前回のIMFの場合は、禿鷹ファンドが割高感の有るウォンを先物で売り浴びせ韓国はIMF
に介入を要請、ところがその程度ではもたないと判断した各国がウォンの価値がなくなる前
に少しでも損切をするために短期融資をいっせいに引き上げたのが致命傷になった。
普通は利息だけ払って元本はジャンプすることが多いのに、一斉に短期融資を引き上げる
ためにウォンが市場にだぶつき、どれだけ安くても誰もウォンを買おうとしなくなり、地獄の
底へまっしぐら。
そこで日本政府がまず日本の金融を説得して短期融資の引き上げを止めさせ、次いで世
界の金融界に対して「日本を信用して、短期融資の引き上げを繰り延べしませんか?」と打
診、日本は見捨てる気がないと各国の金融が判断して値がつかない状態は収束。
そこから「韓国ウォンは日本が通貨保証している」と言う都市伝説が生まれた。
実質的にアジア通貨危機を収束させたのは、新宮沢構想としてただの打診だったものを世
界に公表したことと、アメリカが支持の姿勢を見せたことが最大の要因。
IMFは無能をさらしただけで終わったよ。
で、韓国はその日米に対して喧嘩を売っているわけで・・・。