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風吹けば名無し:
高目のストライクゾーンを広げて試合時間の短縮を図ったのは2002年だったが、
わずかに効果があったのは2年だけで、去年はすっかりもとに戻って、セ・リーグが
3時間20分、パ・リーグが3時間29分と、ともに過去最長を記録した。
どんなに気が長くても、そういう試合を見るのはもう限界なのである。
なぜ限界かを示すのに格好のデータがある。平均試合時間が2時間30分程度だった
1967年のある試合の所要時間を、ストップウオッチで実測して分析したものだ。
それによれば、2時間39分の試合時間のうち、投球と投球の合い間が一番長くて
1時間25分31秒(そのうち、打者が打席をはずしていた時間が25分11秒)。
攻守交替に要した時間が34分36秒。ボールデッドになっていた状態が5分19秒。
そして、打者が打ち、野手がそのボールを処理するのに要した時間が、全体の5分の1の33分。
つまり5分の4の約2時間は、何もおこなわれない時間だった。