ソフトバンク申し込み激減…システム増強も来店3分の1(夕刊フジ)
システム問題を抱えるソフトバンクモバイルは3連休初日の3日、番号ポータビリティー(番号継続制)
の手続きを混乱なくこなした。ただ、来客数は先週末に比べて激減、素直には喜べない状況だ。
週明け以降もまだまだ不安材料が多い。
先週の土、日に番号継続制の受け付け停止という失態を演じたソフトバンクは、システムや人員を増強したほか、
5日までは番号継続制の利用客を優先、既存契約者の機種変更を受け付けないなどの緊急態勢で臨んだ。
そのかいあって3日はシステム障害は発生しなかったが、肝心の申し込みが少なかった。
東京・六本木の直営店では、来店者数は前週末の3分の1程度に激減、実際の受け付けもほぼ半減となったという。
大手量販店のケータイ売り場でも、NTTドコモやauのコーナーの客足は前週並みの来客だったが、
ソフトバンクへの来客は大幅に減っている店が多かったようだ。
量販店関係者は「先週は『通話、メール0円』『端末0円』に目を奪われた人が殺到したが、実際には割高になる
ケースもあることが広まってきたことや、公正取引委員会の調査が入ったことで、利用者が様子見を決め込む
ようになったのでは」と語る。
これに対し、ソフトバンクモバイルでは「行楽地に出かけた人が多いためか、販売店の来客は全体としてはやや
少なめだった」(広報部)としている。
[産経新聞社:2006年11月04日 17時25分]