巨人小笠原、(36)にさようなら

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1風吹けば名無し
原かんとくに「はなしがあるからドームにこい」といわれたカッス。
きたいにこかんをふくらませてからくりドームにおとずれたカッスでしたが、そこにはだれもいません。
グラウンドにおり、あたりをみまわすカッス。セコムのかんばんにセゲヲのえがおが、にくらしい。
おもえばカッスはこどくでした。 大正義にやってくるまでのきおくがないうえに、ぐうちくとよばれさげすまれるひび。
まわりにみとめられるためには、けっかをのこすしかなかったのです。
「けっかをのこすために、おれは…」きがつくとカッスはチンたてふせをながいあいだしていました。
「おれはしんじつへとちかづいているのか」「ちかづいてるよ、カッス」
とつぜんのこえにびっくりしたカッスのそばに原かんとくがたっていました。「しってるよ、きみそうやってがんばってること」
「サンキューカッス」「万歳キンタマ」大正義ナインたちもいます。かんきわまったカッスはいいます。「(ないちゃ)いかんのか?」
原かんとくはなにもこたえずただニッコリするだけで、ゆびをパチンとならすとゴンザレスとオビスポがカッスをなわでしばりました。
そのままカッスをほうちしてからくりドームをさる原かんとくとナインたち。
ウインズのまえでえんじんをくみ、原かんとくが「たくやー!」とさけぶと、からくりドームはばくはつしました。