【NASA-TV】宇宙実況規制避難所★90【JAXA ISS】
大変遅くなってすんますん。
大してメモとか取ってない上に時間が経ってしまって、記憶違いや抜けがあるのは勘弁してください。
もう2週間経過してしまって、だんだん記憶がぼやけてきているので一生懸命思い出しながら書きました。
せっかくの応援イベントなので、ただの講演のレポというよりは全体のルポ的な感じにしたいと思って書きましたが、
詰め込んだ分読みづらくなってるかも知れません。
当日博物館の地下に降りると受付の机が置いてあって、大月先生が受け付けをしてくれた。
記念品はあかつきポストカードで、同時に「出席カード」も渡される。
「おー、出席取るんだぁ」と言ったら「ラジオ体操を参考につくってみました!」とのこと。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3336108.jpg.html 開始前の受付はこんな感じ。
会場にいたのは博物館やISASのスタッフの方含めて一番多いときで70名弱くらいかな?
最初に博物館の担当の方からの紹介で、今日の首謀者の一人w大月先生からまずひとこといただきます。
とのことで大月先生にマイクが。
「いつも応援してくださってるみなさんと何か交流の場を持ちたいと言うことで今日のイベントを企画してみた。
最初に佐藤先生に一時間くらいお話いただいて、あとは佐藤先生を囲んで質問とか自由にやっていけたらと思っている。
特別公開では混んでいたけど、後ろにあかつきのパネルやコーナーをそのまま持ってきたし、90気圧実験も特別公開では
小さなお子さま中心で見れなかったという大きなお友達、もちろん小さな子も近くでいっぱい見ていって欲しい。
これからも2ヶ月に一回くらいのペースで開催したいと思っている。だから出席カードなんかも作ってみた。
後先あまり考えずに枠が20個もあるから頑張る!次出席するときも是非持って来てください。
あと希望者はこのあとどこかのお店でお茶飲みながらのお話の席も用意するので希望者は参加用紙に記入してください。」
ここでマイクが博物館の方に戻り、「では最初は佐藤先生から『金星について』のお話があるようです」
というと、佐藤先生が首を傾げる。「あれ・・・違うんですかね?Wまぁあのまず一時間の講演になります。」
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3336113.jpg.html あかつきうちわを持ってポーズをとる佐藤先生(視線の先にはカメラを構えた子どもさんがいます)
ここから佐藤先生の講演
そもそも一時間話してほしいと聞いたのは2,3日前なんですよ。大月先生が企画ということで座ってふむふむと
頷いていればいいのかなぁ、と思っていたら、直前になって一時間話して欲しいと。あら準備しないといけないのね、
ということで(大月先生「えへへへへへ」と笑ってごまかす。)
いつもなら15分で話す話をどうやって一時間に内容に伸ばすか、というのが今日の課題です(会場笑い)
毎日暑い日が続いてるということで、今日のテーマは”「暑い夏」スペシャル企画 「熱とたたかう」金星探査”
少しでも涼しくということでスライドにもアイスの「白くま」と「ガリガリ君」が。ネットで拾った画像なので
あまり褒められたものではありませんが、とは佐藤先生の弁。
暑いとき皆さんはどうするか、「風」を利用して涼みますね。客席の方のように扇子を使う人もいるし、私はうちわを使います。
(佐藤先生は昨年の特別公開のときにファンからもらった「あかつき日本の底力うちわ」を持参していました。)
パソコンの冷却ファンなんかも風を利用してパソコンの熱を発散している。たまに夏だと熱暴走するパソコンもありますが。
あと人間が扇いで涼しいのは風の効果だけじゃない。人間の体からは汗として水分が出ていて、
この水分が蒸発するときに1g当たり600calものエネルギーを使うのでその気化の効果で涼しく感じるのです。水分の蒸発エネルギーはすごいんです。
しかし宇宙では空気がないので風は使えません。ではどうするのか、その暑さをしのぐキーワードが「放射」。
みなさんの中で放射を知らない人〜ノシ。と言われたら誰も手を上げない。では説明していただきましょう〜。
というと一斉に下を向く。(お約束のように)
衛星は受けた熱を外に放射することで温度管理をしている。
物質は熱を持っている限りどんなものでも放射を行っている。放射ゼロの状態が絶対零度になる。
絶対零度に達していない限り、物質は必ず放射を行っているので、宇宙にいる衛星も放射をおこなうことで調節できるのです。
衛星の表面はピカピカしたシートで覆われていますが、これが熱を放射する仕組みなのです。
次のスライドにすると、オリンピックの男子アーチェリー個人(日本が銀メダルを取った)の表彰式の写真がw。
「ここに使ってる写真はつい数日前のオリンピックの写真です。メダリストも金や銀を持ってますが、
あかつきの表面もよくみると金色と銀色に覆われています。(舞台袖にあるあかつき等身大パネルを指し示す)
この金色と銀色は両方ともあかつきの温度を制御するためのものなのですが、なんで銀色と金色の2色があるのでしょうか。
では、大月先生、なんで金色と銀色があるのか説明してください。とここでいきなり大月先生に無茶ブリ。
大月先生答えるも、「実はよくわかってないですねぇ」と言われ「えへへへへへ・・・」
金色のところはMLI(Multi Layer Insulation )、銀色のところはOSR(Optical Solar Reflector )と
それぞれに名称がついていて、役割が違います。
ここであかつき組み立ての現場に私(佐藤先生)が潜入して撮影した映像を見て見ましょう。
と、佐藤先生の講演では定番の2010年のあかつき組み立て動画を見ながらあかつきの簡単な構造の説明や
金色の部分、銀色の部分が点在していること。面によって金と銀に偏りがあること、銀色が多い面と金色が多い面には
それぞれに役割があることなどを説明。銀色の部分は表面がつるつるしているため、撮影者が写りこんでしまいますw
などと笑いを取りながら、質感に違いがあることも説明してくれる。(金の部分は幕なのでシャクシャだからね)
銀色の部分は表面はガラス、その裏に銀色を蒸着させている。
金でも銀でも光は反射するけれど、実は赤外線の通し方が違うのです。赤外線で見ると銀色の面は黒く見える。
つまり、銀色の面では光が銀色で反射するけれど、赤外線に対しては黒色で熱を放射するという意味がある。
だから、衛星の中で特に熱を持って欲しくないところに銀色が使われている。そして銀色の面はあまり太陽に向けないように
衛星を動かして、熱の放射をメインに行うようになっている。そして金色の面がむしろ保温の役割もしている。
温度が下がり過ぎないようにしてほしいところは金色で覆って、熱の放射を防いでいる。
だから逆に金色の多い面は太陽の方をたくさん向くように設計されていて、保温が必要な装置はそちらの面に行くように設計してある。
金星の太陽エネルギーは地球の2倍。だからあかつきは細かく分析された上で金と銀を説妙のバランスで配置することで
温度管理を出来るように設計されている。
(ここで別の銀色がメインの衛星のイラストが登場。)
「ではこの衛星はどこに探査に行く衛星だか分かりますか?」
会場、ゴニョゴニョ…
「はい、もうすこし大きな声で」
会場「・・・水星」
そうですね、さすがここいいる方たちはもうお分かりですね、水星です。(ベピ・コロンボのイラストでした。)
水星の受ける太陽エネルギーは地球のなんと10倍。だから水星に行く衛星が保温よりも放出が大切なので銀色ばかりの衛星になるのですね。
このあと、各カメラの熱対策についてのお話。
佐藤先生が開発を担当されたIR2カメラの実物大模型を示しながらの説明です。
カメラの熱を衛星の外に効率的に放出するために、AlBeMet材を用いた大型の放熱板が衛星の外側に向くように設置されている。
その銀色の放熱板を通じて熱が効率良く外に逃げるようにしていて、カメラを保護している。
AlBeMetは非常に高価!アルミだと「ん万円」のものがAlBeMetを使用すると「ん千万円」に!
だけどアルミより軽いし熱伝導率もよく、あかつきには最適な素材なのでつかっている。
さらに軽量化をするために放熱板の内部をハニカム構造にしている。大きな一枚板の方が放射の効率はいいのだけれど、
そうするとすごい重くなる。軽量化と熱放出効率は相対するものなので、両立させるのは大変だった。
ハニカム構造にすると軽くなるが、接続する部分など熱の通り道が細くなっていると放射しづらくなってしまうから、
構造には非常に苦労した。同時に軽量化とカメラの強度を両立させるのも難しい課題だった。
自分のカメラばかり説明していると他のカメラの担当の方から文句が出そうなのでwということで、
あかつきに搭載されているその他の観測装置の責任者の先生方のご説明もビデオで登場。
それぞれにカメラの説明の中で、佐藤先生が放射に関わる部分に補足説明を入れてくださる。
丁度IR1を先生が解説されてるうしろに昔(ビデオを撮影した2009年当時かな?)に作られていたフードの模型があって、
こんなに大きなものがここまで小さくなりました。と説明してくれた。
当初は3つの部分を繋ぎ合わせたような40〜50センチくらいある長さのもの(先のでっかい望遠鏡みたいな形)が、
最終的に使われた箱型遮光フードになったということでした。
IR1とIR2のカメラについてるフードは赤外線を防いで、夜側をキレイに撮影するためのもので、
そのためにカメラに対しては大きなサイズのフードがついているとのこと。
ここでカメラを取り付けている際のあかつき組み立て映像の動画へ。
カメラが衛星の側面に張り付くように設置されているのがよくわかる。さらにカメラの取り付けの時には、
カメラの熱を衛星の本体に伝えやすくするためのサーマルグリスが塗られている様子も。
また、バッテリーなど保温が大切な部分は衛星の内側にあって個別にMLIに覆われている点補足説明もあり。
さて、ここからは初公開になる内緒の話です。IR2カメラ(佐藤先生の担当カメラ)の開発秘話、ならぬ
開発秘(悲)話です。2009年春、カメラのピント合わせの作業をしていたときのこと。
カメラを実際使用する環境に合わせてピントを合わせるため、ピントを合わせてはカメラを低温状態にして動作確認し、
また常温に戻して再調整、さらに真空・低温にして確認し・・・を繰り返していたとのこと。
そしてそろそろピントが合ってきたかなぁと思っていたある日、突然画像が乱れて壊れてしまった。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3336125.jpg.html カメラが悲鳴を上げたらしい。
どこか接触不良でも起こったかなぁと思って、取り出して分解してみてビックリ。
ハンダ付けのようにして止めてある部分の丈夫なセラミックそのものが完全に剥離していた。
冷却により素材の縮む速度が均一でないため、何度も冷却・加熱を繰り返すことで金属の疲労剥離のようなことが起こってしまった。
これほどのことが起こるとは思っていなかったので、驚いた。しかし最終的にはその経験も踏まえて、
温度変化による劣化が起こらないように改良することで対処したので、今のあかつきのカメラは大丈夫、とのことでした。
この写真は実際すごかった。専門家でも想定外にこんなことになるんだなぁ、と開発の大変さを実感しました。
内緒?ではないとは思うけど、そこのスライドは一応出すのを遠慮してみた・・・。
では、最後になりますが、今日の講演のテーマは「金星について」だとのことだったので、金星についても少し触れて起きます。(金星についてのビデオの紹介)
金星は地表に降り立つと460℃の世界で90気圧ある炭酸ガスの大気に覆われている。
この中で、スキューバダイビングをしたことある人いますかー?との問いに、手を上げた人一名。
「・・・みなさん、もっと人生を楽しんでください!」(会場笑い)
水深10mでは気圧はどのくらいになるか、との質問に2倍と返答。その通りで地球でも水中に行けば気圧は上がるが、金星では地上で90気圧。
昔聞いた話ですが、ピザを焼く石釜の温度は大体460℃くらいなのだそうです。だから生のピザを持って金星に行くと、
それだけで丁度良いピザが食べられるということになります(いや、その前に命がないと思うw)。それくらい金星の表面は熱いのです。
さらに大気は地面の60倍の速さで回転しています。雲の高さでは秒速100mという猛烈な風が吹いているのです。
今日の話の最初に「熱」と「風」についてお話したけれど、金星の特徴も同じ「熱」と「風」というキーワードで表わせるのです。
最後にあかつきの今後の予定について少しお話します。(ここであかつきが今飛んでる軌道の動画の紹介)
同じコースを回ってるだけのようですが、そのうち周回遅れの金星が追い付いてきます。
そうやって2015年に再接近するまで、予定よりも太陽に近づく軌道を回り続ける予定です。
ここのイラスト(サングラスあかつきくん)ではパラソル挿してチチ(ココナツカクテル)も飲んでますが、
実際にはこうした日よけはありませんし、おいしい飲み物を持ってきてくれる人もいません。
これはあかつきくんの夢の世界なのか知れませんが実際は一人で熱に耐えながら頑張るしかないのです。
もっとも、このような日陰があってもこの2枚(パドル)は傘の外に出して太陽に当てておかないといけませんがねw
これで、15分の講演をなんとか一時間に延ばせたと思います。
今日のキーワードは「風と熱」「放射」「金と銀の黄金比」の3つですね。
これを是非覚えて帰ってください。
以上、佐藤先生の講演の概要でした。佐藤先生の講演は何回か参加してるけど、先生撮影の秘蔵動画がいつもいっぱい出てきます。
このあと、90気圧実験の準備もあるので15分ほど休憩。
その後は気圧の実験や佐藤先生を囲んで好きに質問などしていただきます。との説明で休憩にはいる。
実際には90気圧実験の周りにも人が集まってきたので、準備出来次第実験開始、さらに会場の後ろでは
質問に答えてあかつきのパネルの説明を始めた大月先生の周りに大きな輪が出来てしまって、
休憩しつつもそのまま流れで第2部開始のような感じでした。
このあとしばらく自分は大月先生の説明も聞きながら90気圧実験の方にも行ってみたりしてたので、
細かい話の内容についてはレポできません。
大月先生はパネルを前にあかつき打ち上げの時の状況から軌道投入失敗、そして現在の様子まで概要を順番に説明してました。
外のホールでは90気圧実験。イベントの客席にうづまき博士が一般?客として参加してたんだけど、
実験のところでは色々質問に答えたり、補足情報をしてくれたりして参加されてました。
あと、実験の方でいつもやるカップの実験だけじゃなくて、風船(あれ参加者が持ってきたものなのかな?)など
新しい素材の実験を行おうということになったようなのですが、どうやら空気の入った風船を沈めたいのに
水の入った容器に浮いてしまうということで、どうしようかという話に。
そしたら参加者が何か重りをつければいいと提案。重りになるものはあるけど、しかし紐がないなぁ、となる。
するとまた参加者から「糸ならあります〜。」とソーイングセットの糸が出てくる。
えーと、じゃあどうやって切るかな?と思っていると、別の参加者から「ハサミあるよ」とハサミが登場w
まさに全員参加の実験イベントになってました。
当日、相模原博物館に博物館学芸員の実習生が来て、イベントの運営に参加してたのですが
(博物館のブログを書いてるのはこの3人さんですね)大人たちもワイワイ参加する、こんな垣根のないイベントは初めてみたのか、
この人たちはどういう状況なんだろう?という感じで不思議そうにその様子を見てたのが印象的でした。
あと、90気圧に持っていったらどうなるんだろう、という会話の中で、しんかい2000の開発のために
色んなものの加圧実験を行っているという話をうづまき博士がされてましたね、しんかい2000から金星でも大丈夫かとかそんな話も。
そうそう、入り口の受付テーブルにはパペットあかつきくんがずっと置いてあったんだけど、みんなにいじられたり、
JAXA帽子を被せられたりして撮影されまくってた。でも嫌な顔ひとつせずにあの笑顔でずっと応じてたよ(当たり前だけど)
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3336143.jpg.html 大月先生の解説に聞き入る参加者さんといつも笑顔もあかつきくん
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3336145.jpg.html 90気圧実験もかぶりつきで見られます
あと、こういうイベント初めてだったのは参加者のそうだったからなのか、皆さん緊張されたのか、大月先生の説明と
気圧実験に人が集まってしまって、佐藤先生をはじめ他の先生方のところに質問に行く人があまり居りませんでした。
せっかくの先生方が途中は質問待ちになってしまっていたので、次回から参加する人はもっと積極的に行ってもいいと思う。
大月先生の話で自分が特に聞きたいと思ってて、印象に残ったのは次の2点。
・「ひので」と合同で行った太陽観測について。
現在データ解析中。今までにないようなデータは取れてるはずで解析が待たれる。
ともかく太陽はデカイ!ということはよくわかったwが分析もその分大変のよう。
地球の周回軌道から太陽を観測している衛星は結構いるが、あかつきは太陽の直径の1/4くらい近くを通過した。
この辺の軌道を探査機が通るのはかなり珍しいことで、こんなデータは今までにないもの。
太陽から出たばかりのコロナの観測というのは今まで日本だけでなく、誰もしていなかったはず。
なのでこれに味をしめてww次回もいいタイミングがあえば太陽の観測も狙っていく予定。
12月9日に遠ざかりながら撮影した金星の写真の成果について。
これについてはもう論文も発表されている。
金星の雲の状態について、あの波長での撮影は世界初のもので、初めての研究成果がちゃんと出せた。
そのときの金星の映像が、当初紹介されたものと後から公開したもの(両方が別のパネルにそれぞれある)では、
画像の鮮明さに違いがあるけれど、別に画像に細工したりした訳ではないので安心して!Ww
実は、あかつきはそのとき連続写真のように大量の写真を撮影して、その写真を重ね合わせることで一枚の画像として使用している。
しかし、実際に重ね合わせてみると、思ったよりボケた画像になってしまっていることが分かった。
なので、その原因を分析してみたら、あかつきが撮影を行うとき、予定より無理な姿勢で撮影していることがあって、
その分画像にズレなどが生じているのでそのまま重ねるとボケることが判明した。
だから、元の連続写真一枚一枚を重ねる前に、全部あかつきの姿勢を検討して補正した上で、
もう一度重ね合わせたらよりシャープな画にすることが出来たとのことでした。
あと、パネルの中の「あかつきギャラリー総合試験」というやつはあかつきの組み立てや試験の最中の画像を並べて解説したものに、
あかつきくんのイラストも豊富に入っていて、あかつきファンには堪らないものなんだけど、さらによくみると「打ち上げまで○○日」とか
いうカウントダウンの日付が入ってるものなどもあって、これは打ち上げ日時を公表していない開発当時は
公開できない写真だったため、この中には他ではあまり公になってないお宝な写真も混じってるらしい。
次機会があったらそういうのもよく見てみると楽しいかも。
そんなこんなしているうちに、3時に。
せっかくだから参加者全員で記念撮影しましょう、ということで、机を移動してみんなで集合することに。
あかつきにも入ってもらおうと、あかつき等身大パネルもみんなの後ろに移動。
「あかつき通りますよー!道開けてー」などと言いながらパネルを貼ったホワイトボードを運んで、
大月先生いわく「あかつき運搬の気分もちょっと味わってもらって」全員で記念撮影を行いました。
結構人数がいたので画面に入らないだの、カメラの使い方がよくわからないだの、結構大騒ぎにw
それでもなんとか整列して、掛け声どうしよう?という話に。
「あかつきーーー!」にしようか?と話してるとどなたかが「プラネットC−−−!」がいいのでは?と発言。それいいねー!
ということになったのですが、博物館のカメラとJAXA側のカメラ、撮影者も一緒に写りたいということで、
2台のカメラがタイマーで作動することにしたため、いつシャッターが来るのかよくわからず、みんな「はいはいくるよーー!!」
みたいな声かけになってしまってwそれでも和やかな雰囲気で撮影終了。
塗り絵や結構マニアックなあかつきカメラスタンプも持っていって下さいね、という話からスレでも話題になった
上級者向けあかつきペーパークラフトの話題に。
去年佐藤先生が浜松で講演を行った際に「これあげます」と貰ったものだそうです。
その後、ちゃんと図面を起こしてくれて、あかつきファンの方や勉強に使っていただけるならということで公式のサイトの方にも
上げることに。手書きの組み立て説明書も製作者ご本人が書いてくれたものそのままだそうで、一切手は加えていないとのことでした。
参考にした映像が組み立て中のもので、保護シールのはがし忘れを防止するためにその時点で貼ってあった
カメラ面の赤いシールまでちゃんと再現してあるものすごい精密なものだそう。
製作者からの助言としては、本体とパドルは厚めの紙を使った方がいいけど、細かい場所は薄い紙でやって下さい。でないと折れないから。だそう。
特別公開のときも「根性のある人にだけ」ということで配ったのですが、みなさん結構「頑張ります!」と
言ってもらっていってくれて、すごいやる気を感じたそうです。
実際会場に、昨日から18時間で作ったという女性の方がいらっしゃってて、大月先生がその写真を見ながら感心しきりでした。
講演開始前、大月先生が「すごい人がいました!」と佐藤先生に紹介してたところ、その方、佐藤先生に
「せっかくだからオリンピック見ましょうよw」と言われて「見ながら作りましたよぉー」と反論されていたのが面白かったですねw聞こえてしまった。
3時半でちょっと早いですが、一旦お開きにしましょう。と。博物館の方が「では大月先生締めてください」というと、
「締めると言われるとこれしか思いつかないのですが〜」ということで、全員で一本締めをして一次会終了。
2次会は結局予想より多い30名近くの参加になったようで、大月先生があかつきくんパペットを掲げるのを目印にそのまま移動開始。
残ったスタッフの方は片付けなどを開始し、2次会参加しない人はそれぞれにパネルを見たり残った質問をしたりしながら、
スタッフの方に挨拶して順次散会という形になりました。
以上自分の記憶にあるイベントの流れはこんな感じでした。人によって印象とか違うかもしれないけど、
一参加者のルポということで参考にしていただければ嬉しい。
あとおまけに最後に写真一枚。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3336150.jpg.html 「あかつきくんがみんなを引き連れて、信号を渡る。」という珍しいシーンを激写
最後にあんまり関係ないけど、思いだしたので。
しんかい2000さんは先月から、新江ノ島水族館で常設展示の人生を歩み始めているので、
今はJAMSTECの倉庫にはもう眠ってないよ。近いうちに見に行きたいと思ってるんだけどね。
以上になります。なぜかID代わりまくって連投できた・・・
よく分からないけどラッキー