【EUR】ヨーロピアンカレンシーPart3【CHF】

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109Trader@Live!?
丁寧なるご返事を頂きありがとうございます。
以下、少々私見を書かせていただきます。

<スイスフランの先行性>
まずスイスフランの選好理由は何か、これはスイスが永世中立国であるが
故に、特に国際情勢が不安定である際における避難通貨としての価値に起因
するものが最も大きいと私は考えます。故に世界中で流通し、且つ国際情
勢に不安定要因をたびたびもたらすドル(=アメリカ)とスイスフランと
の強弱関係には逆相関関係があるとの説を、世界平和が達成されていない
局面下において私は支持します。ただこれはスイスフランの先行性をも意
味する内容ではありません。先行性という意味においてはやはり他通貨と
の金利差よるものであると考えるのが素直な捉え方だあると思っておりま
すので、この点ではみずきファンドさんと同様の捉え方をしております。
少々意地悪な書き方をしてしまい申し訳ありませんでした。

<ドルスイス/ユーロスイス>
ドルのブルベアは、本来国際情勢の変化のみに左右されるものではありま
せん。その他経済、貿易、社会等の諸要因によって決定されるものです。
この視点の元では、国際情勢を大きな要因として選好されるスイスフラン
への資金流入を、常にドルブルベアの逆指標として用いるという手法には
大きな違和感を感じざるを得ません。むしろ他通貨を組み入れたドルイン
デックスを使用すべきです。また先程の金利差によって先行性がもたらさ
れるとの考え方からすれば、
> ドルスイス・レートの上昇スピード>ユロドル・レートの下落スピード
> になり、
> であれば、ドル高と判断してます
はドル金利上昇後の現在の金利差、
|ドル金利ースイス金利|>|ドル金利ーユーロ金利|
によってもたらされるものであり、この考え方はスイスフランを中心とし
た金利裁定論に過ぎなくなります。また上記スイスフランの先行性が正し
いと仮定すると、特に国際情勢が不安定な時以外には、スイスフランを判
断材料として用いる必然性すら失われてしまうと考えます。

如何でしょうか?