◆◆◆10月の市況 その12◆◆◆

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702山師さん@トレード中
インターネットを使った株取引でうその注文を繰り返し、不正に株価をつり上げた疑いが強まったとして、
大分地検は近く、証券取引等監視委員会と合同で、大分県内の男について金融商品取引法違反
(相場操縦)の疑いで本格捜査する方針を固めた。男はネットを使って株の売買を繰り返し、利ざやを稼ぐ
「デイトレーダー」で、相場操縦で数億円の利益を上げた疑いが持たれている。デイトレーダーの立件は
九州・山口では初めて。

 捜査関係者によると、男は2006年頃から、買う意思がないのに大量の買い注文を出し、取引が活発なように偽装。
株価が上がった時点で注文を取り消す「見せ玉(ぎょく)」と呼ばれる行為を行いながら、事前に購入した株を高値で
売り抜けた疑いが持たれている。

 男はこの手口で多数の銘柄の不正取引を実施。得た利益を元手にまた繰り返し、利益を数億円にまで
膨らませていたという。ただ、取引量が膨大なため、大分地検は3日間で計約1000万円の利益を得たとされる
上場企業3銘柄の取引に絞って立件したい考えだ。

 さらに、男の知人数人が、男のパソコンのIDやパスワードを入手してネットで男の売買状況をチェックし、
それに合わせて株取引を繰り返した疑いがあるとして、不正アクセス禁止法違反の疑いでも調べるとみられる。

 注文のタイミングや株価の推移が不自然なことなどから、監視委が男に注目。5月に男の自宅など関連先に
強制調査に入り、任意で事情聴取を進めてきたが、全容解明には本格的な捜査が必要と判断した。