【3587】IBダイワ210【】

このエントリーをはてなブックマークに追加
892 ◆.XBee6Lsdw
ヘッジは「ガス価格が高騰しても下落しても影響が無い(高騰しても儲けは増えないが下落しても損は出ない)ようにする」ための仕組みだから、下落も高騰も関係は無い。
生産者側であるIBDにとってヘッジとは「先物市場で《ガスを買う権利》を売る」ことだ。
これは先物市場が実売のガス価格に連動していることを利用している。

ガスの生産が決定した時点で、IBDは先物市場で《ガスを買う権利》を売る。例えば13ドルでKamiの12ヶ月の生産量分だったとしよう。
実際にガスを売るとき、同時に売ったガスの量分だけ先物市場で《ガスを買う権利》を買い戻す。
このときガス価格が6ドルだったとすると、先物市場で13ドル売り6ドル買い戻し=7ドル収入。ガスが実売6ドル売り上げ(収入)。合わせて13ドルの収入がある。これはガスを13ドルで実売したのと同じだ。
次の月にはガス価格が25ドルだったとすると、先物市場で13ドル売り25ドル買い戻し=12ドル支出。ガスが実売25ドル売り上げ(収入)。合わせて25−12=13ドルの収入がある。これもまた、ガスを13ドルで実売したのと同じだ。
このように最初に先物で買っておくことで、その後ガス価格が変動しても最初に先物で買ったのと同じ値段でガスを売ったのと同じことになる。
これがヘッジだ。この仕組みが有効なのは、最初に買った先物の量と同じ量を実売するまでしかない。翌年になったら、また改めて先物で買い直す。
こうすることによって、途中でガス価格が変動しても最初に立てた計画通りに売り上げ(そして売り上げに連動する利益)が上げられることになる。

かなり大雑把で厳密には正しくない表現も含まれる説明だが、ヘッジについて感覚がつかめてもらえたかな?
ちなみに、ぐぐるともっと詳しい説明が沢山あるぞ。