高速道、ガードレールの隙間5000カ所超 国交省が対応要請
国土交通省は15日、関越自動車道で起きた高速ツアーバス事故現場と同様に、ガードレールがコンクリート製の防護壁を
カバーしていない隙間が、高速道路3社が管理する全国の高速道路上で約5100カ所あったと発表した。ツアーバス事故では
ガードレールに衝突した後、防音壁にめり込み、7人が死亡した。同省は3社に対応策を要請する。
調査によると、東日本高速道路では約2400カ所、中日本高速道路では約1000カ所、西日本高速道路では約1700カ所で
隙間が見つかった。これらは、1998年に国交省が隙間をなくすよう、通知した以前の基準で造られていた。対応策としては、
重要性に応じてガードレールを延長して防護壁にかぶせたり、車線を逸脱すると音や振動が生じる舗装などを検討していく。