【6665】エルピーダメモリ【のりピーダ爆上げーだ】

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169山師さん@トレード中
>>144
私の憶測ですが、まあ的外れではないと思っています。

>1.今回、増産に入ったDDR3は、従来の65nmなのか、65nmSなのか。

65nmSは、露光によるシュリンクではないかと予想しています。
それであれば、65nmS展開の障壁は歩留まりとなります。歩留まりが安定した段階で全面切り替えになるでしょう。
この手法は、品質が犠牲になります。


>2.65nmXSの現実味はどの程度か。歩留まりの見込みはどうか。

65nmXSは、ターゲットとするチップサイズから、現状の65nmからセル構造の変更が必要ですね。
既に検討ロットを投入した段階としても、製品化には1年はかかるでしょう。
50nmで導入したセル構造のアイデアを取り込むことを想定しているのだと思うのですが、
貴重な開発エンジニアを必要とする65nmXSの現実味は乏しいと思います。
金を確保して50nmが本命です。というか、そうできないと拙いです。


>3.少量生産の50nm-DDR3・50nm-MobileDDRの優位性能を盛んに宣伝しているが、肝心の量産計画(液浸露光への追加投資)はどうなっているのか。

50nm世代は、各社とも問題が多いです。エルピーダも例外ではありません。
40nmで品質的に問題ないものを量産化できるかは微妙なところですが、50nmの本格量産は絶対に必要です。
50nmのキャパをどの製品に振り分けているのかを見れば、現在の状況が分かりますよ。
エルピーダはやりたいでしょうが、銀行の融資次第でしょうね。


>4.現在主力の65nm-DDR3・65nmS-DDR2は、性能やコストで他社優位を実現できているのか。

特性に差はありますけど、標準品なので性能で他社優位性を打ち出すことは出来ません。
容量も性能のうちですが、4Gbit品は65nmではやらないでしょうね。
コストに関しては、他社が55nmクラスですので不利ですが、個々の製品よりも工場トータルでの
固定費が重要ですので、新規投資を抑えることも重要な戦略です。
50nmへの投資を積極的に行わないと言うことは、DRAM需要の回復や価格の上昇は緩やかであると
判断しているとも考えられます。


65nmSや65nmXSのようなシュリンクは、人手がかかる割に効果が少ないので、昔は韓米メーカーはやっても、
日本メーカーはやらなかった戦略なんですが、逆になってしまいましたね。
力関係が変わってしまったのをしみじみと感じます。