巨人小笠原の異常な愛情

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1風吹けば名無し
または私は如何にして心配するのを止めてキンタマを愛するようになったか

このごろ巨人小笠原は繰り返し不思議な夢を見ていた。
新庄、田中、セギノール、稲葉といった別リーグの選手が自分に呼びかけるのだ。
打席の中で巨人小笠原は考えた。なぜ俺はこんな夢を見るのか…、こいつらが俺と何の関係があるというのだ。
そもそも自分は大正義軍の生え抜きなのだ。だがあの夢で呼ばれる北の侍という言葉は懐かしくとても感傷に惹かれるのだ。その言葉を聞くと巨人小笠原は下も見えない深い霧の中へと誘われてしまう。
じっくりと考えを廻らせていくと、ある光景が浮かび上がってきた。まだ若き姿の自分が全力でフルスイングをしているのだ。そして湧き上がる北の侍という歓声。
だが最早今の彼はそれに何の意味も見出すことは出来なくなっていた。カッスは起きるとキンタマーと叫び、捕まえていた幼女をレイプしながら絶頂射精を繰り返し今までと何も変わらず畜生を続けるのである。
だがその目にはわずかな一筋の涙が流れているのであった。