お客さんの入りは散々だった。名古屋が優勝できず、TOYOTAを冠とする同大会としては、目論見が外れたということだろう。
毎度感じることの繰り返しではあるが、クラブの世界一を決める、それもW杯と銘打った大会にしては、あまりにも寂しい盛り上がりと、
試合のレベルだった。やはりこの大会が、興行、ビジネスをベースに考えだされたものであるという事実は拭えないね。
改めて言うまでもないけど、それはトーナメント表のやぐらを見れば一目瞭然だ。開幕戦はまるで無理やりの数合わせのようで、
南米王者と欧州王者は1回勝てば決勝戦。たとえ負けてもいきなりベスト4だ。これが本当にW杯と言えるのかな。
この大会は、前身のトヨタカップを引き継ぐ形で、もともと日本が持ちかけたものだ。そこには理念よりもまず、ビジネスがあった。
結局、そうした体質から生まれたものには、権威も伝統も根付かない。
http://footballweekly.jp/archives/1752890.html