セラーテム社長ら起訴=中国企業「裏口上場」隠す−東京地検
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012032600602 ジャスダック上場の情報処理サービス会社「セラーテムテクノロジー」(東京都中央区)による
架空増資事件で、東京地検特捜部は26日、金融商品取引法違反(偽計)罪で、
同社社長池田修(38)、元取締役宮永浩明(46)両容疑者と、法人としての
セラーテムを起訴した。
取締役藤本秀一容疑者(41)は処分保留のまま釈放した。
起訴状によると、池田容疑者らは2009年11月、
中国・北京市のソフトウエア開発会社「北京誠信能環科技」が
事実上セラーテムを買収して日本の証券市場に「裏口上場」するという実態を隠し、
約15億円の第三者割当増資を行って北京誠信を子会社化すると虚偽の発表をしたとされる。
買収資金の15億円は、実際にはセラーテム側の資金が
海外の投資ファンドを通じて還流した架空増資で、
増資のために発行された新株は北京誠信側が取得していた。