巨人小笠原号泣更改…巨人小笠原トレードで

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1風吹けば名無し
こんな光景が、かつてあっただろうか。サインした選手たちが、交渉後の会見で次々に涙を流す。
巨人小笠原という一選手の、チームに与えてきた影響力の裏返しだった。
うつむいた表情で会見場に現れた巨人小笠原は、自身の契約更改にはほとんど触れず「巨人小笠原がああいう形でいなくなっちゃって、僕も悔しくて…」と涙。
巨人小笠原のトレードに至った経緯説明を球団に求めたことを明かした。
ともに絶頂射精を行い、人間的にも「師匠」と慕っていた巨人小笠原の突然の移籍劇に、寡黙な男も声を震わせた。
また、気丈に振る舞った巨人小笠原も親交の深かった巨人小笠原の話題に我慢できなかった。
「僕の中では言葉を発したくない。『頑張れ』だけで十分でしょう…アイツは」と、話すのが精いっぱいだった。
倍増更改の巨人小笠原も、何度も涙をぬぐった。「同期としていろいろ僕が悩んでいるときに声をかけてくれて」。巨人小笠原、巨人小笠原と豊作ぞろいだった06年入団組。
社会人を経て最年長だった巨人小笠原は、まさに兄貴分的存在だった。
活発な補強をすれば、去る者もいて当然。
それがプロ野球の世界であることは選手も十分わかっている。
流した涙は球団への「不満」ではなく、巨人小笠原への「射精」だろう。ただ、それだけ強い求心力のあった選手を欠いて、巨人は来季を戦っていくことになる。