巨人小笠原の、お盆

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1風吹けば名無し
8月に入り絶好調の巨人小笠原(37)。お盆休みには久しぶりに畜生道へ帰省しようと
リリーフカーの整備に励んでいたところ、闇夜に浮かぶ謎の人魂を発見。
「お盆が近いからね。いつ食べた女の子の魂なのかな(ニッコリ あの小学生か、それともあの赤ん坊…(モッコリ」
思い出に耽りながら真夏の夜を楽しんでいると、ふと背後に怪しい気配が。
ストライク判定したアンパイアを睨みつけるようにサッと振り向くと、一人の若者が立っている。
白っぽいユニフォームのようなものを着ている。目深に野球帽を被っており顔はよく見えないが、
どうやら髭をたくわえているようだ。そして片手にバットを持ち、じっとカッスを見つめている… 
「もう私が終わらせるしかないのだ」とカッスに告げ、バットを構える若者。
「おいおい暴漢か。キンタマなら私だがお金ならラミレs」若者のフルスイングがカッスの言葉を遮った。
真芯で捉えた頭部は高々と舞い上がり上空で破裂、東京の夜空を鮮やかに彩った。
首から上を失ったカッスは四足シャカ走りで逃亡を図るも、三途の川に入水し死亡した。
謎の若者は「これでよかったんだ、これで…」と呟きながら、すうっと消えていったという―