【ミニ情報】東証1部「東栄住宅」、聖蹟桜ヶ丘に絡む裏金問題で決定的証言
周知のように、政府開発援助(ODA)事業をめぐる贈賄事件などで東京地検特捜部のメスが
入った大手コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI、
東京・多摩市)。一連の事件で荒木民夫被告ら社長経験者3人を含む延べ11人が起訴され、
捜査は8月末に終結した。
しかし、このPCIをめぐっては様々な疑惑が噴出。その一つに本誌既報の「聖蹟桜ヶ丘」案件
に絡む2億5000万円の裏金問題もあった。平成15年5月26日、PCIのグループ会社
「パシフィックプログラムマネージメント」(PPM)、東栄住宅、ほか不動産会社1社の間で、
聖蹟桜ヶ丘の土地(約5300坪)に関する業務委託契約を締結。東栄住宅側から12億5000万円
がコンサルタント料の名目で支払われていたが、そのうち2億5000万円が、ほかの不動産会社
に裏金として流れていた、との疑惑である。ちなみに、この不動産会社は当時、元暴力団員の男が
社長を務めていた。
こうした不透明な資金操作が何故、おこなわれたのか。この「業務委託契約」の中身を知り尽くす
人物が、ある事情のために決定的証言≠おこない、すでに東京高等裁判所にその「陳述書」が
提出されている模様だ。関係者によれば、「東栄住宅の佐々野俊彦社長の強い要請で2億5000万円
が支払われた、と陳述書の中にハッキリ書かれている」という。詳細が分かり次第、お伝えしたい。
2008年9月16日 (火)
http://outlaws.air-nifty.com/news/2008/09/post-b458.html