【6665】エルピーダメモリ【ダーリンは台湾人】

このエントリーをはてなブックマークに追加
569本部長 ◆crj5rcA1jk
プレミアDRAM(モバイルDRAM)あまり売り上げが伸びてないと思っていましたが、
シェア5割もあったのか、、

2010/10/15 01:30
<日経>◇エルピーダ、広島工場を携帯端末用に特化 生産を再編

 エルピーダメモリは2011年中をめどに、国内拠点の広島工場(東広島市)を高機能携帯電話(スマートフォン)やタブレット端末など
携帯情報端末向け半導体の専用工場にする。価格競争が激しいパソコン向けDRAMは、台湾子会社での生産や提携関係にある台湾各社への
生産委託に切り替える。高機能品は国内、汎用品は海外と生産体制をすみ分け、生産効率を高める。

 エルピーダはDRAMの世界シェア約2割で第3位だが、携帯情報端末向けは競合他社より早く事業強化に取り組んできたため、
製品競争力が高い。世界シェア首位で約5割を握る。

 携帯情報端末に搭載するDRAMは待ち受け時や動作時の低消費電力性能など、パソコン用に比べ高い機能が要求される。回路構成も複雑で製造が難しい。

 13年には世界のスマートフォンは約2倍に、タブレット型端末市場は約5倍になるとの予測がある。DRAMの需要も急増すると予想され、
増産対応するには、高度な製造能力がある広島工場がふさわしいと判断した。

 広島工場では10月に入って最先端の回路線幅45ナノ(ナノは10億分の1)メートルを使って、携帯端末向けに記憶容量2ギガ(ギガは10億)ビットDRAMの
量産出荷を開始した。チップ面積は世界最小で今後の同社の主力になる見通し。

 今後、生産ラインの改造や新たな製造装置を導入。45ナノメートルDRAMを中心に携帯端末向けの増産を続け、11年中に大部分を携帯端末向けに切り替える。

 現在、広島工場の月産生産能力は直径300ミリメートルのシリコンウエハー換算で約13万枚。パソコン用DRAMが主力で、携帯端末向けDRAMは
約2〜3割にとどまっており、需要増への対応が焦点となっていた。

 一方で、供給メーカーが多く価格変動が激しいパソコン用DRAMはコスト競争力のある台湾からの調達に切り替える。
半導体市況を見極めながら、子会社の瑞晶電子でパソコン用DRAMの生産能力増強を検討していく。日台連合として手を結ぶ力晶半導体、茂徳科技、華邦電子の
3社への技術供与など連携を密にして、安定した生産委託関係を築く。