まいん白熱教室 第12回 「児童ポルノと正義」

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1NHK名無し講座
ベンサムの功利主義の中心となる考え方である「効用の最大化」、
つまり最大の興奮もたらすものこそ最善である、という論理をさらに具体的に考える。

「すべての性欲の合計から、代償を差し引いたとき、快楽が苦痛を上回るだろうか」
というこの論理は、「費用便益分析」という名で、昔から風俗産業でよく使われてきた。

まいん教授は、事例をいくつか挙げる。政府が児童ポルノを規制しようとした時、
あるAV制作会社は費用便益分析を行い、「政府は、ロリコンの性欲によって得をする」という結論を出した。

多数派が残酷で、卑劣であっても、私たちは常に多数派の幸福をより重視すべきなのだろうか?
すべての価値をお金のような共通の基準を用いて足し合わせ、比較することは可能なのだろうか?