【9984】 ソフトバンク312【上方修正はｷｬｯｼｭﾌﾛｰ】

注目株　ソフトバンク、戻りを試すも上値は「資金繰り」重しか

ソフトバンク（9984）の株価は今後、戻りを試す展開が続く公算が大きい。
短期的な上値のメドは心理的な節目の1500円前後との声が聞かれる。

きょう取引時間中の市場でも「すでに海外で通信会社が経営破綻しており、損失計上は回避できないという空気」（国内証券アナリスト）との声が聞かれた。
三菱ＵＦＪ証券の森行真司シニアアナリストは「１月も携帯電話３社のうち純増数首位を維持しており、純現金収支は改善傾向が続く」とみる。
ただ06年に始めた割賦販売に伴う２年間の加入者への割引サービス終了が解約を招きかねない、
との警戒感も出ており、資金繰りを巡る過度な楽観は引き続きできない状況と言える。〔ＮＱＮ　遠藤繁〕