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風吹けば名無し:
時は西暦20XX年。遅れてやってきた恐怖の大王、隕石ニオカ(直径9800km)が地球に大接近しているという一報が、大正義日本テレビのニュース番組で報じられた。
迎えた世界最後の日、ある者は家族と過ごし、ある物はブログを更新し、ある者は真中中央を併殺し、などと全ての人類は思い思いに最後の1日を過ごしていた。そう、あの男を除いては…
人類、いや、地球の危機に、立ち上がった唯一の男。そう、それが稀代のぐう畜巨人小笠原である。今まで数々のぐう畜行動を行ってきたこの男も、流石に人類の危機には思うものがあったのだろう。
謎の頭痛に襲われながらも、隕石の着弾予想地点に颯爽と向かうと、必殺絶頂射精や自らのキンタマを直径9800kmに肥大させるなどして、ニオカに立ち向かう同容疑者。
しかし及ばない。ニオカは去らない。もう駄目なのか。そう誰もが思った。その瞬間、巨人小笠原は爆発、死亡。謎の紳士風の男が爆発地点に表れた。そして、痛烈、一閃。ニオカは遥か彼方に消えていった。
人々が彼に深い、深い感謝を伝えようとした時、もう彼の姿は無かったという。
この件に関して大正義巨人軍原監督は『また1から投薬だね(ガッカリ』と謎のコメントを残している。なお巨人小笠原はその後突如東京にて発見され、明日の試合には間に合う模様。