違法風俗店の広告を夕刊紙に掲載したとして、警視庁保安課は27日までに、風営法違反
(禁止区域営業)のほう助容疑で埼玉県草加市、広告代理業奥田昌利容疑者(40)を逮捕した。
保安課は同日、広告を掲載した夕刊紙「日刊ゲンダイ」を発行する日刊現代(東京都中央区)の
本社や子会社を関係先として家宅捜索した。広告担当者から話を聴き、違法性の認識の有無や
社内チェック体制の確認を進めている。逮捕容疑は8〜9月、営業禁止区域とされている
足立区千住旭町で営業していた店舗型風俗店の広告を日刊ゲンダイに掲載し、違法営業をほう助した疑い。
保安課によると、奥田容疑者は「違法店とは知っていた」と容疑を認めている。
奥田容疑者は元日刊現代の社員で広告などを担当していた。約10年前に独立し、広告代理業を営んでいた。
毎月100万円あったとされる売り上げのほとんどが日刊ゲンダイへの出稿だったという。
日刊現代総務部は「捜査中のことなので、コメントできない」としている。(共同)
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20111027-855400.html