップを入れてのL」の
二つの選択肢がある、ということであり、ここではひとまず現時点でのAskレート247.4で
成り行きでLポジを取り、ストップを246.8(Bid)に置いたものとする。
4時間足タイムスケールでは引き続き下攻めあるいは長期間にわたるレンジ形成待ち。
ところで、4時間足で下攻めを待っているということは、時間足では基本的にポジ取りが
躊躇われる局面で、ここで時間足ベースのLポジを取るのは一見辻褄が合ってないように見えるが、
この「下攻めが来るかもしれない」という見通しが外れる可能性もあるのだから、
そもそも辻褄を合わせる必要は無いのである。
必要なのはただ、「下攻めが来る」という見通し通りになった(ポン円が下がった)時のために、
Lポジにタイトなストップを入れておくことだけである。
(当たり前だが、「下攻めが来る」という見通しが外れて一方的に上がっていったとしても、
懐は全く痛まないので対策を取る必要は無い)
日足タイムスケールでは引き続き仮想Lポジのストップを244(Bid)に置いてホールドしつつ、
先週の下げを押し目と見なしてLポジの積み増しにかかれる局面。
同時に
>>79で書いたように
「248を踏み越えない範囲で時間足チャートパターンが下降トレンドを示せば手仕舞い」
を適用し、現時点での「心のストップ」を246.8あたりに置き、
ここを割り込むか、数日単位で持ち合いが続くようであればストップを引き上げ。
リアルポジ。
ドル円は
「日足チャートパターンで上昇トレンド」
「時間足チャートパターンで下降トレンド→上昇トレンド」
という、上昇基調における押し目形成と見なせる条件が成立したので123.25Lを追加。
ストップオーダーは119.4Lと同じく122.2(Bid)、
「心のストップ」を122.8あたりに置き、ここを割り込んできたら手仕舞いにかかる。
ドルカナは一旦1.05を割り込む急激な下落を見せた後反発。
この下方スパイク発生により、1.05前後あたりが新たなサポートラインとなり、
「4時間足チャートパターンで下攻め→1.05を割り込まずに反発→1.067を踏み越え」
の展開になれば、ストップオーダーを1.052(Bid)、
「心のストップ」を4時間足チャートパターンの直近安値に置いて再度のLポジ取り。
ドルスイも1.23前後での持ち合いから急落。引き続き静観。
とか言ってる間にポン円はあっさり246.8を割りこみさらに下落。
時間足タイムスケールのLポジはストップで手仕舞い、
日足タイムスケールでも適用タイムスケールを縮小し、
1時間〜数時間程度様子を見てストップを引き上げる心構えをしておく。
リアルポジでも状況は同じ。
ドル円は「心のストップ」122.8を割り込んできたので
適用タイムスケールを縮小して1時間〜数時間程度様子見、
ここから時間足で反発すればストップオーダーを引き上げる。
(反発無しで一方的に下がってくればそのまま122.2(Bid)で手仕舞い)
リアルポジ。
ドル円Lは結局122.6(Bid)まで引き上げたストップで手仕舞い。
結果として朝の123.25Lは無駄だったということになるが、
Lポジ積み増しの条件が成立したところでのポジ取りだったので、
それ自体は特に問題無し。
ストップトレイルに関しては、基本的には123.45(Bid)に置いてホールドするところだが、
先行きの見通しに迷いが生じていたのでとりあえず手仕舞い。
ストップトレイルの妥当性についてはここからの動きを見ながら追って検討。
これにて一旦ノーポジになり、身軽になったところで再度のポジ取り条件を確認。
○ドル円
週足チャートパターンで高値安値双方の切り上げが形成されているので、
現時点で取り得るポジは引き続きLのみ。
日足チャートパターンではやや微妙ながら高値が切り下げられ、
週足単位での調整局面も想定されるため、次のポジ取りは
週足の下位タイムスケールである4時間足によって判断するものとする。
一連の下落が116〜117あたりを明確に割り込まない範囲で、
4時間足チャートパターンで高値安値双方の切り上げが確認されればLエントリー。
○ドルスイ
適用タイムスケールは「週足-4時間足」の組み合わせ。
週足では「高値切り下げ+安値切り上げ」と高値安値更新の不一致を見せており、
基本的にはレンジ相場を想定しLS双方のポジ取りが許される状況だが、
「+スワップポジのみ」の制約があるのでやはりLのみ。
一連の下落が1.20あたりを明確に割り込まない範囲で
4時間足チャートパターンで高値安値双方の切り上げが確認されればLエントリー。
○ドルカナ
週足で下降トレンド継続中につき当分の間静観だが、
"先走りポジ第2弾"として、適用タイムスケールを「日足-時間足」に落とし、
日足チャートパターンで安値が切り上げられる範囲で
時間足チャートパターンに高値安値双方の切り上げが確認されれば
Lでエントリーするかもしれない。
ノーポジだとついついドル円以外のクロス円とか
欧州クロスとかオセアニア-ドルストレートとかに浮気したくなるが、
「3ペア+仮想ポン円」以上はリアルでポジる対象とはしないと決めたのでここはぐっと我慢の子。
なお、
>>92の「ノーポジ最強」説に従えば、
リアルでのポジ取りを考えてなければその分見通しの精度は上がるはずだが、
問題はそこで実際に検討し出すとついリアルでのポジ取りを考えてしまうというジレンマ。
(そういう意味で、「既に他人が取った(ことになっている)ポジ」である( ><)したいよポジは
かなり格好の練習台になってくれているw)
乙です。
ユロポン0.6760Sを指していたけど予想以上に伸びてきたのでキャンセル。
かわりにユロドル1.3600S、ポンドル2.0150Sしました。(ポジポジ病)
レンジを想定して、ここから売り上がっていく予定。
失っても致命的でない額のみ口座に入れてあるため、ストップオーダーは入れてません。
うざかったらポジ報告やめますので言ってください。
前にも書いたが他人のポジトークは大好物なのでむしろこっちからお願いしたいところだが、
率直に言えば、ポジ報告だけでは少々つまらない。知りたいのは
「何を理由にそのポジを取り」
「どうなったら手仕舞いするつもりなのか」
の二点。
というわけで
>>102のユロドルSポンドルSについては三つほど質問したい。
1:"レンジ相場を想定"とあるが、何をもってレンジ相場と判断するのか
2:レンジ相場を想定するならば、手仕舞いはもちろん「レンジの下限と判断したところ」
となるが、何をもってレンジの下限と判断するのか
3:何をもってレンジ相場との想定が外れたと見なすのか。
(とりあえず「最悪の場合、強制LCにかかったら」という回答は
既に分かっているので、ここで訊きたいのは
「強制LC以前に手仕舞いをするという選択肢はあるのか。
あるとすればそれはどんな理由に基づくものか」
ということ、すなわち1と2の質問のバリエーションだと思って欲しい)
なお今の自分がユロドル1.36S、ポンドル2.015Sを取るとすれば・・・と考えてみたが、
「ユロドルポンドルとも週足・日足・4時間足それぞれのチャートパターンにおいて
Sを取っていい条件が成立してないため取らない」
という答えにしかならなかった。
(念のために言っておけば、これはもちろん
「ユロドルとポンドルは下がらない」と言ってるわけではない。
単に自分がSをポジるための条件が成立してないだけのことで、
例えば移動平均線と価格の乖離からの戻し、すなわちレンジを想定しての
逆張りといった戦術を否定するものではない。しかしながら、その場合
「移動平均線と価格が接近、あるいは逆方向に乖離した地点をレンジの下限と見なす」という判断、
あるいはその値動きを見て「あらたに下方へのトレンドが発生したと見なす」という判断を下し、
手仕舞いをする(もしくはしない)ための自分なりの基準は持っていなければならない、
ということは言っておく必要があるか。)
まあ取ってしまったものは仕方ないとしてどこにストップを置くかと言うと、
逆張りの場合は可能な限りタイトにストップを置くことになるので
ユロドルは1.3645(Ask)、ポンドルは2.018(Ask)となるが、
MCでも構わないという覚悟があるのなら、ストップオーダーは置かずに
「心のストップ」を1.365と2.12あたりに置いて様子見してもいいか。
日足ベースの仮想ポン円Lのストップを246(Bid)に引き上げ(たことにして)寝る。
ポン、ユロ共に前回高値近辺、さらにはここ数年での高値圏ということでそろそろレンジの上限だろうとの判断です。
下限は日足15MA近辺を想定。
ここから売り上がるつもりなので、強制LC以前の損切は、現時点ではないです。
売り増す条件はまだ不明確。とりあえず反転または停滞するか数日様子見します。
7/4のポン円。
週末から246〜247でも持ち合いが続く。
ここから下に抜ければ日足チャートパターンでダブルトップを形成→時間足で下降トレンド確認となり、
時間足チャートパターンでは引き続き静観あるいはSエントリーの局面となる。
一方、ここから上に抜けていった場合は、先週の244台までの下落を
日足での押し目形成と見なして再度のLエントリー。
いずれにしても時間足タイムスケールにおいては次の動き待ち。
4時間足タイムスケールでも同様に様子見。
247.5を明確に踏み越えていくか、あるいは246を明確に切り下げていくかに注目。
日足では仮想Lのストップを引き続き246(Bid)に置いてホールド。
リアルでは引き続きノーポジ。
条件が整うまで少しお休み状態。
旧和ロリスレからの転載。
「ポジションを取り、閉じるための強い理由」が主に戦術面における核となるのに対して
“生き残り”を最優先事項においた戦略面における核である「逆マーティンゲール戦略」、
及びその具体的な表れである「ナンピン禁止」、そして二つの核が統合された結果としての
「期待値とポジションサイジング」について。
できれば
>>102=
>>104には
「ふたたびナンピンについて」だけでも読んでおいてもらえると有り難い。
もちろん、自分の許容できるリスクの範囲内であればどんなやり方であろうと
他人に口出しされる筋合いではないので、
「売りあがりはするな」「MC以前にストップを置け」などとは言わないが、
だからといってマーティンゲール戦略(ナンピン)が極めて問題の多いやり方であるという事実は消えないし、
率直に言わせてもらえば、
「売りあがり(買い下がり)前提でポジを取るということは
相場で勝つ(利益を上げる)ことよりも“今のポジションで負けない”ことが大事なんだな」
アホなことやってんなあ」
という感想にしかならない、ということは断っておかねばならない。
(念のために言っておけば、
「なくなってもいい遊び金だから別に勝たなくてもいいんだ」という意見は文句なしに正しいし、
逆マーティンゲール戦略でも一時的に利益が出ることはあり、
運良くそういう状態になることを期待してギャンブルをするのがダメだとは言わない。
あくまでも「長期的に見て損だから自分はやらない」というだけの話である)
----以下転載----
(マーティンゲール戦略の馬鹿馬鹿しさについて)
率直に言って、なぜ世の中の人々がマーティンゲール戦略ないしその亜種
(負けた時に賭け金を増やしていく賭け方)を採用するのか全く理解できない。
「リスク対リターン」という観点からすると、マーティンゲール戦略は明らかに最低に近い方法である。
(ちなみに最低の方法は何かというと、もちろん「一度に資金の全部を賭けること」である)
それがなぜか、本家マーティンゲール(1回負ける毎に賭け金を倍にしていく方法)を例にとって説明する。
100万円の資金を持ち、勝率50%、勝てば賭け金の1倍のリターンがある
(つまり、長期的に見れば損も得もしない)ゲームをするとしよう。
賭け金の最低額は1000円(0.1%)、上限は無しとする。
この場合、1回につき10000円を賭け続けていれば、資金は100万前後を行ったり来たりするだけで、
よほど神がかり的な運の悪さを持ってない限り(具体的には、100連敗相当まで負けが込まない限り)
破綻することはない。
さて、勝率50%のゲームで、5連敗する確率はどの程度あるかというと、1/2^5=1/32、約3.5%である。
つまり、このゲームを100回やれば、そのうち2回か3回程度は5連続で負ける可能性が高い。
(実際、ためしにコイン投げでもしてみれば、表か裏が5回続くことなど珍しくもないのはすぐ分かる)
ここで、とりあえず10000円を賭けて負け、その時点でマーティンゲール戦略を開始したとすると、
次に賭ける額は2万円、以下4万円、8万円、16万円と増えていく。5連敗した時の合計の損失額は31万円、
仮に連敗が始まった時の資金が当初の100万から変わってなかったとして、残りは69万円である。
そしてその次のゲームにおける掛け金は32万円になり、ここで負けると次の賭け金64万に対して
残り資金は37万となり、マーティンゲール戦略は破綻する。
これがマーティンゲール戦略の第一の弱点
「倍々で増えていく賭け金が、少しの連敗ですぐに資金を食い潰す」
であり、基本的に、この一点だけを取ってもマーティンゲール戦略を
採用すべきでない理由としては十分である。
もしかしたら、
「でも6回目に勝てばいいじゃないか」
と思うかもしれない。確かに6回目に勝てば破綻はしないが、この考え方には大きな問題が二つある。
そしてそれが、マーティンゲール戦略を採用すべきでない第二と第三の理由である。
一つは、「6回目に勝てる確率もまた50%でしかない」ということ。
それまで何連敗していようと、次のゲームで勝てる確率はいつだって1/2、2回に1回は負ける。
ここで上述の「5連敗する確率」をもう一度見て欲しい。勝率50%のゲームで5連敗する確率は1/32、
100回ゲームをやれば2回か3回は5連敗し、マーティンゲール戦略で賭けていれば
「次のゲームに負けたらおしまい」という状況を迎える可能性が極めて高いということだ。
"2回に1回は負けるゲームで、負けたらおしまいという状況を2回か3回連続で潜り抜けなければいけない"
これを「妥当なリスク」と思うことが出来るだろうが。少なくとも私にはできない。
それでも、「勝てばいいだろ勝てば」と思うかもしれない。
だがちょっと待って欲しい。立ち止まって次のことを良く考えて欲しい。
それは「運良く6回目のゲームで勝てたとして、その時に手に入るリターンは一体どれだけなのか」ということだ。
6回目のゲームに勝ってもらえる金額は賭け金と同額の32万。
それまでの損失との差し引きで考えれば、+1万でしかない。
「負けたらおしまい」という大きなリスクを背負って、「2回に1回は負ける」という厳しい状況を潜り抜け、
それで手に入れるものはというと1万円(原資に対する1%)の利益。
これを「リスクに見合ったリターン」と思うことが出来るだろうか。
出来るというならそれを否定はしないが、少なくとも私にはできない。
もしかしたら、
「でも6回目に勝てばいいじゃないか」
と思うかもしれない。確かに6回目に勝てば破綻はしないが、この考え方には大きな問題が二つある。
そしてそれが、マーティンゲール戦略を採用すべきでない第二と第三の理由である。
一つは、「6回目に勝てる確率もまた50%でしかない」ということ。
それまで何連敗していようと、次のゲームで勝てる確率はいつだって1/2、2回に1回は負ける。
ここで上述の「5連敗する確率」をもう一度見て欲しい。勝率50%のゲームで5連敗する確率は1/32、
100回ゲームをやれば2回か3回は5連敗し、マーティンゲール戦略で賭けていれば
「次のゲームに負けたらおしまい」という状況を迎える可能性が極めて高いということだ。
"2回に1回は負けるゲームで、負けたらおしまいという状況を2回か3回連続で潜り抜けなければいけない"
これを「妥当なリスク」と思うことが出来るだろうが。少なくとも私にはできない。
それでも、「勝てばいいだろ勝てば」と思うかもしれない。
だがちょっと待って欲しい。立ち止まって次のことを良く考えて欲しい。
それは「運良く6回目のゲームで勝てたとして、その時に手に入るリターンは一体どれだけなのか」ということだ。
6回目のゲームに勝ってもらえる金額は賭け金と同額の32万。
それまでの損失との差し引きで考えれば、+1万でしかない。
「負けたらおしまい」という大きなリスクを背負って、「2回に1回は負ける」という厳しい状況を潜り抜け、
それで手に入れるものはというと1万円(原資に対する1%)の利益。
これを「リスクに見合ったリターン」と思うことが出来るだろうか。
出来るというならそれを否定はしないが、少なくとも私にはできない。
>>109は重複、以下続き。
それでもまだ、「利益が出ればいい」と思う人がいるかもしれない。その人には次の質問をしよう。
「OK、6回目は買ち、利益が出た。それはいいとしよう。では、次のゲームでいくら賭ければいいのか?」
これがマーティンゲール戦略を採用すべきでない3つ目の理由
「原理的に、賭け金を増やすことが極めて困難だから」である。
6回目のゲームに勝ち、100万が101万になり、次のゲームに賭けられる金額はいくらか。
マーティンゲール戦略に基づいている限り、ここで賭け金を増やすことはまず出来ない。
もちろん増やしたければ増やせばいい。2万でも4万でも8万でも。
だがそれは「次に負けたら後が無い」という状況を自ら増やしていることでもあり、
現実問題として、1/16の確率で起きる「4連敗」を考えずにはいられないだろう。
つまり、結局ここでは「1万円」しか賭けられない。そしてこれは、リターンがもっと有利なゲームをやって、
資金が増えていたとしても同じことで、マーティンゲール戦略に基づく限り、仮に資金が倍になっても、
最初の賭け金を倍にすれば、元の条件と同じように「5連敗したら後が無い」のである。
(ついでに言えば、賭け金を相対的に小さく、例えば当初の半分にしたとしても、
それは「これ以上負けたら後が無い」という状況になるまでたった1回の猶予を与えるに過ぎない)
勝率50%、リターン1倍の「長期的には損も得もしないゲーム」で、100万円を持って毎回10000円を賭け続ければ、
まず間違いなく破綻することはなく、損もしなければ得もしない。
一方、同じゲームで10000円を起点にマーティンゲール戦略を用いれば、100回のうち2回か3回程度
「これ以上負けたら破綻する」という状況に陥り、それを潜り抜けて得られるものは10000円。
仮に勝率が同じでリターンが2倍のゲームで、150万円まで資金が増えたとして、毎回15000円を賭け続ければ、
まず間違いなく破綻することはなく、その後も着実に資金は増えていく。
一方、同じゲームで15000円を起点にマーティンゲール戦略を用いれば、100回のうち2回か3回程度
「これ以上負けたら破綻する」という状況に陥り、それを潜り抜けて得られるものは約50万円。
(運良く50万を手に入れて資金が200万になっても、20000円を起点にマーティンゲール戦略を用いれば
100回のうち2回か3回程度「これ以上負けたら破綻する」という状況に陥り以下略)
質問
「あなたはこのゲームでマーティンゲール戦略を採用しますか?」
(個人的回答:「その150万円がなくなってもいい状態で、かつ今すぐどうしても200万円が必要な状態であれば
採用しないでもない」)
----転載終了----
----以下転載----
(ナンピンについて)
ところで、マーティンゲール戦略を採用すべきでないということは、すなわち
「ナンピンはしてはいけない(厳密に言えば、「いついかなる場合でも絶対に
買い下がり/売り上がりをしてはいけない」というわけではないが、それをしてもいい条件は
極めて限られており、殆どのナンピンはその条件を満たさずに行われている)」
ということである。
もちろん、「ナンピンするかしないかは個人のスタイルによる」と嘯くのは勝手だが、
だからといって、それが原則的に間違いでないと主張することは出来ない。
・ナンピンがマーティンゲール戦略(負けている時に賭け金を増やす戦略)に該当しないこと
・マーティンゲール戦略がリスク対リターンの観点から有効であること
を示すか(前もって言っておけば、これは不可能である)、あるいは
・「自分のスタイル」におけるナンピンが、上述の"それをしてもいい条件"を満たしていること
を示さない限り、決してナンピンを正当化することは出来ない。
繰り返すが、決して「ナンピンをするな」と言いたいわけではない。単に、
「ナンピンは基本的にマーティンゲール戦略に該当し、マーティンゲール戦略は
利益を上げる目的には極めて不適切な方法である」
という事実の提示、それだけである。
これだけじゃ分かりにくすぎるので、「ナンピンをしてもいい条件」を箇条書きにしておく。
1.初めにそのポジションを取った時と同じ「理由」に基づいて、
現在の逆行が一時的なものである可能性が高いと判断できること。
2.上と同じ「理由」に基づいて、損切りラインを既に設定してあること。
3.ナンピンした後、損切りにかかった時の損失が、
"初めにそのポジションを取った時点での許容できる最大のリスク"を超えないこと。
(つまり、初めにポジションを取る時には、「ここまでなら損しても構わないけど
とりあえず余裕を持ってポジションをサイズを小さくしておこう」という決断が下されていなければならない)
1〜3が「全て」成立しない限り、ナンピンをしてはならない。
----転載終了----
----以下転載----
(ふたたびナンピンについて)
とりあえず手数料は考えない前提で、何かの通貨ペアを10枚ポジり、
そこから100pips逆行した時、10枚ナンピンしたとする(ありがちな話である)。
さて、ここで
「10枚ポジり、100pips逆行した時に10枚積み増す」
のは、
「10枚ポジり、100pips逆行した時に一旦損切り、すかさず20枚ポジる」
のと同じである(繰り返すが手数料は考慮に入れないものとする)ことにお気づきだろうか。
前にも言ったが、私は別にナンピンをするなと言いたいわけでも、ナンピンが間違っていると言いたいわけでもない。
単に、「自分は臆病者だから、相場が自分の見通しと違う動きをしていると判断して損切った瞬間に、
ポジションサイズを拡大して再度エントリーするような勇気は持ち合わせていない」というだけのこと。
----転載終了----
----以下転載----
(期待値とポジションサイズについて?)
書こうかと思ったがやめた。
『魔術師たちの心理学』に全部書いてあるのでそちらを参照。
これは別に出し惜しみしているわけではない。
確かに、この"期待値とポジションサイズ"は、"ポジションを取り、閉じるための「強い理由」"と並ぶ、
相場で利益を上げるための最も重要な要素の一つ、それどころか、莫大な利益をもたらす源泉ですら有り得るが、
その中身はというと、論理(統計)的に考えてごくごく当たり前のことでしかなく、
それを実行するのに特別なツールや技術が必要とされるわけでもない。
そもそも、市販されている書籍(『魔術師たちの心理学』)に書かれていることなのだから、
ここで隠したりお茶を濁したりする意味は全く無いし、そのつもりもない。
書かない理由は二つあって、一つは、"単に面倒だから"である。
"ポジションを取り、閉じるための「強い理由」が必要不可欠であるという考え方"及び
"古典的チャートパターンとEMA・MACDを用いたトレンドフォロー志向のトレードスタイル"については、
それを作り上げるための材料を様々なところから貰っているとはいえ、
それらの材料のうち何を選択し、どう組み合わせ、最終的にどのようなものに仕上げていくかに関しては、
一応自分で考え、自分で作り上げた(作り上げつつある)と言ってもよく、
ある程度は「オリジナル」を主張してもばちは当たらないと思えるものである。
(というか、オリジナルであるかどうかはさておき、それを自分自身のものとして強く信じることが出来ない限り、
どれほど筋の通った考え方であろうと洗練されたスタイルであろうと、何の役にも立たない)
しかしながら、期待値とポジションサイズに関しては、オリジナルなものは何も無く、
単に『魔術師たちの心理学』に書かれていることの丸写しにしかならないことが分かりきっている。
いくら好きで駄文を垂れ流しているとはいえ、コピペ(それも「わざわざ手で書き写さなくてはならないコピペ」)に
労力を費やすのは馬鹿馬鹿しい。
もう一つの理由は、"書いても書かなくても結果は同じだから"。たとえば、
「損切りを行い、リスクを限定すること」「マーティンゲール戦略を採用しない(原則的にナンピンはしない)こと」
などは、"論理的に考えて、相場で利益を上げるためには必ずやらなければならないこと"である。
少なくとも、それをやらないことによるメリットは何も無く、一方でデメリットは山ほどある。
にも関わらず、「損切りは必要」「ナンピンは(殆どの場合)百害あって一利なし」と言うと、
「バフェットは損切りしなかった」「低レバなら大丈夫」「人それぞれ、スタイルによる」
など、意識的にか無意識にかは知らないが、問題を"相場で利益を上げるために有効か否か"ではなく
"破産するか否か" にすりかえたり、あるいはごくごく僅かな例外(バフェット)を持ち出したり、
最後には「別に利益を上げなくてもいい(人それぞれ、とはそういうことだ)」とまで言って、
必死で「損切りしないこと」「ナンピンすること」を正当化しようとする反応が後を絶たない。
前にも言ったように、私は別に「損切りしろ」「ナンピンするな」と言いたいわけではなく、
「損切りをしないのは損」「ナンピンは損」という、当たり前の事実を提示しているだけである。
(念のため言っておけば、だからといって「損切りをすれば勝てる」「ナンピンしなければ勝てる」ということではない。
単に「損切りしないよりはした方がいい」「ナンピンはしないほうがいい」だけのこと)
利益を上げるために損切りをし、ナンピンをしないことを選ぶか、利益を犠牲にしてでも
「現在のポジションで勝つこと」(損切りをしないこともナンピンも、動機はこれである)を優先するか、
それは確かに「人それぞれ」、好きなようにすればいい。
そして、ある人が「利益」を選ぶか、それとも「"一時的な勝利"という快楽」を選ぶかは、
極めて根本的なその人の性格や嗜好に関わってくるものであり、ちょっとやそっとのことでは変わらない、
少なくとも2ちゃんのレスなんかでは全く変わらない(その程度で変わるのであれば、遅かれ早かれ自分で気付く)ことを
私は知っている。
それは「期待値とポジションサイズ」に関しても全く同じことで、文句のつけようが無く正しいにも関わらず、
分かる人は言わなくても分かる(少なくとも『魔術師たちの心理学』を読めば分かる)し、
分からない人はいくら言っても分からない。
いくら好きで駄文を垂れ流しているとはいえ、無駄に終わることが明白なものに労力を費やすのは馬鹿馬鹿しい。
以上の理由で、書かないことにした。
もっとも、何も書かないのもアレなのと、実のところ、断片的にではあるが既に書いてきたことでもあるので、
さわりだけを軽く書いておく。興味がある人は原典(『魔術師たちの〜』)に当たってみるといい。
(まるっきりパンローリングの回し者だが、そういうことにしておいても全く構わないw。
『魔術師たちの心理学』に、相場で利益を上げるために最も重要なことが書かれているという
事実は変わらないのだから。ただし、翻訳はお世辞にもいいとは言えず、読みにくいのは確かに読みにくい)
「いいトレードとは、"回数を重ねた時の利益が損失を上回っていること"が条件であり、
ただそれだけが重要である。
それは勝率と、1回の勝ちトレードでの平均利益、1回の負けトレードでの平均損失によって決まる
(この、勝率と1回当たりの平均利益・損失によって定まる数字が"期待値"である)。」
#たとえば、50pipsのリミットとストップを設けてトレードを行うのであれば、
#(手数料とスプレッドを考慮しないとしても)50%以上の勝率が無ければ、長期的には必ず損失を出す。
#一方で、ストップ50pipsでリミットを特に設けず、1回の勝ちトレードでの平均利益が500pipsであれば、
#たとえ勝率10%でも、長期的には必ず利益が出る(もちろん、大きなドローダウンは覚悟しなければならないし、
#利益が出るまで続けられるように、取引1回当たりのポジションサイズは小さくする必要がある)。
「期待値が正であれば、破産する(トレードを続けていけない状態になる)ことが無い限り、必ず利益をあげられる」
#正の期待値(統計的な優位さ)を味方につけるためには、"十分な試行回数を重ねる"ことが絶対条件であり、
#回数を重ねる過程においてのドローダウン、たとえば一般的なトレンドフォロー型のトレードにおける勝率
#(35〜40%程度)で言えば20連敗程度は「有り得るもの」として考えなければならない。
#この場合、一つのポジションで全資金の5%以上のリスク(損切りした時の損失額)を取るのは少々危険である。
#「逆マーティンゲール戦略を採用すべき(マーティンゲール戦略を採用すべからざる)理由」もここにある。
----転載終了----
( ><)したいよ
確かに、相場で勝つ(利益を上げる)ことよりも“今のポジションで負けない”という意識が強いです。
リバる前にポジを取ろうと早く仕掛けることが結果的に不利なポジ取りになっているが、
それを前提として一回にポシる゙サイズを減らすように改善した(つもりになっていた)という感じです。
>>117 もちろん、
>>106で言ったように
自分で損しても構わないと思う範囲内ならばナンピンだろうがなんだろうが好きにすればいいのであり、
さらに言えば、そうやって非効率的な戦略を逆手に取るとでも言うか、
それを許容することによって心理的な負担を軽減し、トータルでのパフォーマンスを上げる
といったことだって可能かもしれないから、
「マーティンゲール(ナンピン)は駄目」と言う理由が“リスク対リターン比を考えると非合理的”というだけであれば、
実のところナンピンを拒否する理由というものはあまり無い。利益を上げられればそれでいい。
しかしながら、そう言いつつも結局のところナンピンにいい顔はしないわけで、それはなぜかと言うと、
ナンピンを前提としたポジション取りそのものが、例の
「ポジションを取り、閉じるための強い理由」
を欠いているのではないかと思うからである。
株であれ為替であれ先物であれ、ロングであれショートであれ、
ポジションを取る時に望むことは何かというと、それはもちろん
「ポジションが利益を生む方向に動く」ことである。
つまり、ポジションを取る時は、自分の中に
「このポジションはこれから利益を生む方向に動く可能性が高い」
と思える、それがテクニカルなものかファンダに基づくものか、直感であるか占いであるかは問わないが、
とにかく何らかの理由があるはずだ。
誰だって「これから損をする可能性が高い」と思うポジションを取ったりはしない。
ところが、ナンピンを前提としてポジションを取るということは、
「このポジションが利益を生む方向に動いて欲しい」と思いながら、
同時に「このポジションが損を出す方向に動くかもしれない」とも思っていることになる。
それはすなわち、相場の先行きに対する自分なりに納得の行く見通しが無いこと、
言い換えれば「ポジションを取るための強い理由」を欠いていることを意味する。
そして、これまでしつこく言ってきたように、その「強い理由」を欠いている状態では、
ポジションを取った時に不可避的に襲われる“欲と恐怖”の影響を退けられず、
具体的な現象としては、「適切に手仕舞うことが極めて困難になる」という問題が発生する。
>>82にもあるように、ポジションを取る時、
「このポジションがこれから利益を生む方向に動く」という見通しを立てるための
自分なりに納得のいく「強い理由」があればこそ、その理由が無くなった時に手仕舞いできるのであり、
それが無ければいつ手仕舞いをしていいのかの判断がつかない。
結果として「もっと儲けたい」あるいは「今の儲けを失いたくない」といった“欲”に振り回される(多くは
少し利益が出たところで焦って利確してしまい、その後の動きを見て大いに悔やむ)ことになる。
えらく回りくどくなってしまったが、ナンピンに対して駄目出ししている最大の理由は
「リスクが大きすぎるから」ではなく(これは結局のところポジションサイジングによってコントロールできる)、
「そのポジションを取る理由が不十分だから」であることをご理解いただけただろうか。
(続く)
(続き)
ここで
>>112の「ふたたびナンピンについて」をもう一度読んでもらいたい。
>「10枚ポジり、100pips逆行した時に10枚積み増す」
のと
>「10枚ポジり、100pips逆行した時に一旦損切り、すかさず20枚ポジる」
のとは同じだと書いてあり、確かに金銭面では同じことなのだが、
実のところ、「ポジションを取る強い理由の有無」という観点からは、この二つは全く違う。
前者が
「ポジションを取るための強い理由を欠き、単に今のポジションで負けたくないという
“欲と恐怖”に基づいたポジションサイズ拡大」
でしかないのに対し、後者は
「ポジションを一旦手仕舞いして考えなおしたにも関わらず、依然として
ポジションを取るための強い理由が成立していたことによるポジション取りとサイズ拡大」
である。金銭的には全く同じ状況でありながら、心理的には真逆と言っても過言ではない。
(これは
>>92の「ノーポジ最強」説ともリンクしてくる)
しつこいようだが、ナンピンをしようと思うのであれば、それを止めはしない。
ただ、一つだけ言わせて貰えるならば、こう言いたい。
「金銭的には同じことだから、ナンピンをするかわりに、
一旦全部ポジを閉じてあらためて“元の枚数+ナンピンする枚数”をポジってみてはどうか」
ここで何の躊躇いもなく後者を実行できるのであれば、まさしくそのナンピンを止める理由は無い。
( ><)したいよ
結局、雇用統計で下げた後の戻りを見て、ドルに勢いがないと判断し、利確しました。
また売りを狙って待ちモードです。
ユロドル1.3635でSしました。
相変わらずストップは入れてません。
気になったこと。
>>121 「日足のMA15」にはかすりもしてないがそれはどうなったのか。
>>122 >>121で手仕舞いした時と比較して「ドルに勢いが出た」と思った理由は何か。
ちなみに俺は、「ストップを入れろ」とは言ってない。
「ポジションを取った時の"理由"が崩れた時には手仕舞うべきだ」と言ってるだけ。
そこんとこは勘違いしないで欲しい。
>>102からの一連のポジ取りに噛み付いているのは
「ポジションを取った理由」と「手仕舞いした理由」がマッチしてないように見えるからに過ぎない。
>>121では再度高値を狙って来た際に仕掛け直す目的で一旦手仕舞いしました。
そのまま下がっていった場合は、追いかけずに様子を見てたと思います。
>>122で「ポジションを取った理由」は以前(
>>104)と変わらずです。
>>124 ではもう一つ質問。
鬱陶しいだろうがそういう性格なのでそこは納得してもらうか、でなければスルーしてもらいたい。
「雇用統計後に全く下がらないで含み損を抱えていた状態でも
同じように一旦手仕舞いして仕掛けなおしたか?」
手仕舞いはしなかったと思います。
高値を確認した後で、売り増すことは前から狙っていたとおりなのでしたかも知れません。
>>126 「再度高値を狙って来た際に仕掛け直す目的で一旦手仕舞い」
するのであれば、それが利確域であるか含み損を抱えた状態かは関係ないはず。
したがって、
「利確域だから手仕舞いし、含み損を抱えているから手仕舞いしない」
というのは筋が通ってないと思うが如何。
含み損の領域で同じ値動き(↓↑の行って来い)だったなら損切りして仕掛け直ししたかもしれないです。
しかし、益がでると落ち着かなくなるのはポジション取りに自信がないからなのでしょうかね