遅い盆休みで遊びに行こうとしたら、台風でどこにも行けないので
ちょっと前の修羅場を書いてみます。
兄が転勤になり家の管理を任された。その家はもともと私が育った家。
両親が父の退職後に生まれ故郷の祖父の介護のために戻ったために
兄が一人住んでいたが、転勤になりおはちが回って来たわけです。
通勤時間が増えてしまって疲れて帰ると、門の処に子供がいました。
子供が居ないので歳ははっきり分かりませんが小学生ぐらい。
もう十時なのでびっくりして「何してるの?」と聞きましたら
「お父さんに会いに来た。おばさんはお父さんの新しい奥さん?」
よくわからないのでお父さんの名前はと聞きますとすらすら家の兄の名前を
言います。でも兄に子供はいません。結婚もしたことないです。
歳を聞きますと十一だと言います。兄は見た目はおっさんくさいずんぐりむっくり
ですがまだ二十六です。十五の時の子なんてありえないなと思いながら
何かの間違いじゃないかと色々聞いたのですが、その子はお母さんと二人暮らしで
お父さんはとその子がお腹にいるころに離婚していない。お父さんは兄だと
ずっと聞かされて育って来た。お母さんがお母さんは結婚するからお父さんの
所に行きなさいと言ったので来たと言います。他に身内はいないかと聞きますと
おばあちゃんはいるけどお母さんと喧嘩ばっかしていて怖い人だからそこには
行きたくないと言い張ります。
でも家に入れるわけにはいかないから、送っていくよと言うと泣きだして梃子でも
動かない。お父さんの新しい奥さんは意地悪だと大声で泣き喚くので
困ってしまいました。
そこに向かいの同級生のお母さんが出て来て「あんたAちゃん!何してんの!」
と言ったらちっと舌打ちして逃げて行きました。
Aは近くのアパートのナマボッシーの子供。このあたりの鼻つまみものだそうです。
口がうまくて嘘ばっかりついて人の家に上がり込みご飯を食べさせて貰い
うまくいけば面倒を見てもらおうとする子で、もうこの辺では相手にする家は無い
そうです。私が住み始めたから結婚したとか思ったんじゃない?母親がやらせている
とか噂もあるしまったく!と教えてもらいました。