米国 非米国部門
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│ 債権 株式 │ ←高金利通貨→ポンド
│ ↑ │ ← →ユーロ
│ 資 金 │
│ ↓ │ ←避難 通貨→スイスフラン
│原油 金 商品 │ ←植民地通貨→円
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米国人は、余剰資金をどのように運用するか?
米国人の投資・運用先として
@米国内債権・預金
A米国株式
B原油
C金その他諸品
D為替(高金利通貨・避難通貨etc)
が考えれます。
ドルは基軸通貨ですから、@ABCの方法については
為替リスクなく、投資できましょう。
すなわち米国人は@ABCよりもDの方が利益があがると
考えれる場合に初めてDの方法をとると考えます。
簡単にいえば、「金利が安く、ダウもさえん、為替でもやるか。」っていうことでしょうか。
次に為替の中でも、ポンド・オセアニア・カナダの高金利通貨、スイス、ユロ、円のどれに投資するかの問題がでてきます。
ドルより高金利の通貨に投資すれば、スワップ益が期待できます。
普通に考えるなら、スワップが期待できる通貨を選ぶでしょう。
ポンド・オセアニア・カナダが買われるのは、金利差からより有利な運用先を求めるということで、
説明できそうです。
一方、最近では、有事のスイスといわれます。
避難通貨としてスイスフランが買われることです。
スイスフランはドルより低金利ですから、スイスに投資することはマイナススワップがでるわけです。
しかしマイナススワップを払ってまでも、ドルを持つより安全かもしれんという状況になれば、
米国人はスイスフランを買うことになるですかね。
逆に米国の金利がよくなった、ダウがあがってくる、有事の懸念がなくなった、
という状況になればどうでしょうか。わざわざ為替変動のリスクを負ってまで、
自国よりショボイ国々の通貨を買う理由はないでしょう。
さっさとポンドもスイスフランも売っぱらい、ドルに戻してGMの株でも買うでしょう。
アメリカの郵便局の定額貯金にする鴨。
では米国人は、なぜユロや円を買うのでしょう。
円を買ってもマイナススワップです。ユロを買ってもスワップ益は微々たるもの。
マイナススワップの上に、為替リスクを背負い込む。それなのにユロや円を買う。
経済原則に従った投資先としての合理的説明はつかない気がします。
なんで米国人はユロや円を買うのでしょう?不思議ですね。
米国と非米国部門のショボサの比較
http://live19.2ch.net/test/read.cgi/livemarket2/1075856501/764