EZ!TV 「株で日々の生活費を稼ぐ」パート２

アメリカ株のデイトレは止めた方がいい。
仕事を辞めてデイトレを始めたがいいが、それでは儲からなくて失敗に終わるか、もう後がなくて本を出そうとしたり、
デイトレサイトを作って広告料や相場本の販売手数料を稼ごうとしたり、セミナー屋のサクラや講師になったりしてセミナー屋のおこぼれを貰うようになるのがオチだから。
酷いのになると、セミナー屋になって騙す方にまわる者も少数だがいる。

数年前、アメリカでデイトレが流行った時、儲けたのはデイトレをしていた人ではなくて、証券会社やセミナー屋など、デイトレをやる、又は、やろうとした人達を相手に商売した人達だ。
その後、テレ東で、「アメリカではデイトレが下火になった」と、放送していた時、
「デイトレは儲からなくなった」と、いって出演していたのが元デイトレセンターの経営者（多分、セミナーもやっていただろう）だった事からも分かると思う。

具体的に言うと、証券会社が手数料で、セミナー屋はセミナー料で儲けているのは分かると思うけど、
セミナー屋が証券会社と組んでいて、セミナー屋の客が売買した手数料の一部が、証券会社からセミナー屋にキックバックされている事に気付く人は少ないだろう。
つまり、客に売買させればさせただけセミナー屋は儲かる仕組みになっている。
また、チャートソフトを開発しているところもあるが、そこは売買する度にソフト利用料も証券会社を通してセミナー屋に取られている。

証券会社やセミナー屋の収益源を考えれば、セミナー屋がサクラ（サクラHPまで別にある業者もいる）を使ったり、
架空の売買記録で儲かったかのように見せたり、儲かるように見える手法をこれでもかというほど見せて、デイトレを勧める理由が分かると思う。
デイトレの方がリスクが少ないなんて業者は言っているが、実際は客に回転売買させる方が業者にとって都合がいいからだ。
テレビでは、元コンビニ経営の人が家族抱えてデイトレをしていたが悲惨というしかない。ただ、本当にデイトレをやっていればの話しだが・・・。

当時のアメリカみたいにデイトレセンターがないのは、太い通信回線が安くなって個人でも導入できるなったからで、
当時は通信回線が高かったから、セミナー屋などがデイトレセンターを作って客に回転売買させていた。
今、日本で営業しているセミナー屋にも、アメリカでセミナー屋をやりながらデイトレセンターをやっていたのがいる。
それに、日本の証券会社と組んで、日本株版デイトレセンターをやっていたセミナー屋もいる。
当時、その手の雑誌などで話題になっていたから記憶にある人もいると思う。

セミナー屋の中には、受講日を飛び飛びにしたりして半ば強引に、失業者の教育訓練給付金給付の基準に合うよう講座を作って給付金を取り、
あたかも国のお墨付きを貰っているかのように「厚生大臣認定」や「厚生大臣指定」と書いて宣伝している業者もいる。
やっている事は、NPO法人を作ってホームレスを集め、生活保護の給付金をピンハネしている奴等とたいして変わらないのだけれど、引っ掛かる人は後を絶たないようだ。

テレビ局にはもっと突っ込んだ内容をやって欲しかった。
あんなセミナー屋に踊らされている人達を放送しているようでは番組のレベルが疑われても仕方がない。