◆◆◆2月の市況 その66◆◆◆

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975山師さん@トレード中
参天薬がウリ気配――海外の臨床試験で緑内障治療剤2剤が有効性不足と、モルガン証は目標株価引き下げ
 参天製薬<4536.OS> がウリ気配。同社は14日、海外での緑内障治療剤2剤の臨床試験結果を発表した。
米国での前期第2相試験では、オルメサルタンに関しては、十分な眼圧下降作用が認められず、明確な用量反応性も見いだせなかったとしている。
なお、日本では一定の眼圧下降作用が確認されており、当初の予定通り後期第2相試験を実施中としている。
タフルプロストは、欧州での第3相試験でラタノプラストに対する非劣性を統計的に確認できなかったとしている。こちらも、日本では第3相試験で非劣性はすでに確認済みとしている。
これを受けて、モルガン・スタンレー証券は15日付で、同社の目標株価を3000円から2600円に引き下げた。投資判断は「イコールウエート」継続。
 メリルリンチ日本証券も同社の投資評価を「買い」から「中立」に引き下げている。両剤の承認可能性、商業的価値が大幅に低下し、これをテコにした米国再進出計画も大きく後退したと言わざるを得ないとしている。