【6758】ソニー 112【SONY】

このエントリーをはてなブックマークに追加
970山師さん@トレード中
電機、ユーロ安対策進む、パナソニックなど、実勢より円安で予約(日経)

外国為替相場のユーロ安を受け、欧州で薄型テレビなどを展開する電機大手がユーロの為替予約を進めている。
パナソニックは2010年4〜9月期(上期)分を1ユーロ=125〜128円程度で予約。ソニーやシャープも実勢より
円安の120円台半ばで予約を済ませ、ユーロ安が上期の企業業績に与える悪影響は軽微となる。ただ今後も大
幅な円高・ユーロ安が続けば、現地での製品値上げなどの対応を迫られかねない。
期初に今期の為替レートを1ユーロ=120円に設定したパナソニックは、「4〜6月分の大半を1ユーロ=128円
で予約した」(上野山実常務)。7〜9月分についても手当てを急ぎ、上期を通すとおおむね125〜128円の範囲
で予約を終えたもよう。
1ユーロ=123円を今期計画の前提とするシャープも、上期分については想定レート近辺での為替予約を済ませ
ている。欧州地域の売上高がグループ全体の4分の1を占め、対ユーロの1円円高が年70億円の営業減益要因
になるソニーも、上期分は今期想定に近い1ユーロ=124円で予約している。
ただユーロ相場が5月中旬以降は1ユーロ=110円前後で推移し、下期分については上期のような120円台の
有利な条件での為替予約は進めにくい。外貨建て資産などの為替差損が利益を圧迫するリスクも高い。
7月下旬から本格化する10年4〜6月期決算発表では、通期の対ユーロの想定為替レートを円高に見直す企業
が相次ぎそう。欧州での部品調達の拡大などに動く企業も出てきそうだ。