巨人小笠原、備中高松城を攻撃

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1風吹けば名無し
天正十年三月。高松城には清水肩次意衛門隆行を大将とし、毛利方の三千名余が篭城していた。
低湿地に築かれたこの沼城は見た目よりはるかに堅牢で、包囲する羽柴秀吉軍をよせつけず抵抗。
いっぽう秀吉は、頼みにしていた軍師の黒田哲兵衛と議論を重ね、作戦について頭を悩ませていた。
ここに「案がある」と現れたのが、齢三十六になる畜生である。
巨人小笠原は「新山の付属物め」「二軍の用具係」などと口汚くののしりながら棍棒をフルスイング。
春空に舞い上がった黒田の頭部は風に乗って高松城右中間最前列に飛びこみ、反撃の狼煙となった。
さらに畜生は、九千八百万石という莫大な財力を活かして堤防を築くと、小高い丘からとうとうと射精。
高松城は流れ込んだ大量の精液によって白い海に佇む孤城と化し、水と食糧が枯渇する事態に。
この飢えと渇きと異臭のなかで溺死する地獄には毛利軍もかなわず、清水が精液に浮かぶ小舟に乗り、
責任をとって全裸で脱糞、放尿、切腹しながら尻文字で辞世の句を詠んだところでコールド試合となった。
原監督は快勝にも気を引き締めてCSをにらみ、「無性に補強がしたくなった」とひとこと。
なお巨人小笠原は腎虚で討死にしてカリ首をとらせたが、邪魔崎の戦いには間にあうもよう。