【NASA-TV】宇宙実況規制避難所★40【JAXA ISS】
今日のBS朝日 『お昼のNews Access』
〜はやぶさ”極秘情報小惑星探査機の今後とウラ話〜
下平:6月に7年半の旅を終え、地球に帰ってきた惑星探査機「はやぶさ」。
数々の困難を乗り越え、カプセルだけを残し宇宙に消えていったその姿が
共感を呼び、今はやぶさブームが起こっています。
(再突入、川口PMの会見、カプセル回収、相模原・オアゾの行列、見学者のインタビュー
などの映像が流れる中)
ナレーション
小惑星探査機「はやぶさ」が60億キロの旅を終え、7年半ぶりに地球に帰ってきた。
一時は行方不明になるなど、数々のトラブルを乗り越えての帰還だ。
「はやぶさ」自体は大気圏で燃え尽きたが、小惑星イトカワの物質が
入っている可能性のあるカプセルは、無事オーストラリア南部に落下した。
その後の調査でカプセルには複数の小さな粒子が見つかった。
小惑星の砂や石を採取できれば世界初で、分析すれば地球誕生の謎の解明に役立つという。
この快挙に全国で「はやぶさ」フィーバーが巻き起こった。
「はやぶさ」のカプセル展示会には連日大勢の見学者が詰め掛けた。
夏休みも重なって展示会場に数時間待ちの長蛇の列が出来るところもあった。
今回展示されたのは、カプセル本体のほか1万度の高温からカプセルを守った
シールドとパラシュートだ。
カプセルは今後も全国各地で展示され、「はやぶさ」人気は当分の間続きそうだ。
しかし、この「はやぶさ」人気の影で日本の宇宙政策に重大な問題が起きている。
それをスタジオで検証する。
下平:この宇宙でひとり働いたそのひたむきな姿と、カプセルが帰ってきたと、
これで大変なブームになってますよね。
村田:あれ、よく聞くでしょ。「勇気をもらった」とか、「挫けない心」とか、ねえ。
なんだか、こういろんな、いいことがですね、その「はやぶさ」に詰まってたような、
すごく美しいストーリーが出来てて日本中がそれに酔っちゃってる状況ですよね。
まあ、だけどそろそろ頭を冷やしてですね、、冷静に考えてもいいんじゃないかと。
ちょっとこう、「はやぶさ」ファンにとってはびっくりするような裏話をお届けしようと思います。
下平:なるほど。
村田:それはですね、政府には宇宙開発戦略本部というのがあって、そこに専門家のですね、
科学者の人たちも参加して意見を述べたりしてたりするんですけども。
その中の方々の意見なんですね、今度紹介するのは、
まずそのひとつ、このはやぶさのカプセルの中に、6億キロ離れた小惑星イトカワにですね、
60億キロかけてこう回ってたどりついて、持ってきた砂が入っているのかどうかなんですね。
(プラモデルを持って説明)
こちらに今大人気のプラモデルがありますけれども。
まずですね、イトカワという小惑星に当たったのはこちら。(サンプラーホーン)
で、ここで舞い上がった埃とか砂をこのカプセルに、このカプセルですね、わかります?
下平:はい、その光っている銀色の丸いところですか。パチンコ玉みたいな大きさですかね、
今のプラモデルだと。
村田:そうです。ここがカプセルでこれだけが戻ってきたんわけです。
で、さらにこの中に砂を閉じ込めた容器がありますので、そちらのVTRを見てみましょうか。
VTR映ります?
(カプセルの説明の映像)
この中にですね、更に密閉できるような、これです。
この中にまわして見ると窓があるんですけど、この中に、恐らくイトカワで採取した、舞い上がった埃とか
、塵みたいな物が入ってるんじゃないかと言われているんです。
これまで、写真が一枚だけ公開されていますけど、それは今JAXAの方が持っていた、銀色の筒の外側にへば
りついていた、ゴミといいますか、塵なんですよ。
だから恐らくはイトカワというよりは、日本から持って行った時に既についていた可能性も高いといわれて
いるわけです。
で、じゃいつになったら中の砂があるかどうかわかるんですかと。
最初は9月の予定だったんですけど、大幅に伸びて12月になっちゃってる。
ほんとに見つけられるのと、まあ、砂は入っていたかもしれないけど、見つける力があるんですかと
いうあたりに今疑問が出てきているわけです。
じゃ、どういう機械でこの砂を見つけるかというと、大きなですね、神奈川県の相模原市というところに
機械がありまして、その写真をご覧いただけますか。
(キュレーション施設の写真)
こういうですね、銀色の管とかパイプとかたくさんついてる中で、もちろん中の空気と外は
遮断されていますから、グローブを使ったりして、繊細に分けていくんですけれども。
これはですね、専門家によると、どうもアポロ計画の時の月の石を分析する時の機械を元に
作ったんじゃないかという意見が出ているわけです。
月の石というのはね、万博とかでも、我々、我々以上の世代の人が見たりしましたけれども。
下平:大阪万博は確か70年。
村田:大きいものですよね。だけど、この「はやぶさ」の中で、「はやぶさ」が持ってきたもの
というのは、さっきの顕微鏡で見るような塵なわけですから、果たしてそれで見えるのかどうか。
下平:ああ、こんなものを分析する為の機械が先ほどのあの装置であって
村田:と言われてます。だからいったい何がおきたんだろうと。
分析するですね、専門家の間で何か上手くいかないことがあったんじゃないか、とも言われている
わけなんです。
そもそもこの「はやぶさ」というのは、イトカワという6億キロ離れたところを、小惑星に向かって飛んで
いってそこから戻ってくるというのが大きな話だったけわけですよ。
だけど、途中で失敗しちゃって、それで連絡が取れなくなっちゃったわけですから、計画はそんなにスムー
ズじゃなかったわけですよね。スムーズに帰ってきたら、これほどの美談にはならなかったけれども、トラ
ブルがあったから美談になった。
だけど、それで日本の技術力の高さが証明されたっていうのはちょっと言い過ぎかなという気もしているわ
けです。
こんなこと言ってるとそれこそツイッターで、あの記者は何?と言われるかもしれません。
下平:でも冷静に考えるとそうですよね。当初の計画からすると、失敗しちゃったということですよね。
村田:そうなんですよ。帰って来たのはいいけれども、ほんとはスムーズにランディングして戻ってくるの
が本来の計画ですから。
そういったことも専門家は言っています。
そうこうしているうちに、政府は「はやぶさ2」、これの後継機の予算を今回、概算要求で出しているわけ
ですよ。それはなぜか、どこに行くのというと、今度はイトカワよりちょっと遠い所に行って
やっぱり同じように塵を持ってきましょうというから、あんまり変わらない計画なんですよね。
何でそういう予算を作っちゃったかというと、もともと、次に行く小惑星はこの辺にありますと、
そこに行くには何年かかって行きますと、そのためにはいつ打ち上げなきゃいけません、
そのためには予算を今年要求しなきゃいけないという。
そこから始まっているので、計画で何をやるかというのが、きちんとは決まっていないわけです。
だからね、そうすると、目的が重要なのか、それとも打ち上げることが重要なのかというあたりが
専門家たちにとっては非常に問題視していて、このままの日本の政策ではいけないんじゃないかと
思っていましてね。
こうした「はやぶさ」に関わった人たちや、色んなこの宇宙惑星探査に関わった科学者たちがこの10日にで
すね、神戸大学で密かに集まって、侃々諤々の議論をやるという事態にまで来ているわけです。その内容は
マスコミには一切公開しないって、最初にですね、お触れに「マスコミの方は来ないで下さい」と書いてあ
りますので。
それだけ科学者たちにとっては、この「はやぶさ」ブームはいいけれども、そのおかげで今後の宇宙政策と
いうのはどうなっているんですかというあたりを非常に心配しているというところなんです。
番組最後の挨拶
ご覧の番組では皆さまからのご意見を募集しています。番組ホームページからお寄せ下さい。
村田さんの「はやぶさ」裏話のぜひ感想も伺いたいですね。
よろしくお願いします。またお目にかかります。
村田ってやつのフルネーム分かる?
420 :
414:2010/09/06(月) 23:58:05.29 ID:mMvtVhv4
長い上に見づらくなってすまん。
最後の下平アナの挨拶とか釣りじゃないかと思えてきた。