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風吹けば名無し:
―その(ベイスターズ時代の、紅白戦をやっているような)イメージはいつ変わったのでしょうか。
「1試合目が終わってからかな。打てずにアウトになったら、横浜のファンから大歓声があがったりするのが
最初はすごく気になったんですよ。くっそー、とかいろいろな複雑な感情が出てきたんだけど、でも家に帰って
フッとした瞬間に、オレはホークスのファンを喜ばせないといけないなと、気持ちが切り替わったんです。
レフトスタンドでベイスターズを応援している少ない人たちを気にするよりも、オレはホークスを応援しに来てくれる、
もっと多くの人を喜ばせないといけないなというふうに思えるようになってからは、落ち着いてプレーできるようになりましたね。」
―横浜スタジアムでのブーイングはどうでしたか。
内川「されることはある程度覚悟していました。諸先輩方がFAで出ていったあとは、
ああいう反応は起こっていなかった(か)ら、そういう目を僕に向けてくれるというのは、
逆にありがたいなと。黙らしてやろうというと言い過ぎかも知れませんが、これに委縮して負けてしまったら、
相手の思うつぼだなと思っていたんで、なんとかこの球場の雰囲気を変えてやりたいなと思いながらプレーをしていましたね」