巨人小笠原、ライトノベルライターになるも死亡

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1風吹けば名無し
2012年、自身が戦力外と言われることを嫌った巨人小笠原(38)は通告を待たず球団を飛び出した。
萎びたキンタマと化しても、心で燃える魂だけは忘れてはならない。2軍で腐る前に、キンタマにはまだすることがあるのだ―
カッスはファームからシャカシャカ走りで走りだした。ヤツを許してはいけない、俺を干したあの監督だけは生かしてはオケない。
畜生の見つめる先にはからくりドームがあった。愛車のリリーフカーを使えば幾分か早く着くのであろうが、今は自分の脚で走りたかった。
一歩脚を踏み出すごとに、カッスの脳裏には野球人生の思い出がよぎっていた。大正義巨人軍の畜生として名を馳せたこと
そして、日本ハムでガッツと呼ばれていたことを。そう、カッスは知っていたのだ。カッスとガッツは同一人物であることを。シナキンは北のサムライであったことを。
からくりドームまで334m―もう余計なことを考える時間はない。愛用のバットを片手に持ち、HARAのいるベンチへ向かう。
あと9m・・・8m・・・そして、00m。魂のフルスイングでHARAを処分したカッスの網膜には、「(ニッコリ」と微笑むHARAの穏やかな顔だけがいつまでも映り続けていた。

「(こんなシナリオじゃ)いかんのか?」と語るのは当然二軍のシナキンこと巨人小笠原内野手終身名誉死刑囚容疑者(38)であったが
大正義巨人軍原監督に「僕と亀ちゃんのラブロマンスを書け」と言われて無事死亡した。
なお巨人小笠原デーには間に合わせる模様。