タキヒヨーは純益3.7倍増益の割安株買い継続し小反発(東洋経済オンライン)
2006年 5月11日(木)12時22分
タキヒヨー(9982)は前場、9円高の585円と3日ぶりに小幅反発し5月2日につけた株式分割権利落ち後の高値614円を意識する動きを続けた。
今2月期予想業績が増収増益転換するとともに、純利益が固定資産売却益により前期比3.7倍と大きく伸びて15年ぶりに過去最高を更新することから下値の割安株買いを触発している。
同社の前期業績は、販売競争激化による価格低下、一部総合スーパー店頭でのキャラクター離れ、子会社株式評価損などで小幅減収減益となった。
今期はカジュアル系専門店や百貨店アパレルへのOEM生産の拡大、子供洋品・ベビー服の新ブランド投入、ディズニーブランドなどの新アイテム群発売など積極化、
売り上げは806億円(前期比0.6%増)、経常利益は31億4000万円(同12%増)と増収増益転換し、なかでも純利益は特別利益が寄与して56億2000万円(同3.7倍)と大きく伸びる。
株価は、昨年11月末割り当ての1対1.5の株式分割の権利落ちをほぼ埋めているが、純益急伸からPERは5倍台と超割安である。
高値抜けから落ち前高値698円が上値ターゲットに浮上する。
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