【3793】ドリコムPart16【社員離脱と財務制限条項】
IPOで持ち株を売ればいいものを、
なぜ上場してから売るのですか?
株数が少ないので高値になるのを
見越しての、単なる売り抜け・
換金が目的の上場なんでしょうか?
お答えください。
単純な質問ですいません。
Posted by:takashi at 2006年04月25日(火) 10:24
takashiさんへ
学生さんですか?
内藤氏が答えることは絶対ないと思いますので、
IBをしている社会人として答えを。
>株数が少ないので高値になるのを
>見越しての、単なる売り抜け・
>換金が目的の上場なんでしょうか?
そうですよ。
上場がゴールみたいなもんです。
「創業者及びその周辺が自社株を売却するということは、
自社に投資するよりも有利な運用方法が他にあることを認めていること」になります。
会社が9億円の調達してるのに、内藤氏個人が20億円の個人所得を手にしてますね。
Technobahn - 【株式銘柄】ドリコムがまたストップ高、内藤社長が保有株の一部を
売却・20億円の売却益を得る
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read?f=200602161120 昨今のベンチャーブームのおかげ(?)で、学生をはじめとしてこの辺りの事情に
精通していない人達には
成功している経営者の1人に見えるんでしょうね。
市場に精通している人、及びビジネスに精通している人達には
経営者と「軽営者」の違いは誰にでもわかります。
例えば、市場であれば、ドリコムがどのような評価を受けているか
Yahooファイナンス等の掲示板を見てみるといいですよ。
takashiさんがこの錬金術が間違っていると思うのならば
それを非難し、社会に出た時にそういう人達には近づかなければいい。
長いタームで見れば、ライブドア及び、堀江氏のように
必ず実態にconvergence(収斂)しますのでいずれはわかると思います。
売上2億で時価総額500億なんておかしいことは言うまでもないでしょ?
おかしいことがばれない内に逃げるんですよ。(笑)
世の中、お金が目的の人もいますので人それぞれです。
Posted by:10b5-1 at 2006年04月25日(火) 20:01
【現金残高】
18年3月:9億
18年12月:3億
【借金】
18年3月:7百万
18年12月:6億
既に株主から得たお金は使い果たして
運転資金は借金で賄ってますので、社員旅行や誕生パーティーに
株主のお金は使っていません。
大きなお世話です。
125 :山師さん@トレード中 :2007/04/15(日) 15:39:45 ID:W6Mlby830
>>122 光通信様の子会社株を簿価の10倍の6億という
お買い得な値段で買わせていただきました。
後は上場株式に数億円投資を行っています。
いずれも数年後には数倍のリターンをもたらす見込みですのでご期待ください。
1、上場時の売上(たったの約2億円)の60%超が大株主による売上→上場のための売上作り
2、その後、大株主が実体よりも著しく高い株価の時に全株売り逃げ
>>4を参照
3、公募価格76万円、PERで約150倍、売上約2億円の会社が時価総額を160億円に設定
4、株価347万円、PERで約750倍、時価総額約800億円の時に社長が市場で自分の株券を売却
(2000年〜2007年で700社以上の会社が上場しているが、上場直後に社長が「市場」で株券を
売却という行為をしたのは5人もいない。公募の段階で売り出せばいいものを高く売却したいがために
市場売却をした)→会社の事を1番知っている社長が売る会社の株券なんて誰が買う?
5、上場前のわずか1年〜2年前に1株6250円等の超割安価格で株券を発行→公募ではその100倍の価格設定
(1、2年で会社の価値が100倍になるはずがない。またその株券は200万円前後で売却)
>>204を参照
6、上場して最初の決算でいきなり赤字転落(社長と社員はすべて株券売却済み)
>>3と
>>7を参照
ちなみに、今期も買収した企業の分以外はほとんど伸びていない
7、下方修正の発表も遅らせる等、IRに問題があると専門家に指摘される
先日、ドリコムが決算予想の大幅下方修正を発表しました・・・ - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0704/18/news031.html 8、光通信が9000万円で作った会社を6億円で買うという不透明な取引が発覚
>>10を参照
9、そして現在、株価が公募価格の半分以下という30万円割れ間近
(高値637万円から20分の1 社長の売り逃げ価格は347万円、社員は200万円)
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3793.t&d=c&k=c3&a=v&p=m65,m130,s&t=2y&l=off&z=l&q=c
http://naoyagi.exblog.jp/7711007/ ドリコムの中間決算短信を見て、かなりの衝撃を受けました。
http://www.drecom.co.jp/ir/library/20071115.pdf 三井住友銀行からの借入金(9.2億円)について、「財務制限条項」が付されているようです。
(1) ジェイケンの純資産の毀損を一定に保つこと
(2) ジェイケンの二期連続経常赤字を避けること
(3) ドリコム(連結)の純資産の毀損を一定に保つこと
(4) ドリコム(連結)の二期連続経常赤字を避けること
これらのうちにいずれかに抵触した場合、ドリコムは ジェイケン株式を担保に取られます。
#正確に言うと、三井住友銀行に そうする権利が発生する、ということですが。
現実的に抵触する可能性があるのが (4) 経常赤字(2007/3期 及び 2008/3期)でして、
通期の経常黒字を達成できなかった場合、ジェイケンを9.2億円と引換えに失うことになり、
特別損失を計上 & 収益性の低いブログ事業/携帯販売のみの会社になってしまいます。
そうなったときには、ドリコム株式は もはや紙くずみたいな価値になるわけでして、
ドリコムにとって この下期は 文字通りの「正念場」になるということです。
以前のポストでも申し上げた通り、今期の連結経常黒字の確保は相当難しいはずでして、
大幅なコストカット(人員削減を含む)、あらゆる方法での益出しをやりきることで
ようやくどうにかなる、というような感じの代物だろうと思われます。
いやー、本当にしびれます。 これはしびれます。 しびれます。
#流動性が極めて低いので 株価はジリジリとしか下がらないと思いますが・・・
Young risk taker.: IPOから学んだ事柄
http://rakuto.blogspot.com/2007/04/ipo.html ドリコムを辞めて1年になるがその間の変化はとても大きいようだ。
外野からの見物になるため、メディアを通じて誇張された認識なども含むかもしれない。
しかし、「会社はファンのための物」と語るCEOは、外部ではなく社内にファンを作れているのだろうか?
上場企業で自由な社風という甘い言葉に誘惑されて入社した世間知らずの新卒の"ファン"などではなく、
「CEOが示すビジョンを実現するためなら、倒れようとプログラムを書きつづける」というような明日の
売り上げとなる技術を開発する優秀な技術者のファンを獲得できているのだろうか?
私がドリコムが一番失敗したと思うことはIPOではなく人事に対する散財だ。
経験が豊富な人間や優秀な技術者が転職したいと思える会社つくりではなく、なぜ新卒の採用なのか?
魅力のある会社を作りプロモーションをかければ優秀な人間は自然と集まってくる。
IPOで得た資金を散財しただけに見合う社員を集めれたのだろうか?
その資金を優秀な技術者が集まる会社の風土作りへ当てていたらどういう社員が転職してきただろうか?
過去に成功したビジネスを捨てきることができず、売り上げが上がらない→
営業力が足りないとの意思決定→PUSHの営業体制のため人材を整える→
急速な人材確保のためにIPOで得た資金が大量に使われるというスパイラルにはまり、
本来のコアコンピタンスであった技術や技術者が持つマインドに対するトップマネジメントの
理解などどこかに忘れ去られているように感じる。
今の売り上げを確保するための社員だけでなく、明日の売り上げを作り上げる技術者が必要である。
パイの合計が決まっている市場でゼロサムゲームをしていては企業の未来は無い。
パイが無くなれば新たなパイがある市場に飛びつくことになる。
ドリコムに優秀な技術者がいるが、CEOの示すビジョンで彼らのマインドを魅了し引き止める事が
できなくなった際には、優秀な技術者の大規模な流出が起こりえるかもしれない。
そうなった時には、目先の売り上げに飛びつき、株式交換により外部の小さなベンチャーの買収を繰り返し、
自社の営業力を使って売り上げを計上し上場させ有価証券売却益を本社の売り上げに付け替えるという図式しか考えられない。
私はそのような企業に何の魅力も感じない。
どうしても気になるもう一点が企業の情報統制の甘さである。
毎日が文化祭みたいな会社と書き、社内の写真やミーティングの内容などを
赤裸々につづっている新卒社員のブログを時々拝見するが、
まともな情報管理体制を引けているのか疑問である。
自由な社風で自分達が主役などという甘い言葉は、経験もあり実績もある優秀な社員が集まった上で
初めて形になるものだろう。自由を履き違えてはいけない。
大和証券では新卒社員が5分遅刻した際に、上長がブチきれ机を蹴飛ばしその社員の
胸ぐらをつかみかかり罵倒し、その後見せしめとしてその日一日中新卒社員で「遅刻に対して」という
お題でMTGが開かれた話を友達から聞いた。新卒社員に対してこの上長が取った行動は正しかったと思う。
\
PS
私がIPOから学んだ事は、IPOをするために何をするかではなくIPOで得ることのできる資金で
何をするかを見据えIPOすることだ。言われてみれば当たり前のことである。
写真は今日自宅に届いたテーブルの写真(写真は別のショッピングサイトのもの)。
赤色がポイントとなっていてとてもカッコイイ。
追記
社内のマネジメント体制が確立していない企業が、なぜ企業にも大きな教育コストを割くことになる
新卒の採用にこだわるのか?と考えた時の答えは、一つしか思いつかなかった。
「新卒を採用しているという事」自体が急成長中の企業であるということを示すための
プロモーションだったのだろう。明らかにプロモーションすべき方向を誤ったように見える。
企業のプロモーションも手がけた人事であっただけに、
人事担当者の責任は重い。