日経225先物オプション実況スレ5660

　＜＜１００兆円を越える貸し出しドルキャリー＞＞

○　米国FRBによる１００兆円を越える低金利貸し出し、世界の大手銀行がドルキャリー

米FRBの資金供給に欧州大手銀行、バークレイズ、ドイツ、ソシエテ、UBS、Bパリバ、クレディスイス等
の外銀が借りに集まった。自国の市場で貸し出しすればぼろ儲けできるからだ。ドル通貨を借りてユー
ロに換金して持ち込むから、どんどんドル安、ユーロ高が進んだ。

米FRBの超低金利資金供給に、世界の大手銀行はFRBからドルを借りた。FRBから一兆円を借りても
金利0.1％で僅か10億円の利子払いでドルが借りられる。世界規模の大手銀行なら担保として、印刷
した自社の紙くずCBを差し出せば好きなだけ借りられるからだ。

FRBから一兆円を借りても金利0.1％で10億円の利子。これ金で米国債券金利4％を購入するだけでも
400億円の利子を手に出来る。又は単純に英国銀行間「LIBOR」貸し出し市場で、ドル通貨を貸し出
しをするだけでも0.99％の金利が取れる。つまりFRBからドルを金利0.1％で借りて0.99％で貸せ10倍も
の金利鞘が取れる。

●　ドル巻き戻しの恐怖

FRBから借りたドルで米国債がどんどん買われた。米国債相場もどんどん上昇した。しかし一旦ドル巻き
戻しが始まると僅か10日間で国債が−2.5％も下落。これでは国債金利4％は一気に吹っ飛ぶ。FRBから
ドルを借りた外銀は米国債を売りドルの返済に走った。これと同じことがゴールドや原油、ブラジル株、NY
株式を買いまくったドルの巻き戻しが発生した。

●　FRBのドル供給は来年２月で終了する

FRBは12月に初めてドル資金の巻き戻しテスト、トライパーティー・リバースレポ取引を実施し220億円の
回収テストをした。FRBによる資金回収は来年から本格化するだろうと誰の目にも見えている。代わりに
0.1％で資金を供給してくれる通貨として、日銀が12月から毎週8000億円の資金供給が始まった。

○　救世主現る、日銀が円の供給を開始

日銀は新型資金供給オペとして円の貸し出し金利0.1％で、12月10日から毎週8000億円の資金供給を始
めると発表した。この10日の資金供給に世界中の大手銀行が応札に集まった。実に8000億円の資金供給
に６兆円を越える調達応募が世界中から集まった。16日に実施した第二回目の8000億円も前回より増して
世界中から更に応募倍率８倍を越え７兆円の応募が集まった。この資金需用はなにを意味するのか・・・・・。