【8316】 三井住友FG 【SMFG】

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724山師さん@トレード中
三井住友フィナンシャルグループ(8316)が21日午後発表した2007年3月期の連結決算は、
純利益が前の期に比べ36%減の4413億円となった。国債を中心に保有債券の含み損を
処理したことに加え、グループの消費者金融プロミス(8574)の巨額赤字に伴って
持分法投資損益の悪化が響いた。
市場部門の収益が悪化し、三井住友銀行単体の実質業務純益は前年同期比23%減の
7406億円となった。含み損を抱えていた債券の持ち高圧縮に伴い、関係損益が大幅に悪化。
販売停止処分を受けていた影響で金融派生商品の収益が300億円減った。
調達コストの上昇や融資競争激化、定期性預金へのシフトで預貸金利ざやは0.06ポイント
縮小した。営業体制の見直しで役務取引等利益も振るわなかった。プロミスへの投資損失を
計上した結果、臨時損益の赤字が約900億円拡大した。
前期末の債券含み損は約1500億円で前の期末に比べ1300億円ほど減った。
同日記者会見した北山禎介社長は債券含み損の処理について「今後の相場変動に柔軟に
対応するため」との考えを強調した。
07年3月期の期末配当は7000円(年間配当も同じ)とし、前の期から4000円増やす。
公的資金を昨年10月に完済したため、株主に利益還元する。
国際決済銀行(BIS)の新自己資本規制比率「新BIS」規制を適用した3月末の連結自己資本に
比率は11.28%で、旧基準では10.59%。前の期末は12.39%だった。
併せて発表した2008年3月期の業績予想は単体の実質業務純益で前の期比12%増の8300億円、
連結純利益で前期比22%増の5400億円の見通し。資金利益の改善や市場部門の回復を見込む。
今期の年間配当は1万円を予定している。