【 失敗と一時的な敗北から成功への教訓を学ぶ 】
『仲間の間違いは、あなたの間違いの言い訳にはなりません。』
ラルフ・ウォルドー・エマースン[訳注]は「世間の考えに従ってこの世
を生きるのは簡単だ。自分の考えに従って一人きりで生きるのも簡単だ。優
れた人間とは、人の集団の中にあっても自立心を失わない人間である」と言
っています。
ある集団に加わって他人に同調し仲良くやっていくことは簡単ですが、他
人の行動に関係なく、「誠実さ」という最高の規準を守り行動することがで
きるなら、あなたは自然に一流の人間へと成長していくのです。
慎重に考え抜いた自分自身の行動規準があれば、どんな行動方針が自分に
とって適切かなどと他人に聞く必要がなくなります。なぜなら、自分で直感
的にわかるようになってくるからです。
[訳注]ラルフ・ウォルドー・エマースン(1803−1882)
アメリカの詩人、思想家。ハーバード大学で神学を学び、牧師となる。自由
信仰のため教会を追われ渡欧、ワーズワース、カーライルらと交わる。帰国
後は個人主義を唱え、米国文化の独自性を主張した。