【9684】スクウェア・エニックス94

このエントリーをはてなブックマークに追加
725山師さん@トレード中
野村とスクエニの壮大な嵌め込み祭りもそろそろ終わりかな

2010年2月 スクウェア ユーロ円建てCB発行(350億円、転換価格2,500円) ttp://www.hd.square-enix.com/jpn/news/pdf/20100118_01.pdf
        資金使途は以前に発行したCBの借り換え
発行以来一度も転換価格を超えず、来年1月の満期に、このままではまた借り換えをする必要に迫られる

現在 ゲーム株が人気化したのをいいことに、出来高を膨らませ、個人投資家の買いを猛然と煽る。

野村ロンドン(CB発行主幹事)、モルガン、Jabre CapなどCBの所有者は借株をして、2700−3000円のレンジでヘッジ売りを行うと同時に、
転換社債を株に転換し、借株を返済。利ざやは200−500円×借株株数。野村は170万株!推定利益は5億円超。
野村ロンドンや、モルガンの借株が突如、「報告義務消失」となる。
大株主の宮本氏の株券の担保が外されて、5%ルールに出ていたのも、野村が株を借りたから。
株価が2,500円を下回った2/5の翌日には、アナリストにレーティングを引き上げさせ、どんどん転換を促進。
アナリストの目標株価は、まさに転換価格の2,500円。このアナリストの以前の目標株価は1000円。実際にはカバレッジをしていなかったに等しい。野村上層部の意向に
沿っただけ。

スクウェアにとってみれば、350億の借金が消えたに等しい。転換請求された株券を印刷するコストだけ。そのうち発行済み株式数増加のIRをこっそり出す。

ちなみに350億÷2,500円で
新たに1400万株が市場に放出される計算。
 
こうして、野村、発行会社のスクウェアは万々歳。昔も今も変わらない発行会社と幹事証券の見事なタッグ。

2500−3000円で新たに発行された1400万株を買った個人の回転は果たして効くのだろうか?