12月27日(ブルームバーグ):国内通信2位のKDDIが台湾南方沖の海底に敷設している光ファイバーケーブルのうち複数が、台湾南部で27日発生した地震で切断された。
同社広報部の前出治彦氏が同日、ブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し、明らかにした。全面的な復旧には最大で2カ月かかる、という。
また、NTTグループの長距離通信会社NTTコミュニケーションズの奥田智行氏によると、地震に伴い同社の国際通信網でも通信障害が発生した。
ただ、詳細は調査中としている。
前出氏によると、台湾南部から敷設されているKDDIのケーブルは、香港、インドネシア、マレーシアといった東南アジアだけでなく、インドや中東まで伸びている。
このためKDDIでは、日本からこれらの地域への国際通話サービスについては現在、太平洋と米国、欧州を経由する回線をう回させる形で行っている。
ただ、日本と台湾北部を結ぶケーブルに被害は出ていない。
KDDIは現在、被害の詳細などを確認中。切断されたケーブルは復旧させることになるが、そのコストなどは不明としている。
KDDI逝ったな