わずか4敗で交流戦を制したソフトバンクではFA移籍の内川聖一外野手(28)が激怒する一幕があった。
5月28日、ヤフードームで行われた横浜戦でのことだ。内川にとって昨年まで在籍した古巣との対決。
試合前は横浜関係者と談笑し「成長した姿を見せないとね」と穏やかに話していたが、本番で左翼守備に
就いた際、スタンドの横浜ファンから「どれだけカネが欲しかったんだ!」「育ててもらった恩を忘れやがって!」
など容赦ないやじを飛ばされてプチッとなった。
何とかグラウンドでは平静を装ってプレーを続けたものの、ベンチでは「アッタマ来た。何だろ! あれは!」と激高。
6―5で勝利した試合後もロッカールームで「今日だけは負けられなかった。横浜のファンにはガッカリした」と
声を荒らげた。「いろいろな声が聞こえてきた。覚悟はしてましたけど、実際にあるとね…。
あれでモヤモヤしていたものが晴れた。正直、踏ん切りがついた部分もある。ソフトバンクに来て良かったと
心から思った」と内川は話す。横浜スタジアムでの19日の試合では本塁打を放ち、スタンドの横浜ファンに
向けて拳を突き上げてのガッツポーズ。まさに怒りの一撃だった。
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