広島がチーム補強策の一つに、フリーエージェント(FA)選手の獲得を加えて動き始めた。FA選手の
獲得に伴う補償制度の昨年の改正がきっかけとなった。FA市場にはこれまで無関心だったが、今季
からは参入する可能性が高まっている。
球団は昨季、左腕投手強化のため、FA権を取得した複数の投手の調査に乗り出した。11月に日本ハ
ムからFA宣言した藤井秀悟投手の獲得調査に動いたが、本人の強い在京志望などがあったため、正
式表明は断念した。鈴木清明球団本部長は「今後はFA選手の獲得も選択肢の一つ」と明かした。
広島が狙うのは葛城などCランクのFA選手で、チームの弱点を補強する役割を期待する。年俸は4千万〜7千万
円クラスか。一方で、高額な年俸条件提示などで獲得を競い合うマネーゲームには、今後も加わらないという。
http://www.chugoku-np.co.jp/Carp/Cw200912050069.html