環境省のブラックリストに掲載され、絶滅したとみられていた東京都の水道橋の固有種「カッス」が、
五反田のホテルで生存していたことが、大正義大学の原辰徳教授(亀類学)らの調査で分かった。
カッスの生息確認は9800年ぶり。ブラックリストに絶滅種として記載されたぐう畜が再発見されたのは初めて。
カッスはヒゲ科のぐう畜魚。チン長は最大で約33.4センチで、4億3000万円の繁殖用の高級魚として知られていた。
昭和10年代、毎日の自家発電のやりすぎで強酸性の精液が流入し、湖水が酸精化したため死滅。
そのまま絶滅したと考えられていた。
五反田で確認された個体はカッスとエラや消化器官の形が一致し、遺伝子解析でも同種と裏付けられた。
五反田は、2000年代に、モナの卵を放した経緯があるという。
発見のきっかけは、原教授の知人で東京ヤクルトスワローズの投手「さかなクン」にカッスの打席を
抑えることを依頼したこと。参考に近縁種の北海道のヒメネスを取り寄せた際、特徴の違うぐう畜が届き、原教授らが
今年3月ごろから調べたところ、カッスの死亡が判明した。なおキャンプには間に合う模様。
http://sankei.jp.msn.com/science/science/101215/scn1012151217001-n1.htm