巨人小笠原、信仰の対象になる

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1風吹けば名無し
スポーツ部長の男は考えた。先生はもう長くない。彼の亡き跡、彼に取って代わるカリスマが必要だろう。
そう思った矢先、男が目にしたのは電線で緊縛プレイに興じる畜生(37)だった。
男は偶然持ち歩いていた水風船を投げると、アヘ顔の畜生に命中、絶頂、射精、感電死。
しかし何事もなかったかのように次の試合に間に合った巨人小笠原を見て、彼の思考はとんでもない方向へと向かってしまう。
キンタマ信仰。男は戦慄した。それは自分の信仰心が異端を選んでしまったことへの戦慄ではない。
死という概念を来世ではなく現世で超越する存在に出会ってしまったことへの戦慄である。来世で救われても、現世の自分は救われない。
男が畜生の道を選ぶ決意をしたとき、キンタマは警官に尋問されていた。
司法的な手順を省いてその場で死刑執行される巨人小笠原を目にした男は、当然の如く自分を恥じた。
気の迷いが生じるのは自分の信心が足りない証。その夜の男の折伏は、普段よりも熱が入っていたと八木は後に振り返った。
この件に関し大正義原監督は「カッスが死んでも生き返るのは、前世でよっぽどの善行を積んだからだろうね(ニッコリ」とコメント。
なお次の試合には間に合う模様。