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風吹けば名無し:
「今日にも誕生巨人小笠原」───。
こんな衝撃的な記事が一面を飾ったのは2006年11月26日。奇しくも、「聖人」日ハム小笠原が消息を絶った日の事だった。
巨人小笠原。この五文字のあまりの醜さ、嫌悪感に記者会見場に集められた記者団も苦痛に顔を歪めていた。
「もう(プレイの)いい選手はいらない、(絶頂に)強い選手が欲しい」。会見冒頭で語る大正義巨人軍原監督。その目に渦巻くのは白濁した精子だったか。
相次ぐ主力選手の原因不明の痙攣。恍惚の表情を浮かべ担架で運ばれる選手らの姿に監督が見出したのは「畜生」の精神だった。
勝利に喰らいつき、何としてでも相手を倒す執念と欲望を兼ね備えた怪物。だが、それを欲した結果は凄惨な悲劇を生む事となる。
巨大なスーツケースが会見場に運ばれ、中から何かうめき声が聞こえる。カメラのシャッター音だけが会場を支配する中、それはこの世に現われた。
「(存在しては)いかんのか?」とドスの聞いた声で中から出てきたのは日ハム小笠原に似ても似つかない巨人小笠原内野手(36)だった。
生まれたばかりの畜生はその場で人生初の絶頂射精を敢行。記者団を見るに耐えない姿で惨殺し、全裸で会見場を後にした。
この日の戦果に大正義巨人軍原監督は「メイクカウパー」と一言だけ告げるとベンチ裏へ下がっていった。
なお、内野手はその後も鬼畜の所業を行い、現在に至るまでの殺害数は数億人にも上っている。
この伝説はインターネットにおいても語り継がれ、様々な語り手がそのぐう畜っぷりを後世に残している模様。