巨人小笠原、三十路の坂を駆け下りる

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1風吹けば名無し
ケツを広げて草原を走るダチョウの姿を見てさっそくチンコタックルしようとした巨人小笠原選手(37)。
しかし無常にも酷使を続けた彼の身体に一つの異変。彼のイカレチンポはもう勃たなかった。
それを見たファンは失望し、次々と彼のそばを離れていった。
彼は今、試合中のロッカールームにいる。場内の歓声を伝えるテレビを注視していた。
瞼の裏に浮かぶのは「死ね」「最低」「被爆しろ」の熱い声援と彼を取り巻くファンの姿。
しかしその声は今、澤村や長野といった若きG戦士たちに向けられている。
ロッカールームの扉から、カッスの泣き咽ぶ声が聞こえ、やがてその声が聞こえなくなった。
その扉を開く人物がいた。「カッス!代打だ、今すぐ準備しろ!」
大正義原は椅子にうつむくカッスを見て顔をしかめたが、近寄るとその顔は驚きに変わった。
「し、死んでいる・・・」
打てなくなったキンタマの事を思い出す人は誰も無く、今も一人の闘将の裏庭にアイスの棒で作られた墓が密やかに立っている。
なお明日にもその明日にも間に合わないもよう。