その後いかがですか？65

DQN返しで去年の年末辺りに書き込みしたわざわざ冷めたコーヒーを飲んで文句垂れるウトを持ってたものです。
トメさんとウトの離婚が成立しました。
ウトは拒否ってましたが、ウトのトメさんイジメは程度の差こそあれ結婚当初からあったようでした。
退職やコウト君の独立を期に激化したようです。
トメさんもそれまではウトのことを、少し気難しい人程度に思ってただけみたいでした。
旦那とコウト君はウトの痴呆も疑ったようですが、臨機応変にイジメをしてるなど痴呆じゃないんじゃないかと。
それどころか、俺にぐちゃぐちゃ文句を言ったら俺が痴呆になるぞ俺が痴呆になったら困るだろう？とウトが言いだしたり無茶苦茶でした。
最終的に旦那とコウト君とウトが大喧嘩になってそれを見たトメさんが過呼吸になりました。
怒鳴り合いの大喧嘩を思い出してしまうのか、ウトだけじゃなく旦那とコウト君を見ても落ち着かない状態にトメさんがなってしまうので、療養がてらトメさんの故郷にトメさんは帰りました。
今は落ち着いて趣味のお琴を再開してます。
コーヒーにやたらこだわったわけではないのですが、どうしても気になって私もウトと話したりもしました。
「なんでわざわざコーヒーを冷ましたんですか？」
「熱いの飲みたかったんですよね？」
「すぐ飲めばトメさんに文句言わずに済んだのでは？」
「トメさんに文句を言いたかったのですか？」
「なぜ文句を言いたかったのですか？」
「とにかく文句を言いたかったのですか？」
「でも具体的なじゃないと何も解決しませんよ」
「具体的ってコーヒーの文句はウトさんがわざわざ作りだしたものですよね？根本的解決じゃないですよ？」

「文句言いたかっただけ？自分の心の問題は自分で解決しないと、ウトさん」
「俺の勝手じゃないと思いますよ。トメさんに甘えてたんですか？」
「甘えたいのならあんな言い方じゃなく甘えたらいいのに」
「え？甘えじゃない？どっちが偉いか分からせるって？」
「いやどう見ても偉くないでしょう。私、わざわざコーヒー冷ますウトさん見て頭わるーとか思いましたもん」
「バカにするなって。いやいやいや。バカっていうかマヌケでしょう。放置してコーヒー冷めたって」
「放置したら普通冷めますって。本当に分からなかったとかじゃないですよね？」
「はあ、文句がいいたかった、ですか」
「よく分からないけど文句が言いたい人イコール偉い人なんですかね？ウトさんの中では」
「いや、ほんと、コーヒー１０分放置は確実に冷めますよ」
「え？別に冷めたコーヒーでもいい？なら問題無かったじゃないですか」
「うるさいと言われましても、言いたいことがあるならはっきり言えと仰ったので」
「はあ、そう仰るのなら。でもウトさん、コーヒーは早めに飲んだ方がいいですよ」
「二度とコーヒー飲まないって、それは構いませんがカフェイン断ちですか」
「ノンカフェインもあるそうですよ。そうですねそれがいいです。ご自分で淹れるのが一番です」
「コーヒー淹れ方知らないんですか？」
「知ってる？ああ、それは良かったです」
その後幾度か顔を合わす機会があったのですが、
「そう言えばどうしてコーヒー冷ましてからだったんですか？」