巨人小笠原童話・さるかに合戦

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1風吹けば名無し
あるところに巨人小笠原(37)が住んでいました。巨人小笠原はある日、札束を担いで町へ行き、
担いだ札束(推定4億3000万)で赤い柿の実をひとつ買って帰りました。
その柿があまりに美味しかったので、カッスは早速その種を植え、精液や熱い声援をやって、
「(さっさと芽を出さんと)いかんでしょ。出さないとキンタマで押し潰す」と言いました。
精液をかけられて正直参っていた柿の種でしたが、押し潰されてはかなわんと、たちまち芽を出しました。
喜んだカッスは「(木にならんと)いかんでしょ。」「(実がならんと)いかんでしょ。」とキンタマを振り振り言うので、
柿の芽や柿の木は嫌々ながらも大きくなって、致し方なくどっさり実をつけました。
カッスは喜んで木に登ろうとしましたが、キンタマの重みでずり落ちてしまって登れません。
この様子を山の上から眺めていたチックが柿の実を食べようと山から下りてきました。
「お!柿ゥー!」と、チックはするする木に登ると、赤い実をもいでは喰い、カッスには1つもよこしませんでした。
カッスが欲しがっても知らん顔で食べ続け、カッスが自らのキンタマを投げて攻撃すると、
基本に忠実なセンターヒッティングでカッスを強襲。打球を当てられたカッスは、つぶされて死んでしまいました。