【インド版エンロン事件】IT企業が10億ドル粉飾

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1山師さん@トレード中
インド版エンロン事件 IT企業が10億ドル粉飾
2009.1.8 20:46
 
インド第4位の情報技術(IT)企業「サティヤム・コンピューター」の創業者、ラマリンガ・ラジュ会長(54)が7日、
過去数年にわたって約10億ドル(923億円)の架空の利益を計上するなど粉飾決算を行っていたことを告白し、
突然辞任した。事件は、破綻(はたん)した米エネルギー大手、エンロンになぞらえ、
「インド版エンロン事件」と呼ばれるなど衝撃は広がる一方だ。
インドにおけるコーポレートガバナンス(企業統治)の問題だけでなく、
低迷するインド経済全体の先行きにも暗い影を投げかけている。

「サティヤム」とはサンスクリット語で「真実」の意味。ラジュ会長は各証券取引所や取締役会に送った手紙で、
過去数年にわたり、売り上げと利益を粉飾してきたことを告白した。

同社は2007年度決算では売上高は21億ドルで、4億2700万ドルが利益とし、
前年比で35・5%増益と発表。しかし、08年度第2四半期決算では売上高を1億ドル近く水増しし、
利益も1200万ドルしかないのに、1億3600万ドルと10倍以上にかさ上げしていたという。

同社は1987年に米国で創立され、91年にインドのムンバイ証券取引所に上場。
その後ニューヨーク、アムステルダム、ロンドンなどでも上場を果たした。

米欧との時差を利用し、コールセンターの運用やソフトウエア開発から業務委託(BPO)で業績を伸ばし、
現在は従業員5万2000人を抱え、66カ国の540を超える企業と契約するまでに成長を遂げた。
取引先には米多角的企業ゼネラル・エレクトリック(GE)や食品大手のネスレのほか、
米自動車大手ゼネラルモータースやフォードも名前を連ねる。日本企業ではソニーや日産自動車などとも取引があった。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090108/biz0901082048012-n1.htm
2山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 16:30:58 ID:O2sW3NZe0
今回の事件で、インドの企業倫理や会計監査に対する不信がつのるのは避けられそうもない。
1991年の経済開放政策の実施以降、インドは急成長を果たしたが、監査制度などの整備は遅れている。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、91年以前の事実上の計画経済の下で設立された企業の経営者は、
政治家らとの“交渉”を優先し、「二重帳簿」などは当たり前で、経営実態を知るのはわずかだ−と指摘する。

今回の事件は、こうした背景に加え、ラジュ氏が米国で経営学修士(MBA)を獲得し、
アウトソーシングという新しいビジネスモデルを作り上げたインドIT業界の立志伝中の人物だったことが、
実態が明らかになるのを遅らせた。同社経営陣には、ラジュ氏も学んだハーバードビジネススクールの教授もいたが、
粉飾は見抜けなかった。

同氏は告白の手紙の中で、「走るトラから食われないで、いかに降りるかを考えていた」としているが、
告白を受けインド当局などが捜査を開始、責任の追及と実態解明は今後本格化する。
またグプタ企業担当相も8日、再発防止のため、あらゆる手段を検討すると語った。
3山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 16:33:48 ID:O2sW3NZe0
【インド株】サティヤムのADR投資損失で集団訴訟―米法律事務所

米国の法律事務所、イザード・ノーベルおよびビアネール&ビアネールは、
巨額の粉飾決算に揺れるインドのITサービス大手サティヤム・コンピュータに対し、
同社の米国預託証券(ADR。株式に相当する)保有者に代わって集団訴訟を起こした。
PTI通信が1月8日付で伝えている。
 
イザード・ノーベルは声明で、「2004年1月6日から09年1月6日の間にサティヤム・コンピュータのADRを取得した
人々に代わり、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に集団訴訟の認定を求める訴訟を起こした」と発表。
ビアネール&ビアネールも、上記と同様の行動に出たことを明らかにしている。
 
ニューヨーク証券取引所でのサティヤムのADR価格は7日、創業者である
B.ラマリンガ・ラジュ会長が780億ルピーに上る粉飾決算を告白して辞任したことを受け、
寄りつき前の事前取引価格が0.85ドルと、90%を超す急落を見せ、この日は取引が中止された。
 
4山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 16:39:02 ID:O2sW3NZe0
インド株の信頼感低下 サティヤム不正会計、他社に波及懸念
2009/1/9


7日明らかになったインド4位のソフトウエアサービス会社サティヤムコンピュータサービスの
不正会計がインド株に対する投資家の信頼感を低下させている。
年初の値動きとしては、2000年以来9年ぶりの好調な滑り出しとなっていたセンセックス30種指数は大幅な下げに転じた。 

◆センセックス下落 
サティヤムの7日付の発表資料によれば、昨年9月30日時点で同社はバランスシートで504億ルピー(約960億円)相当を水増しして報告していた。 
また、ボンベイ証券取引所に提出した文書では、7日付で引責辞任した同社のラジュ前会長の発言を引用し、
「架空の資産を実物資産で穴埋めするための最後の賭け」として、前会長が先月、
自らが関係する2企業をサティヤムに売却しようとしたが、成功しなかったと説明した。 

前会長は昨年12月16日、一族が保有する2企業をサティヤムが16億ドル(約1480億円)で買収すると発表したが、株主が反対。
数時間後には計画を撤回した経緯がある。 

7日の発表を受けて、インド株式市場でサティヤム株は78%の急落。米ニューヨーク証券取引所で取引されている
サティヤムの米国預託証券(ADR)は90%暴落した。 

インド市場の代表的な株価指数センセックスは、7.3%下落。4営業日続伸と2000年以来、
最高のスタートを切ったインド市場だったが今回のスキャンダルで水を差された格好だ。
また、決算発表シーズンを前に、インド企業のコーポレートガバナンス(企業統治)に対する懸念が引き起こされた。 

米インベステック・アセット・マネジメントのロンドン在勤ファンドマネジャー、グレッグ・クナート氏は
「これほど巨額の不正行為を、どうやって隠しおおせていたのだろうか」と驚きを隠さない。
また、同氏は「私は今回の出来事をとても心配しており、インド市場の動向に非常に神経質になっている」と語った。 

香港にあるミレ・アセット・グローバル・インベストメントでインド株式市場の責任者を務める
ラウル・チャダ氏は「サティヤムの件により、投資家の信頼感が回復するのに、しばらく時間がかかるかもしれない」と指摘した。 

インドの証券会社アナンド・ラティ・セキュリティーズのアナリスト、タルン・シソディア氏は、
「問題は、サティヤムだけなのかどうかだ」と今後も同様の不祥事がインドで起こる可能性を示唆した。 

こうした指摘に対し、インド3位のソフトウエアサービス会社ウィプロは8日、
サティヤムの利益水増しについて「これはインドのソフトウエア業界に共通する問題ではない」との見解を示した。 

ウィプロの戦略責任者、K・R・ラクシュミナラヤナ氏はブルームバーグテレビとのインタビューで、
「どんな集団にも『腐ったりんご』があるという話だ」と指摘。「ソフトウエア業界の企業統治の水準は依然高い。
人々がサティヤムとわれわれを同一視することはないだろう」と強調した。 
5山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 16:41:39 ID:0PZyAp9QO
サティアム飛ぶかな…
また大暴落、マーケット大混乱かな
6山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 17:18:41 ID:O2sW3NZe0

【用語解説】エンロン事件

2001年、米エネルギー大手エンロンが簿外取引による巨額損失の発覚で破綻(はたん)した。
粉飾決算などの罪で元会長ら経営幹部が有罪判決を受け、
加担していた大手会計事務所のアーサー・アンダーセンも解散。米国の企業会計改革の契機となった。 
7山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 17:19:57 ID:O2sW3NZe0
エンロン(Enron Corp.、2007年3月にEnron Creditors Recovery Corp.に改称)は、
アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンに存在した、総合エネルギー取引とITビジネスを行う企業。

2000年度年間売上高1,110億ドル(全米第7位)、2001年の社員数21,000名という、
全米でも有数の大企業であった。しかし、巨額の不正経理・不正取引が明るみに出て、
2001年12月に破綻に追い込まれた。破綻時の負債総額は諸説あるが少なくとも310億ドル、
簿外債務を含めると400億ドルを超えていたのではないかとも言われている[1]。
2002年7月のワールドコム破綻まではアメリカ史上最大の企業破綻であった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%B3
8山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 17:28:16 ID:O2sW3NZe0
破綻も時間の問題だろうな

>取引先には米多角的企業ゼネラル・エレクトリック(GE)や食品大手のネスレのほか、 
>米自動車大手ゼネラルモータースやフォードも名前を連ねる。日本企業ではソニーや日産自動車などとも取引があった。
9山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 17:39:58 ID:vfZksrxFO
サティアンか。
空中浮揚は嘘だったわけだね。
歌作って歌うのかな?
10山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 18:51:46 ID:vfZksrxFO
あれ?
ライブドアとかとは違って実体ある会社なのか。
じゃぁひょっとしてすげぇ割安で美味しい株なんじゃないか?
そこんとこ教えて下さい!
11山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 19:05:03 ID:O2sW3NZe0
破綻も時間の問題だろう
古館の番組で出そう 
12山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 19:09:56 ID:iDBDv5ZV0
>「走るトラから食われないで、いかに降りるかを考えていた」

解ったような解らんような
13山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 19:30:24 ID:vfZksrxFO
一度破綻したとしても、実務が全く無くなる訳じゃないから、どっかが買い取るとか無い?
損失を抑えるためのパニック売りだと思うんだが、違うのかな…自分で言うことだけど、自信はない。
14山師さん@トレード中:2009/01/09(金) 20:01:13 ID:RbXrcW2R0
おなし所を走り回った
トラがとうとう溶けて
バターになった子供童話思い出したW
15山師さん@トレード中:2009/01/10(土) 15:11:33 ID:344+4olUO
ちびくろさんぼ
16山師さん@トレード中:2009/01/10(土) 15:25:38 ID:uaMOgjGH0
儲けも出てるちゃんとした会社なのに
17山師さん@トレード中:2009/01/10(土) 15:41:55 ID:GJvmcqbs0
206 名前: 山師さん@トレード中 [sage] 投稿日: 2009/01/10(土) 15:37:01 ID:Zz0QuxUj0
粉飾決算の印IT大手、詐欺の疑いで会長ら逮捕 
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090110AT2M1000210012009.html


強制捜査?
18山師さん@トレード中:2009/01/10(土) 15:44:26 ID:GJvmcqbs0
粉飾決算の印IT大手、詐欺の疑いで会長ら逮捕 

インド南部アンドラプラデシュ州警察は9日夜(日本時間10日未明)、
粉飾決算が明るみに出た現地IT(情報技術)サービス4位、
サティヤム・コンピュータ・サービスの創業会長のラマリンガ・ラジュ容疑者ら2人を詐欺、
文書偽造などの疑いで逮捕した。印企業のコーポレートガバナンス(企業統治)への不信感が広がっており、
インド株式相場は急落している。 

有力紙タイムズ・オブ・インディア(電子版)などが伝えた。
一緒に逮捕されたのはラジュ容疑者の弟で社長のラマ・ラジュ容疑者。
同国の経済発展の象徴といえるIT業界を代表する会社のトップ2人が逮捕される異例の事態となった。
(ニューデリー=小谷洋司) (15:01)
19山師さん@トレード中:2009/01/10(土) 16:06:34 ID:/MU81z1H0
CNN-IBNとかCNBC-TV18とかネットで見られるから見ればいい
サティヤムばっかりだよ

ライブドアの粉飾もひどいけど
ここ10年、インドのIT企業が伸びてるって話に水を差したわけだ

今後、インド企業やインドIT企業に対する投資家の目が厳しくなるわな
これは重いよ、後までひきずる
20山師さん@トレード中:2009/01/10(土) 20:24:26 ID:m5MXxvbN0
SOX法ってなんのためにあるんだよ・・・
アメリカで上場してるんなら
クソ長い報告書出してるはずなのに。
21山師さん@トレード中:2009/01/11(日) 14:05:19 ID:sEOuvB2iO
株価いくらになったの?
22山師さん@トレード中:2009/01/12(月) 08:54:46 ID:Z8Ky4Ut4O
どこの国にも、悪い奴がいるんだね。
23山師さん@トレード中:2009/01/12(月) 11:06:38 ID:jxPKs46+0
今日の相場が楽しみだな
24山師さん@トレード中:2009/01/12(月) 18:03:30 ID:1CUX004E0
9,111.28   -295.19 (-3.14%) 
-3%超
25山師さん@トレード中:2009/01/12(月) 18:16:13 ID:1CUX004E0
インド
-3.80%
26山師さん@トレード中:2009/01/12(月) 18:22:59 ID:1CUX004E0
 “インドのホリエモン”逮捕 詐欺や偽造の疑い
1月10日22時30分配信 産経新聞

【シンガポール支局】AP通信によると、インド南部のアンドラプラデシュ州警察は9日夜(日本時間10日未明)、
インド第4位の情報技術(IT)企業「サティヤム・コンピューター」の創業者、ラマリンガ・ラジュ会長(54)と、
ラジュ会長の弟のラマ・ラジュ同社社長を詐欺や偽造の疑いで逮捕した。

ラジュ会長は7日、過去数年にわたって約10億ドル(約910億円)の架空の利益を計上するなど粉飾決算を行っていたと告白し、
突然辞任していた。

同社は1987年設立。米欧との時差を利用し、コールセンターの運用などで業績を伸ばし、
日本など66カ国540を超える企業と契約するまで成長。ソニーや日産自動車などとも取引があった。

ラジュ会長は日本のIT長者の先駆けともいえる存在だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090110-00000588-san-int
27???:2009/01/12(月) 19:11:06 ID:ic+HV8l90
サティアムって日産自動車のITアウトソーシングをしているようだけど
どんなことやってんの?
28山師さん@トレード中:2009/01/13(火) 16:39:14 ID:ypTjWcS40
29山師さん@トレード中:2009/01/13(火) 18:33:21 ID:mgWtO/if0
30山師さん@トレード中:2009/01/13(火) 18:37:36 ID:VZJepoA20
9,015.24   -94.81 (-1.04%)
31山師さん@トレード中:2009/01/14(水) 11:54:51 ID:kmeENVqB0
報道ないな
32山師さん@トレード中:2009/01/14(水) 23:24:55 ID:LT2q1NWt0
ブラフミン(サンスクリットでブラーフマナ、音写して婆羅門(バラモン))
  神聖な職についたり、儀式を行うことができる。ブラフマンと同様の力を持つと言われる。「司祭」とも翻訳される。
クシャトリア(クシャトリヤ)
  王や貴族など武力や政治力を持つ。「王族」、「武士」とも翻訳される。
ビアイシャ(ヴァイシャ)
  商業や製造業などにつくことができる。「平民」とも翻訳される。
スードラ(シュードラ)
  一般的に人々の嫌がる職業にのみつくことが出来る。スードラはブラフミンの影にすら触れることはできない。
  「奴隷」とも翻訳されることがある。先住民族であるが、支配されることになった人々である。


日本にもあるよ・・・・
ブラクミン・・・最高位。必ず生活保護が貰える。
クサトリア(草取り屋→草加)・・・マスコミに優先的に入れる。
ヒガイシャ・・・強制連行と唱えれば、日本に住める。
スンドラ(「最初から日本に住んどらぁ」の意味)・・・最下層。税金納めるだけ。
33山師さん@トレード中:2009/01/18(日) 18:52:24 ID:yoDu/B4a0
逮捕?
34山師さん@トレード中
続報ないね。

インドの影響は消えたの?
それより、アメリカの金融銘柄の方が影響が大きすぎるから?